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動植物についている名前には、ときとして「なんでそんな名前になったんだ?」と思ってしまうほどユーモアにあふれる名前のものが良く存在する。実際に見たことはないけれど、名前だけは知っているなんて動植物も多く存在することでしょう。
そういった動植物の由来を調べてみると、その生物の特性などはもちろんのこと、私たちが生まれるずっと前の時代背景も知ることもできる場合があります。
たとえば、日本に生息する陸棲哺乳類としては最大クラスになるヒグマというクマはかつては「シクマ」と呼ばれていたのが転じて「ヒグマ」と時の流れによって呼ばれることになりました。ヒグマは漢字で「羆」とされており、この「四」と「熊」の漢字を分離してシクマと呼んでいたそうです。
ちなみに「羆」という漢字は網で生け捕りにする熊を表した会意文字で「四」の部分は網を表しています。おそらく鉄砲などがなかった時代は、槍や弓矢などで狩猟を行っていたのでしょうが、クマなどの大型で危険な獣は罠にかけて身動きが出来なくしてから狩っていたのかもしれませんね。
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