ニューヨークを舞台にファッションモデルとして活躍するカナミさんは、ニューヨークでも名の通っているモデル事務所CLICKに所属し、UniqloやMissoniなど有名ブランドのファッションショーやショールームモデルをこなすクールガール。
モデルがつくる芸術的チョコそんな彼女は、ショコラティエとしても活躍しています。ファッション業界やモデルたちのあいだでチョコレートガールと呼ばれるカナミさんは、オーガニック素材にこだわったチョコレートづくりをしています。
モデルを本業とするかたわら、忙しいスケジュールの合間にするチョコレートづくり。その時間は彼女にとって癒しのひとときだといいます。カカオの匂いを嗅ぐとリラックスするというカナミさんはじつは、チョコレートアレルギーの持ち主。自身はチョコレートを口にすることができないため、感性と想像でチョコレートをデザインしています。
濃厚なテイスト
彼女のチョコはしっとり濃厚。まろやかな甘みとほろ苦さが調和した大人のテイストです。
京都の抹茶を使用した本格的、抹茶ホワイトチョコレートや、金箔を贅沢にあしらった濃厚な生チョコ、ラズベリーの果肉をコニャックに漬けた甘酸っぱいラズベリーチョコやサラミの形をした香ばしいアーモンドのサクサク感とドライフィグの食感が絶妙なサラミチョコレートなどユニークなアイディアをつぎつぎと展開。
彼女の人生のモットー彼女は、「人の喜びは自分への喜び」をモットーに生きてきたといいます。 物づくりにも興味があったそう。あるとき、スタイリストやフォトグラファーに自分のつくったチョコを差し入れにもっていき、それが好評だったことがきっかけで、チョコレートづくりに目覚めました。その後、チョコレートを通してたくさんの人に出会い、チョコレートが自分をプロモートするツールとなっていったといいます。
暇さえあれば新商品の開発に取りくみ、仲のいい友達に試食をしてもらう。意見を聞いて試行錯誤でさらにいいものをつくりだすという作業のなか、友達はかけがえのないサポーターだそう。
カナミさんのチョコレートは、ニューヨークのイベントやパーティー、結婚式の引き出物などで注文するクライアントが多く、またブルックリンにあるおしゃれなカフェ「J+B DESIGN」でも取りあつかっています。