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春眠暁を覚えず......の季節も過ぎ去り、そろそろ暑さで寝苦しくなる夏がやってきます。そんな時こそ、安眠をこころがけたいものです。
「大の字で寝ている人は心身ともに健康」という言葉を昔から耳にしますが、「中医学的に正確な睡眠姿勢とされるのは、右側を下にして足を軽く曲げ身体がS字になる横向き寝である」と言われています。
正しい寝方はともかくとして、体に不調がある人ほど仰向けで寝ることは難しいとされています。寝る姿勢により、体のどの部分が歪んでいるか、不調のサインをチェックすることができます。
寝方でチェック! カラダのゆがみ・不調のサイン
・「うつ伏せ」で寝ている場合
悪い姿勢が原因で背中の盛り上がり(肩甲骨の出っ張り方)に左右差ができ、仰向けで安定して眠ることが難しくなるため、うつ伏せで寝ている可能性がある。
・「横向き」で寝ている場合
骨盤のゆがみが原因で仰向けで寝ることが難しく、横向きになっている可能性があります。また右半身を下にして寝る人は、胃が弱っているサイン。食べすぎや胃もたれしている時は、右半身を下にして寝ると消化が助けられて楽になるので、無意識にそうなるのかもしれません。
またどの枕にしても、頭を乗せるものではなく「首を乗せる」感覚で使うのが大事。首をしっかり支えないと、首痛や肩こりの原因になることが多いようです。
ちなみに、起立をした状態で、アゴを上げて顔を上に向けるのが難しい場合は、頚椎の湾曲が真っ直ぐになってしまっているストレートネックの可能性があります。その場合は枕を首に乗せて寝るのが難しくなります。
ストレートネックでもなく、きちんと首を乗せて寝ているのに、肩こり、寝違え、眠りが浅いなどある場合は、まずカラダのゆがみを治すことが先決。
姿勢が悪いと首や肩のコリ、眠りが浅くなる以外にも内臓が圧迫されることがあります。中高年になってから、いくらサプリメントを飲んでも効果は限定的。
その前に、整骨院で定期的にチェックするのもアリです。もちろん単なるゆがみチェックでの通院となると、整骨院でも自費扱いになりますが、それでも病気予防の観点から有意義ではないでしょうか。
[姿勢の悪い人の枕の話,ゆがみセルフチェック 解説,骨盤歪みと影響,寝る時の姿勢で歪み知らずに!!,横向き寝よりも仰向け寝]
photo by Thinkstock/Getty Images
(知恵子)
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/05/030079sleep.html