準備するのは、お豆腐とトッピングだけ
「おいしい世界の台所」は飯島さんがイタリア、ベトナム、中国、日本を旅するなかで、現地の料理や食材からヒントを得て考案されたレシピが掲載されています。いつも同じような食べ方をしてしまう湯豆腐ですが、薬味を四川風にアレンジすれば一味違う新鮮なおいしさに驚きます。レシピは下記の通り。
四川風湯豆腐(3~4人分)の作り方1. 土鍋に水をはり、豆腐3丁を入れて火にかけ、温める。
2. 香菜、万能ネギ、搾菜、ピーナッツ、おろしショウガ、おろしニンニク、白すりゴマ、花椒、ゴマ油、しょうゆ、酢、塩、ラー油、豆板醤など薬味をそれぞれ小鉢に盛る。
3. 各自小皿に好みの薬味を合わせて、豆腐につけて食べる。
「おいしい世界の台所」より引用
家族やホームパーティ、みんなでわいわい
レシピ通りの薬味がそろわなくても、冷蔵庫にあるものを並べるだけでテーブルが楽しくなります。花椒やラー油、豆板醤をきかすと本格四川風。香菜にレモンを合わせればタイ風になり、薬味の組み合わせでアジア各国を旅している気分になります。アジア好きメンバーを集めたホームパーティで盛り上がるのは間違いなし。
海苔やゴマなど子どもでも食べられるトッピングを準備すれば、家族一緒に楽しめます。薬味のバリエーションをかえながら食べる楽しみは、まるで手巻き寿司のよう。いつもの湯豆腐がちょっと楽しいものに変わり、どんどん箸が進み、からだもぽかぽかです。
ユニークなポストカードブック
じつは、こちらの本、20枚のポストカードでできています。1枚ずつそれぞれにレシピが書かれていて、切り離してポストカードやレシピカードとして使えます。お友達が家に来てくれたお礼に、一言そえて送るのも素敵。また、ご招待する際に「こんなお料理にします」と案内してもいいですね。レシピ本の枠を超えて、アイデアが広がる一冊です。