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【のりこえねっと通信0029号】本日21時より、青木正美×北原みのり『地震と福島とお んなたち』
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【のりこえねっと通信0029号】本日21時より、青木正美×北原みのり『地震と福島とお んなたち』

2014-05-14 19:32
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■■    のりこえねっと通信 0029号 2014年5月14日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

    5月11日今年になって初めて新宿でヘイトデモが強行されました。「世界
    平和大行進」というのがデモのテーマですが、先頭の横断幕は「「支那・朝
    鮮のない平和な世界を」(ママ)という許せないものでした。デモ参加者は
    50名ほど、カウンターは100名が集まり、抗議の声をあげ、彼らのコー
    ルを消そうとしています。それでもかいま聞こえるコールのひどいこと、
    「シナ人、朝鮮人を日本から追放せよ」「「朝鮮人をぶっ殺せー!」「朝鮮
    人を殲滅しろ」「朝鮮人を抹殺せよ」(ママ)、そしてプラカードは「在日
    韓国朝鮮人よ、お前達は敵国民だ。敵にlikeもhateもあるか!!」、これの
    どこが「世界平和大行進」か!このようなデモを許可することは、差別扇動
    をすることを認めたということを東京都公安委員会は自覚しなければなりま
    せん。このヘイトデモに作家の柳美里さんも取材に来ていました。在日コリ
    アンの彼女に、このデモがどのように見えていたのか?
    「今日新宿で行われた「世界平和大行進【新社会運動】」の参加者は、ざっ
    と見て50人ほどでした。少ない? いいえ、彼らは口々に「朝鮮人をぶっ殺
    せ!」(録音済)と叫んでいました。彼らのうち3人でも刃物などの凶器を
    持って我が家にやってきたら、私と息子は殺されます。我々は「標的」なの
    です。」(ツイッターより)
    彼女にこのような恐怖を感じさせるヘイトデモ・スピーチをやめさせるため
    に何ができるか?のりこえねっとは、考え行動していきます。

    〈今号の目次〉
    1.5月14日 のりこえねっとTVのお知らせ
    2.5月7日放映ののりこえねっとTV報告
    3.のりこえブックス発刊
      「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと? 」
    4.「のりこえシンポ 2014.6.11」開催のお知らせ
    5.今後の反レイシズム情報
    6.新聞・雑誌記事・Webより
    7.編集後記


    ●1.5月14日のりこえねっとTVのお知らせ

    ★のりこえねっとTVは4月から午後9時スタートに時間が変更になりました
    毎週水曜日21時から生放送です!!ぜひご覧下さい。

    タイトル:『地震と福島とおんなたち 青木正美×北原みのり』

    本日午後9時から放送です(4月より1時間繰り上がりました)

    ◎放送日時 5/14(水) 21:00-22:00
    ◎ニコニコ生放送入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv179462229


    今回は青木正美さんをゲストに迎え、北原みのり共同代表とお送りします。
    東日本大震災と差別、ヘイトスピーチについては表に出ていません。
    だからこそ、のりこえねっとTVで語っていただきます!

    <出演者>
    ◆ 青木正美(あおき・まさみ)
    青木クリニック院長。獨協医科大学卒業。第1麻酔科入局後、
    国立栃木病院などを経て、96年東京都中央区にペインクリニックを
    専門として開業。
    関西学院大学災害復興制度研究所研究員やmakenaizone主宰、
    そして、「特定秘密保護法に反対する医師と歯科医師の会」呼びかけ人
    ・・・と幅広く活動している。

    ツイッター
    https://twitter.com/aokima33

    http://www.pure.ne.jp/~ngo/zou/index_j2.html
    被災者の生きがいづくり・しごとづくり まけないぞう

    https://www.facebook.com/makenaizone
    makenaizone(まけない ぞーん)

    特定秘密保護法に反対する医師と歯科医師の会
    http://haian.jimdo.com/

    ◆ 北原みのり(コラムニスト・ラブピースクラブ代表)
    1996年、日本で初めてフェミニズムの視線で
    女性だけで経営するセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」
    を始める。
    著書に「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)
    「毒婦。木嶋佳 苗100日裁判傍聴記」(朝日新聞出版)
    「さよなら、韓流」(河出書房新社)など。


    ◆視聴方法についてあらためて記載します。
    【視聴方法】
     ▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
      http://www.nicovideo.jp/

     ▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
      パスワードを登録してください。
     ▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
      http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv

    ※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
    フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
    放映後1週間以内はいつでも見ることができます。


    ●2.のりこえねっとTV報告

    ◆5月7日放送

    ◎ヘイト・メディア 辛淑玉とC.R.A.C.のニコ生しばき

    メディアはヘイトスピーチやヘイト・クライムにどのように加担するのか。
    ネット動画、ラジオやテレビ、新聞、書籍などがどのようにして憎悪のツー
    ルとなるのか。ルワンダのヘイト・ラジオからニコニコ動画まで、実例をも
    とに、カウンター行動の一翼を担うC.R.A.C.の野間易通さんが論じます。

    ネットは性善説からヘイトの温床へ

    最初にネットとのつき合いの長い野間さんがインターネットの歴史を語りま
    す。これで社会が変わると夢いっぱいで、初期のネットは性善説に立ってい
    た。しかし10年ぐらいたつとヘイトスピーチまみれになってきた。動画配信
    ができるようになったのは革新的だったが、在特会のようなネトウヨやヘイ
    トスピーチの温床にもなっていたと。

    マスメディアに期待できないなら、自分たちが発信でき、かつ彼らの見てい
    るニコ動に入って対話のきっかけを持とうと思ったと語る辛さん。コメント
    がつくことでつながっている感じがするし、ひどいことを書かれても顔の見
    えないことの恐怖がなくなった気がするとも。野間さんは、彼らを理解した
    くないし、かえって見えすぎていやだと語り、つながりたいという辛さんを
    上品なリベラル、しばき隊などはみんな下品と笑います。

    C.R.A.C.はヘイト・メディア「ニコニコ動画」を拒否する

    C.R.A.C.も動画をユーチューブに流すことにしたけれどもニコ動は使わない
    そうです。野間さんは、ニコ動はそれ自体がヘイト・メディアであり、名無
    しコメントが噴出するシステムが一番問題だと語ります。2ちゃんねるを受
    け継ぎ、世論の反映というコンセプトだったが、責任を持つ必要のない完全
    名無しのコメントシステムを許容したことが日本の言論状況をクソにしたと
    批判します。そこで、リアルタイムで見る必要はなく、固定アカウントから
    のコメントを後で見ると宣言する野間さんの要請でモニターのコメント画面
    が消されました。

    そして、ファシズムは権力者だけではなく、下から民衆が支持することで成
    立する。名無しで無責任にヘイトを増幅できる2ちゃんねるは同じ構造であ
    り、世論の反映という実験は失敗し、民主主義に使えない方法だったことは
    明らか。ニコ動がなかったら在特会はあんなに拡大しなかった。むしろニコ
    動はヘイトスピーチの文化を生み出した。男組がニコ動の親会社ドワンゴに
    抗議したが何がヘイトなのかもわかっていないようだった。中傷の一種で、
    正しい言論で対応すればいいと思っている節があるようだが、2ちゃんねる
    はそれができずにヘイトで埋まってしまった。ヘイトスピーチの垂れ流しが
    どれだけ深刻か、ドワンゴは全然わかっていないと野間さんは強く批判しま
    す。ニコ動全体ではニュースとしての実績もあるし、いろいろないい放送も
    あり、素人の生放送も面白いものは多いと評価するが、裸にはかなり厳しく
    ともヘイトコンテンツが規制や削除されずに野放しにされていると。そして
    ヘイトスピーチがどれだけ現実の社会に影響を与えるか。最終的にジェノサ
    イドに結びつくと強調します。その例はいくらでもあり、日本でも関東大震
    災での流言飛語があり、ナチスのゲッペルスもメディアをプロパガンダに活
    用した結果、多数の死を招いたと。

    ルワンダのラジオはヘイトスピーチを垂れ流し虐殺が起きた

    野間さんは、昔の話ではなく90年代のルワンダでも起きたと映像を流して語
    ります。ルワンダで使われたのはラジオ放送。政府のバックアップで、日常
    の番組の中でヘイトスピーチを垂れ流していた。マイノリティのツチ人が攻
    めてくる、奴らはゴキブリだから殺してしまえという内容だそうです。これ
    を3ヶ月間放送した。楽しい番組の中にこれをすっと入れていた。そして50
    万人から100万人のツチ人が殺された。ツチ人とフツ人が対立した理由は、
    宗主国ベルギーの支配方針によってツチ人の方が人類学的に優秀と宣伝し、
    かつて彼らを支配的立場に置いていたからで、単にマイノリティだからとい
    うわけではない。60年代の独立時にフツ人が政権を掌握し、ツチ人は追い出
    されて難民になった。そして「ツチ人がまた戻ってくるぞ」みたいなことを
    90年代にフツ人が言い出した。在日はそんな支配的地位にはないが、マジョ
    リティの恐怖を煽るという点では似た構図です。映像の最後の歌の部分は奴
    らの首を落とせ、追い出せ、ゴキブリ殺せ、その内容は在特会と同じです。
    そして大虐殺が起きた。ヘイトラジオのシーンから始まる「ホテル・ルワン
    ダ」という映画にもなっています。扇動した人間は、20年経ったいま裁判中
    だと今年のAFPで報道されたそうです。

    今の日本ではあからさまなジェノサイドは起きてはいないものの危うい状況
    にある。とくに在日は肌で恐怖心を感じているだろう。最近の日本は文明国
    扱いされないことが多くなっているが、実際に起こらないようにしないと……
    と野間さん。ヘイトスピーチも言論だとどこかで思っているが、言論自体が
    暴力であり、暴力の扇動であり、共鳴しあって増幅していくものである点を
    理解するべきと警告します。行動保守は自由にできなくなってきたが、今度
    はマスメディアが酷くなり、単体ではともかく全体としてヘイトに埋め尽く
    されるようになってきている。そういう状況で人間がどういう行動に出るだ
    ろうかと危惧します。

    辛さん 「罰則に値する差別は存在する」日本政府見解に反対 

    辛さんは、日本では自分が差別と思わなければそれは差別ではないと考える
    人が多く、政府も罰則に価する差別は存在しないという立場。アンネ・フラ
    ンクが人種差別で殺されたという認識はまったくないし、沖縄戦も戦争反対
    の声のなかで人種差別の視点や歴史が忘れられていると語ります。それを受
    けて野間さんが続けます。在日が日本社会に溶け込んでいく中で戦前からの
    差別がなかったかのように錯覚している。確かに90年代は今に比べればまし
    で、路上であからさまに差別発言を投げかけられることは減っていた。しか
    し現在は、陰で語られていた差別が表に出てきているし、安倍などは発想が
    ネトウヨ的でもあり、朝鮮人に対するレイシズムはもっと酷くなっているの
    ではないか。単なる繰り返しではなく、新しいものが出現している。政府見
    解も修正しなければいけないところに来ている。ヘイトスピーチが社会で公
    認されるようになってしまえばルワンダのようになりかねない。それは何と
    しても潰さなければならない。言葉に影響される私たちは言葉だからといっ
    て許していてはいけないと。

    「アフリカと日本と何の関係があるのか」との質問が来たことを紹介する
    と、野間さんはこれだけ世界中がつながっているのになぜそんな発想になる
    のかとあきれ気味に批判します。またC.R.A.C.の方にもコメントが来ている
    がろくなものがないとも。ネットが気楽に使えるようになり、つまらない意
    見でも堂々と言えるようになったいまは、お前の意見はくだらないというこ
    とを真正面から言い続けていくことが重要だと語って終わりました。

    関連URL:
    C.R.A.C.
    http://cracjpn.tumblr.com/

    ツイッター
    https://twitter.com/kdxn
    https://twitter.com/cracjpn


    ●3.のりこえブックス発刊
      「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと? 」
      (のりこえねっと編 七つ森書館)本日4月23日刊行

    ★http://www.norikoenet.org/norikoe_books.html
    ★http://p.tl/13T2
          ⇒(Amazon.co.jp)

     のりこえねっとの紹介や共同代表からのメッセージ、ヘイトスピーチを引
    き起こす心理分析、海外の事例など、「ヘイトスピーチってなに?」という
    方に、まず読んでいただきたい本です。

    定価:1,600円+税 全国書店でお求めいただけます。

    (目次)
    はじめに ──辛淑玉(のりこえねっと共同代表)
     1 ヘイトスピーチ NO !
       東アジア大事にしないと、日本は歴史から遅れる(石井ポンペ)
       もっと寛容な社会を!(宇都宮健児)
       理不尽な要求(河野義行)
       在特会──ヘイトスピーチを繰り返す自信なき「排外主義」集団 
       (佐高信)
       愛国者への疑惑(鈴木邦男)   根はもっと深いところにある
       (田中宏)
       差別を消費する日本人(田中優子)
       自分が発した言葉は自分に返る(知花一昌)
       人間らしく「ともに生きる」社会(西田一美)
       協力しあって発展していくこと(村山富市)
       いまだかつてない日本の危機(和田春樹)
       違いを乗り越えていく社会へ(松岡徹)
       問題を真正面から捉える(若森資朗)

     2 のりこえネットTV開設記念トーク
       大爆笑女語り!! ヘイトを斬る!
         上野 千鶴子・辛淑玉・北原 みのり

     3 ヘイトスピーチとレイシズム
      【海外の事例を中心に】表現の自由を守るためにどうすればよいか
      (前田朗)
      【日本の事例を中心に】ネトウヨ・ヘイトスピーチ・レイシズム
      (中沢けい)
      【心理学の立場から】ヘイトスピーチに必要な「ケアの視点」
      (香山リカ)

     
    ●4.「のりこえシンポ 2014.6.11」開催のお知らせ

    「のりこえねっと」では、2013年度を振り返り、みなさまから寄せられ
    たご支援とご理解への感謝、そして今後の活動の発展、引き続きのご支援と
    ご理解のお願いをこめて「のりこえシンポジウム」を開催します。
    多くのみなさんの参加を心からお待ちしております。

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    それは、アメーバーのように広がった反レイシズムの嵐だ。
    思想を超え、組織を超え、民族を超え、性差を超え、年齢を超え、国境を超
    えて一緒に生きたいという行動が、ここにある。
    私たちは、いま、ここに生きている。ここで、生きていく。
    のりこえねっといまここで。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ■日時:2014年6月11日(水曜日)18:30~21:00
    ■場所:明治大学リバティタワー1096号室(御茶ノ水駅徒歩5分)
    ■内容:
    第1部 私たちの取り組み及びレイシズムと闘う団体の活動報告     
        C.R.A.C・男組・女組・差別反対東京アクション 他

    第2部 シンポジウム
        「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと?」 
    パネラー:石坂 啓(まんが家)
         寺脇 研
        (元文部省官僚 京都造形芸術大学教授 コリア国際学園理事)
         八木啓代(ラテン歌手、作家、エッセイスト、ジャーナリスト)
    司会  :辛 淑玉(のりこえねっと共同代表)

    他にも豪華な発言者と交渉中。決まり次第お知らせします。


    ●5.今後の反レイシズム情報
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    ★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
    ★http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
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    1)『ヘイトスピーチってなに?レイシズムってどんなこと?』『悲しいと
    きは、思いっきり泣けばいい』(七つ森書館)刊行記念トークイベント

    日時:5月16日(金)19:00~20:30
    場所:MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店(東急百貨店本店7階)
    出演:辛淑玉氏(のりこえねっと共同代表)香山リカ氏(精神科医)
    入場料:1,000円(1ドリンクつき)
    定員:40名
    受付:要予約。7Fカウンターか電話予約
    問合せ・予約先:MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
    TEL.03-5456-2111


    2) 在日韓人歴史資料館、第11回企画展

    『安世鴻写真展 重重~中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」』

    期間:5月10日(土)~6月14日(土)10時~18時(日・月休)
    会場:在日韓人歴史資料館 企画展示室(麻布十番駅徒歩3分)
    入館料: 無料(常設展示は有料、大人200円・学生100円)
    協力: 重重プロジェクト

    連続講座セミナー
    第2回
    「NHK番組改変事件。そして今また」
    日時:5月17日(土) 14:00~16:00
    講師:永田浩三 (武蔵大学教授、元NHKプロデューサー)

    第3回
    「慰安婦」問題と若者の現在
    日時:5月24日(土) 14:00~16:00
    講師:中西新太郎 (元横浜市立大学教授)

    参加費:1,000円(会員800円、学生500円) *要事前申込
    TEL : 03-3457-1088 info@j-koreans.org


    3)「ヘイトスピーチについて考える」シンポジウム

    日時:5月18日(日)13:30~16:45(開場13:00)
    場所:沖縄県男女共同参画センター てぃるるホール
    (那覇市西3-11-1)
    参加費:無料(事前申込不要)
    講師:
    具良鈺(弁護士)「京都朝鮮学校襲撃事件裁判」
    安田浩一(ジャーナリスト)「在特会のなりたち他」
    師岡康子(弁護士)「ヘイトスピーチとは何か」
    主催:沖縄弁護士会/共催:九州弁護士連合会
    シンポジウムお問い合わせ:沖縄弁護士会 TEL098-865-3737


    4)『九月、東京の路上で』出版記念トークセッション
    ヘイトスピーチを繰り返さないための「歴史」

    日時:5月20日(火)19:30~
    場所:Loft Plus One West(日本橋駅、なんば駅徒歩7分)
          大阪府大阪市中央区宗右衛門町2-3 美松ビル3F
    出演:
    加藤直樹(『九月、東京の路上で』著者)
    朴一(大阪市大教授)
    石丸次郎(アジアプレス大阪オフィス代表)
    前売・予約¥1200 / 当日¥1500


    5)朴順梨×深沢潮×三浦ゆえ
    「SAY!性!生!~やめられないとまらない、女の性(さが)と生~」
    『伴侶の偏差値』(新潮社) 『セックスペディア』(文藝春秋) ついでに
    『奥さまは愛国』(河出書房新社)刊行記念

    日時:5月22日(木)20:00~22:00
    場所:本屋B&B(下北沢駅南口徒歩1分)
       東京都世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
    出演:
    深沢潮(小説家)
    三浦ゆえ(フリーライター・エディター)
    朴順梨(フリーライター)
    入場料:1500円(要予約・1drink オーダー)
    問合せ:本屋B&B TEL03-6450-8272


    6)第一回男組ナイト@関西 男組、関西初のイベント!

    日時:5月23日(金)19:30~22:00
    場所:Loft Plus One West(日本橋駅、なんば駅徒歩7分)
    大阪府大阪市中央区宗右衛門町2-3 美松ビル3F

    出演者:男組、行動界隈、ウナちゃんマン、横山緑 etc...
    前売り・予約¥1500 / 当日¥1800(飲食代別)
    券はローソンにて発売(Lコード:55222)


    ●5.新聞・雑誌記事・Webより

    1)北朝鮮、オバマ氏は「黒いサル」 米は憤慨「最低だ」
    スポーツニッポン(共同通信) 5月9日

    北朝鮮の朝鮮中央通信が、オバマ米大統領を「卑劣な黒いサル」などと差別
    的な表現で批判する長文の記事を配信、米国務省のハーフ副報道官が8日
    「最低だ」と強く非難した。記事には、普通なら外交的にほとんど見られな
    いような悪意に満ちた表現が並んでおり、米朝関係の一層の悪化につながり
    そうだ。

     記事は市民や軍関係者の声を集めた体裁を取っている。「オバマを見てい
    ると吐き気ではらわたが煮えくりかえる」との表現で始まり、「アフリカの
    原生林に生息するサルの顔そのもの」「人類は進化しているのにサルのま
    ま」「人間の基本的な外見すらない」など、極めて人種差別的な表現でオバ
    マ氏をののしっている。

    http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/05/09/kiji/K20140509008125320.ht

    ml



    2)日本・東京でまた嫌韓デモ「枯れ死寸前」コリアンタウン
    韓国・SBS 5月11日(原文は韓国語)

    東京でコリアンタウンがある新宿で再度嫌韓デモがおきました。そうでなく
    ても、恐怖にさらされているコリアンタウンは、絶体絶命の危機となってい
    ます。

    <記者>
    旭日旗を前面に立て、極右たちが東京新宿の街を闊歩しています。
    外国人嫌悪と差別を扇動します。
    「中国人と韓国人を追放しろ」
    差別反対市民(カウンター側)は正面から衝突しております。
    「人種差別主義者はでていけ!」
    警察を間に挟み、極右は道路でデモを行ない、カウンター側は歩道で抵抗し
    ました。
    東京のコリアンタウンからわずか200メートルしか離れていない場所でのデ
    モです。
    嫌韓デモが新宿で開かれたのは今年に入って初めてです。
    東京のコリアンタウンは絶体絶命です。
    韓流ブームが絶頂だった2年前と比較すると日本人たちの足が3分の1の下に
    落ちました。
    キム・ヒョソプ/世界韓国人貿易協会東京支会名誉会長:
    「一番大きいことは韓日関係でしょう。 表立った不買運動はしないが韓流
    ブームが沈静化し買わなくなったので」
    先月21日には(株)韓流デパートが東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。
    手続きが進行される五か月以内に変化がなければ破産が避けられません。
    韓流デパートのような大型商店だけでなく、中小規模店もぞろぞろ門を閉め
    ています。
    去る1年半の間、閉店やオーナーの変更をした店が全150ヶ所に達すると推定
    されます。
    シン・サンユン/東京コリアンタウンの事業者
    「3~4ヶ月で客層は戻ってくると思っていましたが、1年超えても客層を取
    り戻せず、少ししか回復できていません。嫌韓ブームによる客離れが進み、
    底が見えず不安がとても大きくなっています。商売にもならなくて採算のメ
    ドも立てられていません」
    コリアンタウンには商店400ヶ所余りあり、1万人近い東京在住の韓国人の人
    生が根元から揺らいでいます。

    http://w3.sbs.co.kr/news/newsEndPage.do?news_id=N1002383661


    ●6.編集後記

    行動する保守=レイシスト集団は先週末に奈良・大阪・福岡・新宿でヘイト
    デモ・街宣を行ったのですが、川崎でも全く告知せずにヘイトデモを行いま
    した。前回の川崎ヘイトデモでは、ビラを受け取っただけの一般市民を模造
    刀で斬りつける事件を起こしたひどい参加者がいたわけですが、カウンター
    の抗議を恐れ、こっそりヘイトデモを行ったわけです。写真を見る限り10人
    程度の淋しいデモだったようです。彼らのヘイトデモ参加者が減少している
    ことは喜ばしいことですが、逆にそこまでヘイトデモにかける意気込みは逆
    に心の闇を垣間見えてくるように感じます。来週以降も引き続きさまざまな
    地域・団体でヘイトデモが行われるのは残念です。すべてのヘイトデモ・街
    宣にカウンター行動をかけられませんが、再来週の5月25日に行われる「移
    民受け入れ断固反対デモ行進in西川口」はきちんと抗議・カウンター行動を
    行います。
    来週次号ののりこえねっと通信でもう少し詳しい内容をお知らせする予定で
    すので、ご都合がつく方は予定して頂けると幸いです。
    (か)

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    ■のりこえねっと通信 0029号 2014年5月14日発行
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