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就活生と投資家は似た者同士
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就活生と投資家は似た者同士

2017-03-08 15:36
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     今年も来年卒業の大学生の就活シーズンがスタートしました。
     3月1日から表向きはスタートしたようですが、実際にはもっと早くスタートしていたと言えます。

     大学に入学し約3年近い学生生活を終えて待っているのは厳しい就職活動。
     とは言え人材採用難が言われる昨今だけに学生さんにとっては売り手市場となっていて、早く決まるケースが多くなっていると考えられます。

     企業側ではできるだけ早いうちに良い人材を確保しようとしますのでこの時期から学生にアプローチして各企業で人材争奪戦が繰り広げられることになります。


     就活生にとって社会人活動の第一歩となる就職先選びは長い人生の重要なスタートとなります。有名ブランドの大学生なら比較的就活はスムーズなのかも知れませんが、有名な大学ではない場合は希望の就職先に入るのはなかなか大変な場合もありますが、このところの採用市場は比較的順調に就活ができる状況になっています。


     さて、就活生は安定志向であれば公務員や教員などを選択しますが上場企業の場合はどうでしょう。

     一寸先は闇の時代、
     先行きが読み通せない時代の中で就職先を選ぶのは骨が折れるものです。

     大会社に就職できたからと言ってもその会社が先行きどうなるかは不透明。
     東芝のような事例も出てきますので油断できません。

     昨今は安定志向で金融機関や大手商社などを希望する学生が多いのかも知れませんが、果たして10年先、20年先にどうなっているかは分かりません。


     今手元に2001年(今から16年前)の会社四季報夏号がありますが、最新四季報などと見比べてみるとかつての優良企業だった御幸毛織、福助といった繊維会社が消えたほか、スルガコーポレーションや日本コーリンといったその当時、活躍していた企業の姿が見えなくなっています。

     ですから企業の栄枯盛衰の中でその時に良い会社に入った、良い株を買ったと安心している訳にはいかないことを知る必要があります。


     学生さんにとっては企業の栄枯盛衰が起きることは理解していてもなかなかそれを見抜くのは大変です。
     投資家は変化を感じながら対応できますしリスク分散の形で、いくつかの企業に投資したり時間分散ができますのでリスクはある程度限定はされるでしょうが、株式投資相応のリスクを覚悟して臨む必要があることを改めて認識することができます。


     雇用の受け皿となっている飲食やサービス業は人材採用に熱心ですが、なかなか学生が集まらないようです。とりわけ厳しい時間外労働に迫られるブラック企業とのレッテルが貼られた企業は就活生が避けようとします。


     取り敢えず就職した学生さんは社会人としての素養を身につけながら、一人前に与えられた仕事をこなして社内でのステータスを高めることになります。

     文系や理系によって職種が違ってきますが、就活生の皆さんは就職後のお仕事をおぼろげながら想像して就職に挑戦することになります。


     どんな会社に就職すべきかはどんな会社に投資すべきかと同じ意味あいを持ってくるのではと筆者は考えます。

     上場企業は現在3650社がありますが様々なタイプがあり、就活生の皆さんは、しっかり勉強してどういう会社が良いのか、募集内容はどうかなど調べることになるかと思います。同様に投資家もどのような企業の株式に投資すべきか様々に検討を重ねます。
     そうした意味で就活生と投資家は似た立場だと考えられます。


     昨年から筆者は縁あって就活支援センターやIR会社とのご縁があり、IR会社が開催する個人投資家セミナーに10名程度の就活生の参加枠を設けてもらいました。定着までには多少時間がかかりますが企業にも学生にも主催するIR会社にも好評です。
     これは投資家と学生の意識が共通なためだろうと思います。


     就活生はもちろん上場企業を選ぶ必要はありません。

     創業後数年しか経過していない企業でもIPOを果たして社会的なブランドイメージを高める事例は数多くあります。過去2年間に株式市場には170社余りがIPOしてきましたが、今年も1-3月に28社がIPOを予定しており、年間では100社程度のIPOが見込まれます。

     勇気をもってIPO前の企業に就職してIPOを目標としてストックオプション(株式を市場価格よりも圧倒的に安く譲り受ける権利)をもらって頑張れば将来株式上場したら資産が増えるといったメリットを享受するチャンスが生まれます。
     もちろんIPO前のベンチャー企業やIPOしたての企業を就職先に選ぶのは勇気が必要ですが、そうした企業に入社すると就職後の意欲的な取り組みの目標が生まれるかと思います。


     こうしたことから就活生が就職した先の企業の一員として何らかの仕事をして社会貢献をすることで利益の中から労働の対価としhて給与を支給してもらい、自らの資産を形成することになりますが、投資家も株主として社会活動に参画して利益の中から配当金を得て資産増強を行うことになります。
     就活生が投資家と同じような立場であることはこうしたことから理解されます。

     ただ、投資家は流通市場で株を売ればその企業とは利害関係がなくなりますが、学生は退職しない限りは就職した先の企業とは長いつながりを維持しないとなりません。

     どういった企業を選定すべきかは就活生にとっては初めての経験なので難しいことなのかも知れませんが、以下のような選定条件の中で目標設定すると良いかも知れません。

     これは投資家にも言える選定方法かも知れません。


    1.経営者のやる気や情熱が感じられ、人材育成に熱心な企業

    2.設立から今日までの沿革を理解し将来性を感じられる企業

    3.財務内容が適度に堅実でなおかつ成長指向の企業

    4.中・長期的な成長の姿が明確に語れる企業

    5.急成長よりも安定的に成長する可能性のある企業

    6.技術開発に熱心で優れた製品を持つ企業

    7.独自のサービスメニューを持つ企業

    8.将来発展の余地の大きな産業分野を担っている企業


     少々、欲張ったかも知れませんが、ざっくりと筆者が感じた選定条件です。
     とにかく投資家と似た目線での選定方法を就活期間に実行に移してはいかがでしょうか。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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