今週(6月19~23日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で189円41銭上昇し(率にして0.9%の上昇)、2万132円67銭で取引を終えました。
週初から外為相場での円安進行、米株高などを好感して日経平均株価は20日まで3日続伸。20日には6月2日以来、半月ぶりに年初来高値を更新しました。
21日、22日は原油安が重荷となり、続落しましたが、23日は小反発して終えました。
来週も大きな材料はありませんが、米国の景気動向を反映した米国株の動き、原油市況の動向などが焦点となりそうです。
原油相場をみるうえでは、サウジアラビアの「皇太子交代」が重要なポイントになりそうです。新皇太子は「脱石油」に向けた構造改革の旗振り役だけに、改革を促進するうえでも、一定の原油価格は維持したいところだと思います。
一方で、イラン、カタールなどに対しては強硬な姿勢が目立つだけに、「減産合意」の足並みが乱れる可能性もあります。
(水島寒月)
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