今さらながらのソフトバンク(9434)の上場が話題になっていますが、もともと上場していた株なので今さら何だと言いたくなりますね。
親子上場は既にNTTや日本郵政なども行ってますので駄目とは言えない。東証も認めているので、正式に12月19日に上場が認められた訳です。
今回の放出は親会社の保有する株式の4割に当り、金額では2兆7000億円になるというもの。孫社長流の錬金術は許される範囲で冴え亘っています。こ
のお金は投資会社としての親会社の投資資金に回ることになります。
親も子も孫社長もハッピー。投資家も証券会社もハッピー。となるなら師走相場も明るいだろう。
停滞気味の株式相場に需給の重さでのしかかりそうなIPOではありますがソフトバンクグループも念入りな準備をしてきた筈だし、携帯キャリアが膨大な利益を得ている今のうちに一部の株を放出しておこうという孫社長流の思惑がうごめいていそう。
実務家ではない投資家としての孫社長の真骨頂は軍資金を得てますます正体を現すことになるのか、今ピンチに陥っているRAIZAPの瀬戸社長が85社もこまごまとした事業会社をグループに入れた展開とは異なる兆円単位の投資資金で得るものとは何か?
ダイナミックな事業が好きな孫社長が狙う次の投資対象が何か、興味深い。
ソフトバンクの上場に筆者はさほど興味はないが、その放出で得た資金の行く先に興味を持ってしまう。
折しもソフトバンク上場の4日後の12月21日に産業用ドローンのメーカーである自動制御システム研究所(6232)がマザーズにIPOすることになりました。
おそらくかなりの人気化が予想されます。
オートパイロットテクノロジーと称し、ドローンを物流に活用するという夢のようなビジネスは問題を抱えながらも大いに発展することは疑いようがない。
既に同社は日本郵便とドローンを使った郵便局間配送で提携しているが、同社への出資企業の菊池製作所(3444)ともどもを期待は膨らむ。
(炎)
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