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筆者の入院中は改めて病院の凄さに感じ入りました。折しも相川氏のレポートしたLCホールディングス(8938)が病院経営も含めた新中期計画を発表したことに加え、1Q決算の発表を好感し株価急騰。直近のボトムから7割高を演じるなど元気のない中小型銘柄の中でも異色の存在となっています。
老朽化した病院施設と米国型の病院経営を武器にわが国初の病院REITを展開しようと取り組む同社の今後に期待が高まっています。
滅多に病院には世話にならないできた筆者が入院中に気がついた儲かるビジネスは病院内の時間限定のコンビニとレンタルテレビ。
病院内のコンビニは大手が入っていない。患者は看護師の言うまま手術用の腹帯などを購入する。またレンタルテレビはプリペイドカードを購入してベッド脇に設置されているテレビを視聴するシステムで私はTBグループ(6775)のカード販売機(子会社で展開しており全国シェアが高いらしい)から病院機器リース事業を展開する総合メディカル(4775)にカード(1枚1000円)を購入して見ていました。
ビジネスホテルなどの仕組みとほぼ同じです、1カ月も入院しているといつの間にか5枚も購入する羽目になりました。
病院のベッドはご存知のパラマウントベッド(7817)、自動タイプと手動タイプが病院内には置いてありましたが、自動がやはり患者としては便利。
同社はテレビシステム事業(CSアメニティサポート社)を買収するなど病院でのビジネスを積極化させようとしています。
エラン(6099)という企業は入院患者向けに身の回り品をCSセットとしてレンタルするビジネスで急成長していますが、世話してくれる家族がいない患者にはきっと便利なのかと思います。
また私の日常生活に加わった血糖値計測にテルモ(4543・時価6150円)の計測用の針が役立っています。独占的に提供される医療用の針を前に消耗品ビジネスの凄さを感じています。
そのテルモが米国デクスコムから日本独占販売権を取得した持続血糖測定器が話題になりましたが、血糖値計測用針などの消耗品ビジネスは今後も利益を生む分野です。
インシュリンはサノフィ社というメーカーのものを使っていますが即効性の速いタイプのアピドラと持続性の高いトレシーバの2種類を主治医が指示。
一定量を食事前に皮下脂肪のたまったお腹に打つ生活が続いています。
退院後、血糖値が110前後に下がったと油断して先生に相談して量を減らしてもらうことにしましたが、それが良くなかったのか先日からは一気に血糖値が200前後まで上がってしまいました。
株価と同様に上げ下げ激しく、次回の検診で先生にまた処方してもらう必要がありそうです。
血糖値測定器は海外の製品ですが、痛くない針など日本独自の製品はこれからも世界に向けて伸びていきそうな感じがします。
また手術で使う内視鏡などの洗浄機器やマスクなどは興研(7963)の活躍の場です。同社の場合は新たにクリーンルームシステムの成長が話題になりつつありますが、株価が過去のボトムに到達する中で、研究の余地がありそうです。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)