夜の空って、不思議です。きらめく星や流れ星、稲妻、銀河......。

もっと間近で感じてみたい! そんな衝動に駆られます。東京に住んでいると、壮大な夜空に出会うことはありませんが、まるで手のひらの上に降りてきたような臨場感溢れる夜空の世界を、凝縮して見せてくれる映像があります。それは、2012年のDavid Malin Awards" 動画部門 1 位を獲得した作品「Nocturnal - Scenes of the Southern Night, Western Australia and Chile.」。


Nocturnal - Scenes of the Southern Night, Western Australia and Chile. from Colin Legg on Vimeo.


この映像は、日本とは逆の南半球、西オーストラリアとチリで撮影されたもの。これでもかというくらいに見所が満載なので、時系列にそってご紹介します!


動画の見所

44秒:「2011年クリスマスの大彗星」とも呼ばれ人気を博した、ラブジョイ彗星
48秒:長く尾を引く流星の爆発
54秒:稲光を伴う嵐の雲


上記以外にも、1分10秒からは、丸いフレーム内で立像をバックに星が回転していきます。そして1分19秒からは、なんと5台のカメラを使ってパノラマで撮影した珍しい微速度撮影動画が楽しめます。そんな技術力とモチーフの連係プレーが芸術性を高め、珠玉の作品となりました。

その他、マゼラン雲や、サザンクロスと天の川の共演も見事です! また、パーヌルル国立公園にある奇岩バングル・バングルと、ラピュタの巨人兵のような立像がアボリジニを彷彿とさせ、よりドラマチックな演出になっています。

この計り知れないドラマが溢れる夜空の世界。その神秘を胸に、今日もぐっすり眠れそうです。


Nocturnal - Scenes of the Southern Night, Western Australia and Chile.,The 2012 CWAS AstroFest

(知恵子)

RSS情報:http://www.mylohas.net/2013/05/030001star_lovejoy.html