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寝苦しい夜には、パジャマを! しかも「脱パンツ」でさらに快眠
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寝苦しい夜には、パジャマを! しかも「脱パンツ」でさらに快眠

2013-07-03 22:00

    「あなたって寝相がいいのね~」とよく言われた私。

    そんな自分の上品な眠り方を自慢にしていましたが、睡眠学的には寝相は悪いのが当たり前。寝返りを打つことで床の中の温度と通気を調整し、姿勢を変えて筋肉や骨にかかる圧力を解消しているんです。


    はたして寝相が いいのか わるいのか
    ねむりのイロハカルタより 切り絵:ナカニシカオリ ©ナカニシカオリ スタジオ・ソムニナ


    けれども、寝苦しい夏の夜は悶々と寝返りしすぎて眠れないのも事実。涼しく眠るには寝具や寝室の調整が欠かせません。日本の夏は、なんと言っても「通気性」や「吸湿性」の確保が最重要。それは夜着にも言えます。

    最近は、部屋着で寝てしまう人が多いようですが、やっぱり夜着は断然パジャマが良いのです。だって眠り専用なのだから。とはいえ、パジャマであればなんでもOKというわけにはいきません。では、どんなパジャマを選べばいいかのポイントをご紹介します。


    ・通気性には袖口や首・足首のところが詰まっているものはNG
    ・ウエストはゆるめで、ひも付きが一番
    ・生地はコットンや柔らかい麻が最適
    ・色はパステルカラーで涼しげなもの


    と、このあたりまでは常識かもしれませんが、さらにに重要なポイントをひとつ。それは、


    ・生地を選ぶときは袖に生腕(なまうで)を深く通してみることが大事!


    快眠には、肌触りも重要な要素です。これらを満足させるとお値段ははってしまうでしょう。でも「パジャマなんて誰も見ていないんだから安モンでいいや」はいけません。健康のためには多少の出費は覚悟すべし!


    シルクとコットンを巧みに織り込み、縫い目の処理も完璧な腰紐使用の高級パジャマ


    そして、もうひとつのおすすめは「脱パンツ」。いやいや、パジャマのズボンはちゃんと履いてくださいね。「脱パンツ」とは、下着のショーツを脱ぐということ。腿のつけ根を閉めると熱がこもるからです。初めはスースーして不安ですが、慣れるとほんとに涼しく楽なのです。高品質の夜着で脱パンツをするともう、安物の締め付け睡眠には戻れなくなるほど!

    ちなみにアメリカでは、夜着が古着市場で売られています。着古した夜着を買うなんて、日本人はちょっとひいてしまうかな......。


    NYから届いた1970年代の古着ネグリジェ


    こちらの写真は1970年代のネグリジェ。わざわざ古着屋さんに頼んでNYから買ってきてもらいました。襟のレースや色合いが楚々として、生地は着慣れしていて柔らかい。どんなレデイーが着ていたのかな〜? とちょっとロマンチックな気分になります。

    これから迎える寝苦しい夜は、マイパジャマのランクアップと脱パンツを試みてくださいね。


    【今日のねむまめ】
    眠りの弁天さまを奉ったお寺をご存知ですか? 名古屋にある桃厳寺の「眠り弁天」は、寝苦しかったのかな? と感じさせるように上半身露わに横たわっていらっしゃいます。また、京都を訪れたら、ワコール本社にあるミュージアム・オブ・ビューテイーに行ってみるのも楽しいですよ。日本女性の下着の変遷を知ることができます。


    桃厳寺
    住所:名古屋市千種区四谷通2-16
    TEL:052-781-1427
    料金:無料 ※ねむり弁天拝観料 1,000円
    定休日:無休
    参拝時間:9:00~17:30


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    ワコール・ミュージアム・オブ・ビューティ
    住所:京都市南区吉祥院中島町29
    TEL: 075-682-5111(代表)
    見学時間:平日10時~17時
    見学人数:1人~20人 ※電話で事前予約必要
    見学所要時間:30分~60分
    入館料:無料


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    photo by Thinkstock/Getty Images

    (橋爪明子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/07/030959sleep_pj.html
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