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 今月27日は3月期決算の配当権利落ちです。配当の権利を取るラストチャンスが26日までに買われた銘柄となります。

 決算期は3月だけでなくウエスコHDのように7月決算銘柄もあります。
 下記の通り選択した有望銘柄に最低単元を投資してみてはいかがでしょうか。

 題して、炎が選んだ10万円以下で買える株価の位置が低い高配当利回り(バリュー)銘柄。皆様の参考になるかご賞味下さい。
 全部買っても総額は40万円以下ですので配当重視で取り組んでおられる皆様に参考になれば幸いです。


1.テノックス(1905)
 時価809円 100株 8万900円

 決算期3月 時価総額55.8億円 3Q末保有現預金79億円
 妥当株価1145円
 今期予想配当金30円(中間期15円、下期15円)
 今期予想配当利回り3.7% 配当性向30% 獲得配当金1500円
 来期予想EPS108.5円
 予想配当金33円(中間期16円 下期17円)
 来期予想配当利回り4.08% 獲得配当金3300円
 1年間+2日間 獲得配当金4800円(税引き後3840円)
 税引き配当利回り4.75%

 一般信用取引金利2.9%を大きく上回るリターンを得るチャンスは明日まで。
 よほどの事情があるのか800円で買い指値をして待つとどういう訳か売ってもらえる可能性がある。
 基本は800円から810円での投資スタンス。但し下期配当分15円が28日に落ちますので800円割れも一時的には想定されますが、その分落ち後の配当利回りは高まります。
 東京オリンピック関連工事の終了でそれ以降の業績面での不安感は残っているが、社会資本の老朽化投資、首都圏から関西、地方都市での投資増が期待される。中計では設立50周年にあたる2021年3月期の経常利益15億円を目指す。


2.ウエスコHD(6091)
 時価338円 100株 3万3800円

 決算期7月 時価総額51億円
 2Q末保有現預金(有証及び投資有証等含む)65億円
 妥当株価431円
 今期予想配当金10円から13円(13円の可能性大)(年1回)
 今期予想配当利回り(13円前提)3.85%
 7月獲得見込み配当金1300円
 来期予想EPS32円 予想配当金10円から13円(期末のみ)

 この銘柄も一般信用取引金利2.9%を上回る配当利回りとなっている。
 3Qで通期決算が見えてくる。
 今期は特別利益計上でEPSは56円に膨らむが来期はこの分がなくなり通常のペースに戻る。
 10円から13円配当を予定しているが今期も来期も13円配当実施の可能性が高い。7月はアノマリー効果で株価の上昇が想定される。
 投資のタイミングは3Q決算が発表される6月まで。


3.クリップコーポレーション(4705)
 時価817円 100株 8万1700円

 決算期3月 時価総額33.8億円 3Q末保有現預金48.5億円
 有利子負債(短期借入金3.1億円)
 妥当株価1097円
 今期予想配当金40円(年1回)配当性向98.8%
 同予想配当利回り4.89%
 3月獲得見込み配当金4000円

 学習塾運営で少子化の影響を受け業績は伸び悩み傾向。
 保有する現預金48億円を活用してM&A等による新規事業を模索。
 配当性向は高いが現預金が豊富で現状の予想配当金を確保。


4.NICオートテック(5742)
 時価812円 100株 8万1200円

 決算期3月 時価総額44.3億円 3Q末保有現預金4.7億円
 有利子負債7.8億円
 今期予想配当金39円(中間期19円実施済み 下期20円予定)
 (但し業績の変動次第では流動的)
 予想配当利回り4.8%

 今期予想EPS92円(四季報)同社では3Q決算発表時に通期見通しを示していない。次世代FPDの需要拡大を期待しているが、なお不透明な状況でこの点はリスク要因。
 3Qでは経常利益568百万円を計上しており、四季報の通期見通し700百万円(前期比▲32.2%)の81%の水準に達している。
 2013年から業績は5期連続の増益基調を続けてきたが今期は減益見通しで踊り場に差し掛かってきた。有機EL関連の評価で回復期待もあるが、株価は2017年7月10日の高値2895円から昨年12月24日の安値
 733円まで75%下落。現在も低水準に位置している。
 財務内容はやや見劣りするため、バリュー株ではないが四季報程度の通期業績見通しの達成があれば配当利回り面での魅力はある。


5.ハードオフコーポレーション(2674)
 時価846円 100株 8万4600円

 決算期3月 時価総額114億円 3Q末保有現預金17.4億円
 投資有価証券18.9億円
 有利子負債ゼロ
 今期予想配当金40円(年1回)配当性向90%
 予想配当利回り4.7%
 今期予想EPS44.5円 来期予想EPS55.6円

 月次売上は下期に入って回復基調。前半はやや不調だったが底打ちしたと見られる。株価は2016年2月高値1770円以来の下落歩調で昨年12月25日に727円でボトムを打った。その後は800円から850円での推移が続いている。
 総合リユース業の展開で2016年3月期の経常利益2261百万円を超えられるかどうかで評価の見直しが図られる可能性。配当性向は高いが来期以降の収益の回復に期待。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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