岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/03/11
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2019/03/03配信「橘玲『もっと言ってはいけない』 解説!「日本人の1/3は日本語が読めない?」の真相にせまる」の内容をご紹介します。
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2019/03/03の内容一覧
- 藤田ニコルYouTube参入
- 品川祐のオンラインサロン大苦戦
- 『もっと言ってはいけない』の残酷な真実 「頭の良さは8割遺伝で決まる」
- 女オタクが苦労する理由
- 日本人の3分の1は日本語が読めない?
- ロボット税を作らないとしんどくなる!
- 日本人は自己家畜化した民族である
- 日本は、世界中の内気な人を輸入しよう
- 質問:「聖書の押し売りにどう対処すればいいですか?」
- 質問:「プレゼンのコツを教えてください」
- 「何が面白いか?」というメタ・コンテンツを伝える
- 「この世は面白い!」という姿勢を持とう
- ロシアに行った話
藤田ニコルYouTube参入
タオルくん:「藤田ニコルの参入で、若手ユーチューバー全滅!」だって。すごいね。
岡田:「モデルの「にこるん」こと藤田ニコルによるうYouTubeへの参戦は、多くの動画クリエイターにとって脅威の存在になる!」という話ですね。
……はい、タオルくん、ありがとう。
藤田ニコルさんは、Twitterのフォロワーが244万人。インスタグラムが258万人。もう、化物ですよね。
「その藤田ニコルさんがユーチューバーとしてデビューしたら、5日間であっさりとチャンネル登録数を30万人越え。たった3本の動画は300万再生を突破」という、アサ芸Bizのオンライン記事なんですけども。
エラいことになってきました。
その記事によると「ユーチューバーというのは、もともと過激なイタズラやドッキリなどのモラルに反したコンテンツでウケていた」と。いきなりな言い方ですね。
「しかし、最近になってYouTube側が規制を改定し、過激なドッキリ企画や視聴者に悪影響をもたらすコンテンツをアカウント停止の対象とした。そしてカジサックことキングコングの梶原雄太をはじめ知名度ある芸能人のYouTube参加が増えている。これによって、芸能人と同じ土俵・メソッドで争わなければならなくなった多くの若手ユーチューバーは苦しい。一般のユーチューバーは淘汰されてしまうだろう」というのがアサ芸Bizの予想です。
藤田ニコルさんのYouTubeに対して、アサ芸Bizはさらに「メイク術やプライベートで使用するバッグの中身を公開するなど、YouTubeと、非常に親和性の高いコンテンツを配信。サムネイル画面にはデカデカとテロップがいっぱい入る。これらは無名のクリエイターが動画再生数を増やすために講じてきた仕掛けであり、それを“超インフルエンサー”の藤田ニコルが片っ端から実行すれば、もはや勝敗はついたも同然。今後一般人がゼロからユーチューバーとしての人気を確率していくには、こうした怪物級の固定ファンを持つタレントユーチューバーが手を出さないような、さらなる隙間企画を開拓していくしかない」と書いています。
すごいですよね。とりあえず、僕が『ユーチューバーが消滅する未来』という単行本で予言した通りの展開になりました(笑)。
まさかね、本を出して2、3ヶ月でこういう展開になるとは思わなかったんですけども。
「芸能人なら地上波で見ればいいんじゃないか?」(コメント)
いや、違うんですよ。YouTubeにしてもテレビにしても基本は同じで。普通の人間というのは「習慣」で行動するんですよね。
みんながYouTubeを見てるというのは「テレビよりも手軽に見れる」から。つまり、昔はテレビを持ち歩けなかった。これはいまだにそうなんですけども。スマホではテレビを見るのが面倒臭い。テレビは家に帰らないと見れないけれども、それに対してYouTubeってどこでも見れるわけですよね。なので、みんなYouTubeを見るようになったというだけなんですよ。
そうすると、視聴習慣が「毎日、テレビを家に帰って見る」という形から「毎日、外で移動中にYouTubeを見る」という形に変わっちゃった。YouTubeというか「スマホの画面に映る物を見る」という方に、日常での習慣が移ったんです。
その結果、「自分にとって親しい存在」が、テレビタレントの代わりに、ユーチューバー……例えば、ヒカキンでもラファエルでも何でもいいんですけども、そういう人達に移ったなっただけであって、基本的に「みんな便利で自分の習慣にくっついている物を消費する」こと自体は変わらないんです。
だから、実は今、一番強いのは「テレビという旧世代の怪物メディアでのファンを多く連れている芸能人がYouTubeに来て、真面目なユーチューバーのように、毎日毎日みんなが面白がるようなコンテンツを出すこと」なんですよ。
それがもう最強で、これに勝ちようがないんですよね。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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