開口一番にこんなこと言うのもどうかと思うが、私は社会不適合者である。
人付き合いというものが苦手なため、極力、他人と接したりしたくないし、グループを作りたくない。
時間にルーズなため、よく人から遅いだの鈍間だのと罵られることがよくある。
物事に対する考え方が、基本ネガティブなため、あまり積極性がない。
現に私は、これらの自分の欠点のせいで仕事はもちろん、アルバイトですらもまともに続かないし、築いた人脈も長くは続かない。
私は勉強も出来ない。学生時代に英語のテストで「-5点」を撮ってしまった過去があるほど馬鹿なのだ。私の通知表はそれはそれは見事なまでに蝋燭と白鳥さんのオンパレードだった。
もちろん、これらは全て私に原因があり、自業自得の一言で片付く内容である。
私には、この文明社会での生活の八割は苦痛と不安しかないのだ。

そんな私にも心のオアシスはいくつか存在する。その一つが、自然なのだ。
今こうして思い返してみれば、私は幼少の頃からやっていた自然遊びを、今に至るまで変わらずやってきている。一言で言うと「子供がそのまま大人になった」ようなものだ。
しかし、幼少から大人の間に変わってしまったところはある。幼少の頃はもっと前向きで、積極性もあり、社交性も良かったので誰とでも仲良くなることができた。
しかし、大人になった今では、まったく逆の中身になってしまった。どうしてこうなってしまったのだろうか・・・。