一晩浸水させたヒヨコ豆1キロを、たっぷりの湯でゆっくり茹でます。沸騰直前まで煮ていくと、ふっわふわの泡のような灰汁がぷかーりとたくさん浮いてきますので、それをすくいながらやわらかくなるまで茹でます。
やわらかくなった豆は、豆だけビンにいれて上から米酢と少々の塩を加え、あったらベイリーフもいれて豆のピクルスに。あら熱がとれたら食べられますが、2~3時間置くと酢がなじんでおいしくなります。
他には茹でたヒヨコ豆、オリーブオイル、塩糀、レモン汁、ドライハーブ、にんにく少々などをフードプロセッサーにかけて撹拌。ヒヨコ豆のディップの出来上がりです。パンに添えて召し上がれ。ディップは多めに作って、次の日に玉葱のみじん切りを加えコロッケにします。ソースよりケッチャップが合うヒヨコ豆のコロッケ。
1キロ茹でると、まだまだたくさん作れます。ヒヨコ豆三昧の食卓もいいのですが、あんまり豆が続くとお腹にガスが溜まるのでここは思い切って冷凍保存しましょう。
まだあたたかい茹で汁に塩を加え「おいしいな」くらいの味にととのえます。豆が自然に冷めたらジッパー付きのビニール袋に豆だけを入れて空気をしっかり抜き、平たく冷凍。
これを何個か作っておくだけでも、「あ! 今日はヒヨコ豆のカレーにしよう」とか、「ヒヨコ豆をトマトとセロリ、茄子といっしょに煮て、クスクスにしよう」とか、「米とクミンシードとヒヨコ豆の炊き込みごはん!」など、使いたいときにすぐに使えてほんとうに便利です。
うちでは味噌も大豆の他にヒヨコ豆でも仕込みます。クリーム色のやさしい味わいの味噌になりますよ。
ヒヨコ豆を茹でるときはたっぷりと!