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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「『リスクを取らないリスク』は常に足元にある」=
 (有料メルマガ第296回・2014/9/23配信号)

※注 2014年9月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 株式投資を長い期間つづけていると『タイミング投資で常に勝つのは難しい』ということをいやというほど実感させられます。

 私自身でもそうですし、プロのファンドマネージャーさんなどにお話を聞くことがありましたが、プロでもタイミング勝負では勝てないことが多いようです。

 プロが運用している大手証券会社の投資信託の運用成績をみただけで、誰にでも理解できることです。

 タイミング勝負では、株式市場にとどまるべきときに退出してしまったり、退出すべき時にとどまってしまったりして、多くの投資家がタイミング勝負に挑戦し討ち死にしていることも多いです。

【中略】

 タイミング投資がすべて悪いかといえば、そうではないとも思います。例えば優待株投資を1年も続けていれば、優待の権利確定日に向けて、優待取りのための資金が入ってきて、株価が上げていき、優待権利確定日の翌日からは、権利落ちで優待の金額以上に大きな株価下落が起きるというパターンが繰り返されることに、気が付きます。

 それならば、ということで、優待権利落ち後に大きく株価が下げた時に買って、優待権利確定日の前にキャピタル・ゲインを確保して売るというパターンで、毎回のように着実に稼ぐというタイミング投資(=イベント投資)は再現性の高い有効な投資方法です。

 ただし、権利落ち後のいつ買ったら一番良いのか、権利確定日のどのくらい前に利益確定するのが一番儲かるのかは、投資環境や投資した優待銘柄の業績の状況などで、毎年変わってくるので、機械的に優待権利落ち日の3か月後に買って、優待権利日の10日前に売るというようなワンパターンで最大限の利益を上げることは難しいです。

 しかし東日本大震災とか、9.11世界同時多発テロのような、突発的な危機が発生しなければ、高い確率でそれなりの利益を得ることは可能だと思います。

 株に大量に投資する時期と、一切株には投資しない時期を決めるような極端なタイミング勝負という戦略は使わないほうが良いと考えますが、ドル円の為替相場が円安に動くときには輸出株の業績が良くなるので、輸出銘柄を買う。為替相場が円高に動く可能性が高い時は、内需銘柄のうちから好業績銘柄を選ぶ、というような銘柄選択や銘柄シフトは、当然のごとく行うほうが、株から得られる利益は高くなるとも考えています。

 もちろんヤマ勘のフィーリングで投資しようとすると失敗します。タイミング勝負師は何かニュースが出てからそれに遅れて株を買ったり売ったりする人や、いま株式市場が上昇を続けていて儲かりそうだからと、全財産を株式市場に投入してしまうような人のことを指すのだそうです。

 行動ファイナンスは心理学を活用し、人間の投資行動を研究します。そして「感情によって人はお金に関して過ちを犯す」ということがわかってきます。

 恐怖感、欲ばり、自信過剰、自信のなさ、失望、後知恵、仕立て上げ、損失嫌悪。いろいろな感情がタイミング投資を志向する投資家を襲い、誤った行動を取らせてしまうようです。

 やはり長期で株式市場に資金をおいておく。もちろん一年に1度か2度は業績を確認して、場合によっては銘柄シフトを行いながらも自分が決めた投資資金の範囲内で、株式投資を続けて行くということも、資産を守ったり、増やしたりするためには有効な手段だと考えます。

 ただし、いくら日本を代表するような大型株だからと言って、同じ銘柄を買ったままで持ち続けると、ソニーやシャープや東京電力に投資した人が大損害をうけたようなことも起こります。また、優待欲しさに業績がすこぶる悪い破たん前の日本航空に投資しつづけていた人が、投資資金を失ってしまったようなことも起こります。
 だから馬鹿の一つ覚えのような長期投資、同じ銘柄に長期間投資を続けるというようなことはやめるべきだと考えています。銘柄の見直しと入れ替えは大事です。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【上方修正と増配を期待!歴史あり資産リッチで低PER低PBR、増配と上方修正も期待できる企業を研究!】

 本日配信の有料メルマガでは、古い歴史を持ち、業績も堅調、低PER低PBR、高自己資本比率で、不動産を保有・活用しており、保守的業績予想を常とするため上方修正と、増配を期待できる高配当企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「トランプバブル第2幕がスタートするかどうか。日本株が上に動くのか、それても下に動いてしまうのか。すでに投資した企業の株が下げてきても、我慢してほとんどの手持ち株をホールドする方針で、我慢の投資を続けてきました。つまり私はトランプバブル第2幕のスタートを信じていました。しかしトランプ政権がスタートした後は、率直に株価の動きについて動こうと考えています。」と題し、タイミング投資を視野に入れつつ戦略を考える方針を考察しています。

 さらに、トランプによる恩恵があると考えられるセクター代表6銘柄を検証するほか、研究銘柄候補5銘柄をコメントを付して取り上げています。


 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。


【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

 ※この銘柄は2回配信しました。

 パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%~100% 2銘柄
 +25%~50% 14銘柄
 +10%~25% 15銘柄
    0~10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。


 コラム銘柄は、261勝9敗でした。コラム銘柄の最高パフォーマンスは、
 7月26日配信メガチップス(6875)の+121.06%でした。

 コラム銘柄パフォーマンス分布
 +100%以上    1銘柄
 +50%~100% 31銘柄
 +25%~50%  66銘柄
 +10%~25%  98銘柄
    0~10%  65銘柄
 0%以下       9銘柄


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