不勉強なだけで無く、優秀な側近を従えることも出来ず、且つプライドばかりが高いナルシシストが選挙目当てだけで情報発信してしまう・・・。
 超大国アメリカの大統領がこれでは世界はどうなってしまうのか?

 理性ある米国の誰もが、あと2年の我慢。いやいや中間選挙まで・・・などと願っているにもかかわらず、その行方を握っているのが内向き指向で白人優位の時代を懐古するアメリカの古き白人社会。
 この混乱が歴史的な転換点になるのでは?と感じています。


 先週は国内株式について「バーゲン・ハンティングかもしれない」と書きましたが本当にそうなると良いですね。但しショートカバー(買戻し)が中心でしょうから余り期待は出来ませんが。

 半年近くも壁と言われていた日経平均株価23,000円を抜けてきましたので、場合によってはショートカバーが強まれば、1月高値の24,000円辺りまで行ってしまうかも?とも期待してしまいます(^^)


 余談ですが・・・、スルガ銀行は潰れるのでしょうか?
 株価は年初から1/5になりました。不正融資と言いつつも、是正すれば利益は減りますが破たんするほどでは?と考えている次第です。
 当局にとっても、純資産3,500億円、総資産3兆円超の静岡県第二の地銀を潰す選択枝はあるのか?と思いますし、潰れたりしたら相当混乱します。
 今週一杯で通常の機関投資家は売り切るはずですよね?
 博打の観点からも面白い銘柄かも知れません。ハゲタカはこういう会社が大好きです(^^)。


 さて、前回の続きで新興国市場につきまして・・・。

 確かに米国金利上昇による巻き返しで資金逃避が起きているのでしょうが、米金利高によるドル高への転換は2014年のFRBの政策変更がなされた時期からある程度は予見できていたことです。
 その後のスピード感はその時々の政治・経済環境などで変わりましたが、あれから既に4年が経過しているのですから、新興国通貨下落の原因を今更ながらに米国への資金回帰ばかりを理由に出来るとも思えません。
 米税制改革による企業資金の回帰も第一四半期だけで30兆円超になるなど影響しているものと思われます。


 トランプ大統領の無茶(アホ)振りと投機資金の集中が相乗効果を発揮したことで新興国通貨が急落したとも考えられますから、米中貿易戦争による中国経済の悪化と言うストーリー(状況)はまさに投機筋にとって格好のタイミングと言えます。

 最近発表された貿易統計を見る限りでは駆け込み需要もあったようですが、結局は景気絶好調の米国による輸入が減ることも無く、結果として米中間の貿易不均衡が拡大することで関税引き上げによる経済制裁は効力を失っていくのではないかと考えています。そうなると次は米国と中国ともに内需振興策が前面に出てくると考えられますし、既に動きは出つつあるようです。

 これらの考え方から、新興国資産が無茶に売られる時期も最終局面に入りつつあるのかもしれないと言うのが見立てです。折しも米国金利の上昇にも先行きが見えてきましたし、貿易面などからも行き過ぎた通貨安はいずれ修正されます。
 米国の行方と新興国の行方に関する転換点。今年は長く保有できる新興国の株式や債券なども探したいと考えています。


 但し、しつこいですが、取引する金融機関(証券会社や運用会社など)には十分ご注意ください。

 まず大手はボッタクリ(高コスト)商品が多いです。見栄えばかりで、ちゃんと計算してみるとコストが掛かり過ぎる商品が多く、結果として儲かりません。

 一方で、中小証券には怪しい会社も散見されます。
 過去に業務改善命令などの処分を受けた会社や、会社HPにしっかりと財務情報を掲載していない会社は要注意です。大切なお金ですから、最低限の開示しかしていない不誠実な会社にはお金を託せません。

 最近は本当に(ギリギリ合法的なものも含めて)詐欺だらけです。
 先日もNTT東の者と名乗る人物から「NTTのコラボレーション事業で、今のプロバイダーを解約して乗り換えれば電話回線とネット回線を併せて2割も安くなる。」との電話がありました。
 その場でPCから申し込みをさせる手口でしたが、安くなることをNTTがわざわざ電話してくるはずも無く、テレサポートと言う業者名で、無理に転用を仕向ける悪徳業者とわかりました。
 詐欺的に若者をコキ使い電話で勧誘してくる悪徳業者には注意してください。


 もっとも、こう言う詐欺を厳しく罰する法律を後回しにしたまま、自然災害を理由に利益誘導に邁進するマヌケ議員だらけでは詐欺は減りません。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)