先週後半から今週にかけても株式市場は荒っぽい値動きでした。
ナルシシストで大統領職に留まりたいトランプ大統領による荒っぽい発言に反応して、または利用して、短期の資金が相場を振り回している状態です。
個別株に空売りを仕掛けたり、4日間売り続けたと思ったら昨日は急にインデックスを買い上げたりと。相場操縦そのものと思うのですが、大手機関投資家なら何をやっても良いのか?と・・・。
中国関連銘柄や半導体製造に関係する銘柄なども派手に乱高下しています。
個別で見ている中ではコマツ(6301)やナブテスコ(6268)などは年初の高値から随分と売られました。カーボン系も急落したりとヒヤヒヤしましたが、7月下旬からの中間決算開示で上方修正する可能性が高いですから、如何に安いところを買えないかと(セコく)注視しています(笑)。
今の相場は業績云々と言うより、大きく上げていた銘柄や動かし易い銘柄に空売りを入れるなど、調べてみると力ずくの需給相場という雰囲気です。これに慣れなければいけませんし、以前にも書きました通り、日経平均株価で23,000円と言えば時価総額670兆円レベルなのですから、高値圏の中での乱高下に注意しなければいけないと思っています。
気になるところでは、鹿島建設がREITに参入したり、海外の有力ファンドによる日本への進出が増えてきたりと、いよいよ過剰流動性相場も後半戦の中盤辺りには差し掛かっているはずと感じているところです。
日本の中枢である国会が進展の無いモリカケ問題に終始していたり、視聴率最優先で下らないニュース(バラエティー)を垂れ流すメディアの行動、相変わらず町のあちらこちらに保険適用(違法)整体院が出店したりと・・・。
ノー天気なことをしているうちに国力が落ち続け、中国周辺国の被害が他人ごとでは無くなる日も近いのか、やはり海外投資をもっと増やさなければいけないのか・・・などと思案する今日この頃です。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)