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■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信 0033号 2014年6月11日発行
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■ ◆転送歓迎◆
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★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
号外でも呼びかけましたが、8日日曜日に在特会は「朝鮮総連・朝鮮学校を
ぶっ潰せ!デモ」が東京・大阪・広島・三重(街宣のみ)を行いました。緊
急の呼びかけにもかかわらず、3カ所で100人以上の方が駆けつけていただき
ました。ヘイトデモへの参加者もだんだん減っているようですが、朝鮮学校
攻撃はすでに2009年の京都朝鮮初級学校(小学校)襲撃事件で、襲撃犯は現
在懲役中であり、民事訴訟でも1200万円の賠償が認定されたにもかかわら
ず、「(襲撃犯を)断固支持するぞ!」とシュプレヒコールを行う始末で
す。噴飯なのは、大阪の差別デモでは、「イタリアから取材」が入るため
「旭日旗」「民族差別的プラカード」「差別的発言」「殺せなどの発言」は
「お守り下さい」との注意書きがあること。ベルリンオリンピックの時だけ
は、ユダヤ人弾圧をやめたヒットラーのようです。ただし実際のデモでは、
ひどいコールも多かったようですが。http://kwout.com/t/si84crpg
この在特会をはじめとする差別主義者の策動を封じ込めるために、のりこえ
ねっとは発足しましたが、発足以降初めての大きな企画として、本日午後6
時半より、東京・明治大学リバティタワーでのりこえねっとシンポジウムを
行います。ニコニコ動画で生放送しますので、遠方で来られない方もぜひイ
ンターネットでご覧下さい。また夕方の開催ですので、この時間見られない
と言う方は、ぜひタイムシフト予約でご覧下さい。なおこのシンポの模様
は、近日中にYouTubeで見られるようにしますので、こちらもご覧下さい。
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〈今号の目次〉
1.6月11日 のりこえねっとTVのお知らせ
2.6月4日放映ののりこえねっとTV報告
3.「のりこえシンポ 2014.6.11」開催のお知らせ
4.のりこえブックス発刊
「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと? 」
5.ヘイトスピーチまんが&シナリオコンテストの変更について
6.今後の反レイシズム情報
7.新聞・雑誌記事・Webより
8.ツイッターのフォローをお願いします!
9.編集後記
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●1.6月11日のりこえねっとTVのお知らせ
★今回ののりこえねっとTVはのりこえシンポを生放送のため、通常の放送は
休止します。ぜひ午後6時30分からののりこえシンポジウムをご覧下さい。
タイトル:のりこえシンポ 2014.6.11
本日11日午6時半からの放送です(本日だけ午後6時30分からの放送です)
◎放送日時 6/11(水) 18:30-21:00
◎ニコニコ生放送入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv182337090
「のりこえねっと」では、2013年度を振り返り、みなさまから寄せられた
ご支援とご理解への感謝、そして今後の活動の発展、引き続きのご支援とご
理解の
お願いをこめて「のりこえシンポジウム」を開催します。
多くのみなさんの参加を心からお待ちしております。
それは、アメーバーのように広がった反レイシズムの嵐だ。
思想を超え、組織を超え、民族を超え、性差を超え、年齢を超え、
国境を超えて一緒に生きたいという行動が、ここにある。
私たちは、いま、ここに生きている。ここで、生きていく。
のりこえねっと、いま、ここで。
◎内容
第1部 私たちのとりくみ(友好団体の活動報告)
C.R.A.C.・男組・女組・差別反対東京アクション
第2部 出版記念シンポジウム
「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと?」
パネラー:石坂 啓(まんが家)
寺脇 研(元文部省官僚、京都造形芸術大学教授
コリア国際学園理事)
八木啓代(ラテン歌手、作家、エッセイスト、ジャーナリスト)
司会 :辛 淑玉(のりこえねっと共同代表)
◆視聴方法についてあらためて記載します。
【視聴方法】
▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
http://www.nicovideo.jp/
▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
パスワードを登録してください。
▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv
※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
放映後1週間以内はいつでも見ることができます。
◆皆さまへのお願い
現在、のりこえねっとTVはニコニコ生放送( http://live.nicovideo.jp/)
のトップページ番組表に掲載されておりません。
Twitter、公式サイトにて告知しておりますが、ニコ生のトップページ番組
表に掲載されると目に留まりやすく、さらに視聴者が増えると思われます。
番組表に掲載されるためには、【タイムシフト予約】の人数が100名を
超えなければなりません。ぜひ、みなさまのご協力が必要です。
拡散・周知も続けて頂けますよう何卒お願い致します。
●2.のりこえねっとTV報告
◆6月4日放送
◎右傾化する欧州とアンティファ 清義明×野間易通
欧州議会選挙に見られる欧州の極右勢力の伸張。折しもサッカーW杯ブラジ
ル大会が始まり、またナショナリズムが燃え盛っていく。この世界的な流れ
について話をうかがいました。
激動の1989年から25年
まず欧州を中心とした政治状況を概観します。今日は89年の天安門事件から
25年目にあたる。また欧州では89年にポーランドとハンガリーの民主化、ベ
ルリンの壁崩壊、ルーマニアの革命、90年にドイツ統一、91年のソ連解体で
冷戦体制の終焉を迎えた。その大変動の中でEUが93年に誕生するが、この頃
からレイシズム、ファシズムの問題が顕著になったと野間さん。清さんは、
共産主義体制の崩壊で対抗理念が消失し、残った資本主義理念に適応できな
い人々は民族や宗教によりかかり国家主義も再来する。そうしたときに欧州
は世界連邦などカントの理念を導入したが、民族主義はそれを凌駕したと評
します。
そして清さんによれば、国境の廃棄に向かって前進と後退をくり返しながら
漸進している欧州はいま後退局面にあるが、EUからの脱退を主張するのは極
右の中の少数派に過ぎず、ウクライナではEU脱退を拒んで革命が起き、フラ
ンスの極右は肥大したEUの主権を制限あるいは主権を国家に取り戻すという
主張が多数派だそうです。
欧州議会選挙での極右政党躍進の衝撃
5月に欧州議会の選挙があり、英仏で極右政党が大進出して衝撃が走った
が、この数年間の変化として極右が伸びているとの野間さんに、清さんは、
極右でも国によって主張内容が異なると指摘します。基本的にはEUの経済危
機を背景に、東欧のEU加盟を機に立ち後れた国の面倒をなぜみる必要がある
のかというものだが、経済的中心であるドイツでは右派が跋扈する余地が少
なく大きな争点にはなっていない。だがポーランド系移民が流入している英
国では以前からのEU懐疑論に火がつくという具合に。そこに文化的な差異も
加わるので、排外主義オンリーかというと若干異なるようにも思うと語りま
す。
清さんによれば、反ユダヤ主義でイスラエルに対する敵意があったりするの
か、イスラム圏の旧植民地からの移民がフランスの極右政党に投票する不思
議な状況が起きている。移民排斥を唱えながら移民の子孫を吸収していると
いうことです。また野間さんは、英国の極右政党も同様で、移民の子孫がEU
統合後に流入する移民に反対している。経済的問題があるのだろうが、排外
主義でも重層的なレイシズムが起きているようで、伸びる政党も右翼から極
右へと性質が変わってきていると語ります。
清さんは、89年から90年代初めにかけての変動の中でイスラム世界と西欧世
界の対立が始まったとの見方は構図的にはわかりやすいが、実際にはどうな
のだろうかと語ります。そもそも厳格なイスラム教徒はそれほど多くないの
で、基本的な背景はやはり経済的問題だろう。文化的な違いがたまたまター
ゲットにされているように思うとも述べます。
小林よしのり登場の世界的位置づけ
続けて野間さんは、欧州選挙での極右の大躍進は日本の私たちにも大きな衝
撃だが、両者の相違点は何なのだろうと問います。それに清さんは、90年前
後は共産主義などの理念が崩壊して資本主義理念が拡大した時期であり、そ
の揺り戻し現象がずっと続いている。欧州はカントを持ち出したがまだ理念
としては弱く解決するすべは持っていない。日本も例外ではなく、93年頃か
ら教科書問題が起き、小林よしのりが現れたのは象徴的で世界的な流れだろ
うと語ります。
野間さんは、極右政党への投票理由をインタビューしたフランスの週刊誌記
事から、支持者が生活保護制度の「悪用」排除・移民受け入れ停止・雇用や
生活保護のフランス人優先などを望んでいることを紹介します。在特会・極
右政党・自民右派などと酷似しています。そして移民が眼前にいるフランス
とは異なり、在特会は在日に会ったことがなく観念の産物だろうとの記事翻
訳者の言葉を紹介し、そうした背景の違いはあるが表面的には酷似している
と語ります。
清さんは、欧州の排外主義は経済的問題が大きな動機であり、実際に眼前に
いる人々のことが問題化していると述べます。また、欧州にとって移民は人
道問題ではなく経済的要求であり、それなしには事実上経済的に成り立たな
い。それを隠蔽あるいは自分たちにメリットがないと思い込んでいる人たち
がいるのは日本での発想と同じだとも。
遅れて登場した日本の排外主義がたちまち追いついた
野間さんは、25年を経たいま欧州で普通の人たちが移民に対して明確にノー
と言い始めた事実は重い。日本で排外主義をやる人々は自分たちこそ弱者だ
というのが根本的な主張で、これはフランスとかなり似ている。欧州とは背
景も違うし、日本は遅れて排外主義に参入したのに見事に欧州に追いついて
しまった。
一方、歴史ある欧州のアンティファを見ていたので、去年から出現した日本
のカウンターも追いつくことができたと語ります。野間さんは音楽が、清さ
んはサッカーがいまの行動の出発点だそうです。両方とも欧州を代表するも
のなので、欧州で何が起き、どう対処しているかを見てきたし、それがダイ
レクトに伝わってきたと評します。
清さんによれば、欧州ではサッカーが大衆的に根付いており、生活の中のさ
まざまなものを反映しているそうです。だから英国やドイツで極右の票田と
なったのもサポーターだったし、反対に多文化主義・国際連帯を掲げたり
フェミニズム的なサポーターも存在する。一方、欧州以外では欧州的な自由
理念の象徴として受け入れられている。またサポーターは抜群の組織力と行
動力も備えているので、トルコやエジプトで民主革命を主導していたことは
不思議ではない。
ときにはイスラム的な反世俗主義に対抗して、対立するサポーター同士が連
合して政治的な場に乗り出したりもする、と。
サッカーと音楽「友だちに手をだすな」「奴らを通すな」
野間さんは、80年代末にアフリカ音楽をフランス経由で聴いていたそうで
す。そこで移民や極右の問題が起き、早い段階で対抗組織が作られた。その
ときに生まれた「友だちに手を出すな」というスローガンが現在に引き継が
れたり、またスペイン人民戦線が掲げた「奴らを通すな」という言葉が80年
後の日本でも掲げられた。こういうことが同時に起きているのは、やらねば
ならないことを為す時期に至ったという気がすると語ります。またサッカー
との接点はこれまでなかったが、サポーターが横断幕など多くの技術を持ち
込んでくれている、とも。
スタジアムでは発煙筒を使い、アンティファのデモやエジプトのデモでも
使っていた。サポーターの文化なのか、カウンターでも使いたがっていると
の、冗談ともつかない会話で終わりました。
●3.「のりこえシンポ 2014.6.11」開催のお知らせ
いよいよ本日開催です。
「のりこえねっと」では、2013年度を振り返り、みなさまから寄せられ
たご支援とご理解への感謝、そして今後の活動の発展、引き続きのご支援と
ご理解のお願いをこめて「のりこえシンポジウム」を開催します。
多くのみなさんの参加を心からお待ちしております。
http://www.norikoenet.org/symposium.html
――――――――――――――――――――――――――――――――――
それは、アメーバーのように広がった反レイシズムの嵐だ。
思想を超え、組織を超え、民族を超え、性差を超え、年齢を超え、国境を超
えて一緒に生きたいという行動が、ここにある。
私たちは、いま、ここに生きている。ここで、生きていく。
のりこえねっといまここで。
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■日時:2014年6月11日(水曜日)18:20~21:00
■場所:明治大学リバティタワー1096号室 9階
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
(JR中央線・総武線、地下鉄丸ノ内線 御茶ノ水駅徒歩3分)
(地下鉄千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩5分)
■内容:
第1部 私たちの取り組み及びレイシズムと闘う団体の活動報告
C.R.A.C・男組・女組・差別反対東京アクション 他
第2部 シンポジウム
「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと?」
パネラー:石坂 啓(まんが家)
寺脇 研
(元文部省官僚 京都造形芸術大学教授 コリア国際学園理事)
八木啓代(ラテン歌手、作家、エッセイスト、ジャーナリスト)
司会 :辛 淑玉(のりこえねっと共同代表)
■参加費:500円
●4.のりこえブックス発刊
「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと? 」
(のりこえねっと編 七つ森書館)刊行
★http://www.norikoenet.org/norikoe_books.html
★http://p.tl/13T2
⇒(Amazon.co.jp)
のりこえねっとの紹介や共同代表からのメッセージ、ヘイトスピーチを引
き起こす心理分析、海外の事例など、「ヘイトスピーチってなに?」という
方に、まず読んでいただきたい本です。
定価:1,600円+税 全国書店でお求めいただけます。
(目次)
はじめに ──辛淑玉(のりこえねっと共同代表)
1 ヘイトスピーチ NO !
東アジア大事にしないと、日本は歴史から遅れる(石井ポンペ)
もっと寛容な社会を!(宇都宮健児)
理不尽な要求(河野義行)
在特会──ヘイトスピーチを繰り返す自信なき「排外主義」集団
(佐高信)
愛国者への疑惑(鈴木邦男) 根はもっと深いところにある
(田中宏)
差別を消費する日本人(田中優子)
自分が発した言葉は自分に返る(知花一昌)
人間らしく「ともに生きる」社会(西田一美)
協力しあって発展していくこと(村山富市)
いまだかつてない日本の危機(和田春樹)
違いを乗り越えていく社会へ(松岡徹)
問題を真正面から捉える(若森資朗)
2 のりこえネットTV開設記念トーク
大爆笑女語り!! ヘイトを斬る!
上野 千鶴子・辛淑玉・北原 みのり
3 ヘイトスピーチとレイシズム
【海外の事例を中心に】表現の自由を守るためにどうすればよいか
(前田朗)
【日本の事例を中心に】ネトウヨ・ヘイトスピーチ・レイシズム
(中沢けい)
【心理学の立場から】ヘイトスピーチに必要な「ケアの視点」
(香山リカ)
●5.ヘイトスピーチまんが&シナリオコンテストの変更について
なぜ彼らはヘイトスピーチをするのか、ヘイトスピーチをされた人はどう感
じるのか。。。
ヘイトスピーチについて多くの人に知ってもらい、考えてもらうための漫画
を募集します。
プロ、アマ問いません。素敵な作品をお待ちしています。
http://www.norikoenet.org/manga_contest.html
<漫画部門の受付期間の延長について>
この度は、沢山の方にシナリオ部門にご応募頂き誠にありがとうございま
した。今回はヘイトスピーチという難しい内容をテーマに設定したこともあ
り、多くの方が試行錯誤されたようでした。主催者側としても十分検討いた
しましたが、残念ながら該当作品はありませんでした。応募して下さった
方々には申し訳ありません。
そこで、シナリオにつきましては、主催者の方で準備することにいたしま
した。
シナリオ制作にお時間を頂く関係で、漫画部門の受付期間につきまして
は、8月末まで延長いたします。漫画部門応募者の方には、シナリオの準備
ができ次第、送付させて頂きます。
どうぞご了承頂きたく、お願い申し上げます。
●作品受付期間
(1)シナリオ 終了しました
(2)漫画 2014年8月末日まで延長します
●応募方法
後ほど(7月上旬以降)、シナリオをお送りします。
●結果発表
2014年9月 のりこえねっとホームページ上
●参考資料
◆本・ブログ等
・加藤直樹著「九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残
響」(ころから)http://korocolor.com/
・のりこえねっと編「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこ
と? 」(七つ森書館)
・野間易通著「『在日特権』の虚構~ネット空間が生み出したヘイト・ス
ピーチ」(河出書房新社)
・師岡康子著「ヘイトスピーチとは何か」(岩波新書) 他
詳細は下記をご覧下さい。
http://www.norikoenet.org/manga_contest.html
●6.今後の反レイシズム情報
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★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
掲載希望の方はメールでお送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載
希望」と明記して下さい。
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1)日韓市民がいっしょに開く『歴史NGO大会 in 東京』
~1965年日韓協定体制の克服~
日時:年6月20日(金)~22日(日)
会場:在日本韓国YMCA(東京都千代田区猿楽町2-5-5/JR水道橋駅徒歩6分)
プログラム:6/21(土)基調講演、シンポジウム、日中韓高校生サミットほか
6/22(日)分科会、全体集会 ※6/20(金)は記者会見のみ
参加費:一日券 1000円、二日券 1500円
主催:日韓つながり直しキャンペーン2015(日本)、東アジアの平和のための
歴史NGOフォーラム(韓国)、韓日市民宣言実践協議会(韓国)
2)文化センターアリラン連続講座③
「解放後朝鮮人の歴史-マッカーサーの三つの帽子を手掛かりに考える」
日時:6月29日(日)14:00~16:30
会場:文化センターアリラン(新宿区新大久保1-12-1第二韓国広場ビル8F)
講師:鄭祐宗(関西学院大他講師)
参加費:1000円
事前参加申し込み不要、定員60名まで
問合せ:info@arirang.or.jp
●7.新聞・雑誌記事・Webより
1)鳥栖の卵投げ付け 全国から謝罪、激励
佐賀新聞 6月4日
鳥栖市の日本語学校の留学生を狙って、生卵を投げ付けるなどの事件が相
次いだことを受け、全国から同情や励ましの声が学校側に寄せられている。
在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチなど排外意識の高まりが指摘される一
方で、事件に胸を痛めている人たちの存在は、地域に暮らす外国人に安心感
を与えそうだ。
国際交流を担当する同市市民協働推進課も「人権担当部署と連携し、市民
への啓発に力を入れたい」としている。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/70593
2)修学旅行生、被爆者に「死に損ない」 横浜の中学校謝罪
朝日新聞 6月7日
修学旅行で5月に長崎市を訪れていた横浜市の公立中学校3年の男子生徒
5人が、被爆遺構を案内していた被爆者で語り部の森口貢(みつぎ)さん
(77)=長崎市=に「死に損ない」などと暴言を吐いたり、やじを飛ばし
たりしていたことが分かった。森口さんは学校に抗議し、校長が電話で謝罪
した。
森口さんは「こんな経験は初めて。被爆69年となり、戦争や原爆をひと
ごとと感じているのだろうか。本気で向き合ってもらえなかったことが悔し
く、悲しい」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASG673RG9G67TOLB001.html
3)「金が欲しいのか」 水俣病語り部に中傷電話
熊本日日新聞 6月10日
水俣病認定患者で水俣市立水俣病資料館「語り部の会」の緒方正実会長
(56)の自宅に5月、「そんなに金が欲しいのか」「いつまであんたどま
騒ぐとか」などと、水俣病被害者を中傷する電話がかかっていたことが9
日、分かった。
緒方さんによると、中傷電話があったのは、水俣病犠牲者慰霊式が同市で
あった5月1日の午後8時50分ごろから計3回。緒方さんが不在だったた
め、妻が電話を受けた。
緒方会長は「電話は水俣病被害者全体に対する侮辱行為。水俣病への差
別、偏見は根強く残っている」とした上で、「電話の男性を批判するだけで
は啓発は進まない。語り部の活動だけでは限界があり、国、県、市もさらに
啓発に力を入れてほしい」と話した。
緒方会長は24日に水俣市で蒲島郁夫知事と面会予定で、啓発の強化を訴
えるという。
水俣病問題に詳しい丸山定巳・熊本大名誉教授(環境社会学)の話 中傷
電話の内容からは、水俣病被害者が国や県、チッソに対して盾ついているか
のような先入観を感じる。偏見を無くすには粘り強い啓発しかないが、被害
者の高齢化が進む中、重要になってくるのが行政の支援。被害を矮小化しよ
うとする国、県、チッソの体質が変わらない点にも問題がある。
http://kumanichi.com/news/local/main/20140610002.xhtml
●8.ツイッターのフォローをお願いします!
今年2月より、のりこえねっと公式Twitterを始めました。毎週ののりこえ
ねっとTVやヘイトスピーチ・デモに対する抗議活動をリアルタイムで伝えた
り、レイシズムやさまざまな社会現象に対して発言する皆さんのリツイート
するなど、お知らせしてきました。おかげさまで800名近くの方にフォロー
を頂きありがとうございます。
しかしまだまだ情報発信を広げて、多くの方に日本の人種差別状況を知って
いただかなければなりません。ぜひのりこえねっとのTwitterをご覧いただ
くと同時に、アカウントをお持ちの方はフォロー頂きますようお願いします。
ツイッター
https://twitter.com/norikoenet
フォローするには、パソコンの場合、右上にある「フォロー」をクリックし
て下さい。フォローするとのりこえねっとの最新情報やつぶやきを見逃すこ
となく、見ることができます。
●9.編集後記
現在月1回月曜日夜のりこえねっとの事務所で、70年代から90年代にかけて
韓国労働運動で闘ってきた女性労働者の手記をテキストに韓国語読書会を
やっています。現在のメンバーは5人ですが、現役の韓国語教師もいれば、
筆者のように辞書をひきひきやっても意味を全然とれないメンバーまでおり
ます。それでも、朝鮮戦争後「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を支えてき
た年若い女性労働者の苦闘を少しでも追体験することができます。終わった
後の食事会でいろいろな話をするのも楽しみです。良かったら参加してみま
せんか?次回は6月16日です。参加希望の方は、川原栄一
kawaharaeiichi01@gmail.comまでお問い合わせ下さい。
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発行:のりこえねっと事務局
運営団体:のりこえねっと
〒169-0072
東京都新宿区大久保2-7-1大久保フジビル 311 ペンの事務所気付
Tel.03-5155-0385/Fax.03-5155-0383
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