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カモミールの香りは好きでも、食用菊というと地味な印象が強いのではないでしょうか。じつは秋が旬の食用菊。古くから中国では延命長寿の薬として、菊茶や菊花酒が飲まれてきました。漢方の生薬として利用される場合、菊花は、解熱や鎮痛、目の疲れなどに効果があるといわれています。
体内の環境を整えてくれる菊
菊の花には、人の体内で解毒作用をする働きがあるのだそう。
サッと湯通すだけ。食用菊の取りいれ方菊花の解毒作用を解明するために、菊花エキスがヒトの細胞中の生体内解毒物質のひとつであるグルタチオン量を増やすかどうかを調べました。その結果、菊花には 細胞内グルタチオンの産生を高める作用があることを発見しました。
(中略)
グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したトリペプチド。細胞内の抗酸化作用、毒物・薬物・伝達物質等を細胞外に排出する、いわば解毒作用などの働きがあると言われています。
(「伝統生薬「菊花」の解毒作用を解明」ポーラ研究所より引用)
体の環境を整えてくれる、と聞くと、食事に取りいれたくなります。
菊にはたくさんの品種があり、食用の菊と観賞用はそもそも違うもの。日本で購入しやすいのが食用菊を乾燥させたもの。これは蒸したり茹でたりしたものを板状にして干したもので水に戻してからいただきます。
生の状態では、黄色と薄紫色2種類があり、刺身のツマ用の小菊もあります。茹でる場合は塩は入れずにサッと湯に通すぐらいで大丈夫。ぽん酢や土佐酢で会えたり、おひたしやごま和え、ちらし寿司の彩りにつかうと華やかになります。
目にも美しく、デトックスの働きもある菊。秋を感じる食文化のひとつとして楽しみたいですね。
[私の根っこプロジェクト , エーコープ庄内 , ポーラ研究所]
flowers-in-basket via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/11/041856chrysanthemum.html