夕方が近づくと「プシュッ、グビ〜ッ、プハーッ!」の時間が待ち遠しい季節になりました。仕事の後に冷たいビールを流しこむ快感は格別です。
今年の夏はフルーツビールを!
ビールはちょっと苦手な人や、いつもとは違うビールが飲みたいなぁという人におすすめなのが、台湾のフルーツビール。フルーツビールといえば、チェリーやベリーを使ったベルギービールが有名ですが、実はフルーツ王国の台湾でも、さまざまな果物を使ったビールがここ数年かなりの人気なのです!
まず種類を見ても、ピーチにパッションフルーツ(龍泉啤酒)、マンゴーにパイナップル、グレープにオレンジ、青りんご、白ぶどう、ライチ(台湾啤酒)と、果物屋さんのような豊富なラインナップ。
「缶チューハイみたいなフレーバーかな」とタカを括って缶を開けると、ビールらしさをしっかり残した控えめな甘さと、気合いの入ったフルーティーな香りに驚かされます。果汁は5%くらい、アルコール度数はだいたい2.5%前後で、お酒が苦手な人でもスイっと飲める軽い口当たりです。
原料には、麦芽以外にお米も使用
台湾のとくに若い人の間では、日本のように毎日晩酌する習慣も少ないために、強いお酒よりもこうした低アルコールのお酒が好まれているのだそう。たしかに暑い環境でお酒を飲み過ぎると、酔いも早いし、いつの間にか酒量が増えてよくありません。また、麦芽とともにお米が原材料なのも台湾ビールの特徴。ある程度飲めば満腹感を感じるので、飲み過ぎなくて済むというところも魅力の一つと言えます。
本来ならば暑い常夏の島でグビ〜ッといくのが、こうしたフルーツビールの一番美味しい飲み方ですが、日本でも楽しむことができます。ご紹介したフルーツビールは台湾のアンテナショップ「台湾物産館」の販売サイト等で取り扱っています。
仕事あがりの美味しい一杯は、台湾のフルーツビールで乾杯!
photo by Thinkstock/Getty Images
(さとう葉)