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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「半年から1年ほど先を見て投資した株をホールドしたい」=
 (有料メルマガ第437回・2017/6/20配信号)


※2017年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。

(前略)

― マネー雑誌で大きな資産を作った個人投資家が何人も紹介されるようになりました。それぞれ自分に適した投資手法を駆使して成功しています。でも最初から失敗もなく資産を大きくできた人は無く、みな手痛い失敗をしながら成功への道筋を見つけています。失敗しても諦めなかった人が成功を手にしたのです。 ―


 インターネットの発達やネット証券の台頭で個人投資家にとって株式投資のコストが大幅に低減され、株式投資を利用した資産形成が昔よりも随分身近になりました。

 私がサラリーマンとなった1978年当時には、自分の資産を運用するだけで生活している個人投資家が一般の人々の話題に上ったりするようなことはほとんどありませんでした。

 いまでも機関投資家などに勤めるサラリーマン運用者の地位は高い(=社会から重要視され評価されている)けれど、専業投資家として自分の資産運用だけで生活費を得ているような人に対する一般社会の目は、まだまだ厳しいの
があるように感じます。


 実際に株式投資で生活しようとすれば、かなりの努力が必要で、精神的負担にもさらされます。

 専業投資家のことを、ちょっと別の言い方をするなら、自分だけが顧客の投資顧問業を行っているといっても良いと思います。

 なんどかこのコラムでも書いてきましたが、サラリーマンを28年近く経験しているので、株式投資はサラリーマン生活より、実はずっとやさしいと感じています。

 株式投資では株と格闘してあがくわけですが、サラリーマンはもっと煩わしい多くのことであがかなければなりません。

 サラリーマン生活の軋轢に負けて自分で人生を閉じる方もいます。株式投資でも無茶をして破綻する人もいますが、サラリーマン生活で精神を病んでしまう人の数のほうが、株式投資で破綻して精神を病む人の数よりずっと多いと感じます。


 サラリーマンを卒業した後は、サラリーマン生活よりずっとやさしい株式投資くらいで「稼げないでどうする」という気概で努力してきました。

 いま政治でも企業でも『忖度(そんたく)』という言葉が使われてニュースなどの記事になることが多くなりました。

 忖度というのは「他人の心をおしはかる」という意味です。「他人の心を他の事柄を元に推測する、見当をつける。」という意味になります。

 そして忖度した内容に基づいて行動したことが、色々な意味で問題だったとニュースで指摘されている状況です。

 政治家は安倍総理の気持ちを忖度し、サラリーマンは上司の気持ちを忖度し、行動します。そしてその行動の結果の責任は、安倍総理や上司ではなく、行動した人が負うことになることが多いです。

 人の気持ちを正確に忖度し、問題を起こさずに行動することはとても難しいことです。総理や上司の望んだことが法律や道義に外れていることであれば、なおさら難しいです。


 東芝が破綻しそうになっている原因も、富士フイルムホールディングスの富士ゼロックス問題も法律や道義に外れたことを、忖度して行動した結果で生じたことだと思います。

 株式投資では人の気持ちを忖度する必要はまったくありません。ただ自分自身の欲と恐怖をきちんと理解して管理できるようになるだけで、大儲けはできないかもしれませんが、稼ぎ続けることが出来るようにはなれると考えています。


(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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 既に石川臨太郎氏は旅立たれましたが、その子供であるコンテンツはこれかも生き続けます。

 石川臨太郎氏のエッセンスをわかりやすく、お伝えしています。
 2008年12月より10年間配信されていた有料メルマガ509回分全てを分析し、研究しています。それらに掲載された銘柄情報を中心に、傾向分析や現在の評価などを加味して解説しています。

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●第4号(4/9配信号)より

 研究銘柄として取り上げられた250社(重複を除く)の中には、TOBな
どにより上場廃止となったものがいくつかあります。その数は、なんと22社。
研究銘柄の約9%が、研究銘柄として取り上げられた後に上場廃止となってい
ます。
(中略)
 ご覧のとおり、上場廃止となった研究銘柄の多く(22社中16社)は、
2009年から11年の間に研究銘柄として取り上げられています。
 この期間は、世界的に景気が軟調で、いわゆるアベノミクス相場の前でもあ
りました。このためか、この時期に選ばれた研究銘柄の多くは、いわゆる割安
銘柄であり、結果としてTOBやMBOのターゲットになったと思われます。

 興味深いのは、上場廃止となった研究銘柄のほとんどが、石川さんがメルマ
ガで取り上げてから2~3年経過していることです。このため、現在から2~
3年前に研究銘柄として取り上げられた研究銘柄は、もしかしたら、そろそろ
TOBなどで上場廃止になるかもしれません。

 そこで、ここでは次の基準に該当する企業を「上場廃止候補」研究銘柄とし
て取り上げてみました。
(後略)


●第6号(4/23配信号)より

 後ほど、「2)選んだ理由の箇条書き」を整理するとわかることですが、研
究銘柄を選び出す理由の多くは、いくつかの基準に基づいて優良とされるもの
を選び出す方法(いわゆるスクリーニング)です。このため、研究銘柄を選び
出すためのルール(のようなもの)がわかってしまえば、石川さんでなくても
誰もが研究銘柄を選び出すことができますし…
(中略)
 箇条書きは、銘柄にもよりますが、少なくとも3つの理由が示され、多いと
理由が9つくらいまで増えます。ただ、メルマガを確認すると、記載されてい
る理由は、概ね次のように整理することができます。
(後略)


●第11号(5/28配信)より

 K社の株価は、「生涯パートナー銘柄の研究」で初めて取り上げられた20
14年に15%、2015年に7%と、着実に上昇しましたが、2016年に
は10%以上の下落。ところが、2017年には45%も上昇しました。
 2018年に入っても、K社の株価上昇基調は変わらず、1月下旬には995
円まで上昇。しかし2月中旬には825円まで下落し、その後は800円台前
半でのもみ合いを続けます。
(中略)
 このように、石川さんはK社の事業価値や資産価値に自信を持っており、株
価下落に対して狼狽えることなく、むしろ割安感が増したと判断しています。
 その後、K社の株価は、石川さんの見立て通り、上昇基調を取り戻し、6月
には1,000円を超える水準に達しました。
(中略)
 仮にK社の時価総額が、同社が保有する金融資産と賃貸等不動産の含み益の
合計に近づくと想定すれば、K社の株価は67%程度の上値余地があることに
なります。
(後略)


●第12号(6/4配信)より

 今回は、最終回として、あらためて、石川臨太郎さん、とは何者?(笑)な
のかを整理したいと思います。
 今回の整理をきっかけに、読者の中から「第2の石川臨太郎」が生まれてく
れると(私としては)大変うれしいです。
(後略)



第1号目次
 ■有料メルマガで取り上げられた企業数
 ■メルマガで一番取り上げられた企業は?
 ■3回以上取り上げられた企業をすべて紹介

第2号目次
 ■石川さんは化学好き?~研究銘柄を業種別にみる
 ■石川さんは意外と大企業嗜好?~研究銘柄を市場別にみる
 ■石川さんは中型が好き?~研究銘柄を時価総額別にみる

第3号目次
 ■生涯パートナーの絶対条件!~研究銘柄を自己資本比率で整理する
 ■赤字企業は嫌い!~研究銘柄をROEで整理する

第4号目次
 ■低利益率でも大丈夫?~研究銘柄を営業利益率で整理する
 ■上場廃止銘柄を確認する

第5号目次
 ■まずは確認~メルマガの構成
 ■研究銘柄の語り方
 ■創業時期などの沿革、事業の紹介
 ■株価や業績の変化

第6号目次
 ■研究銘柄の語り方
 ■「研究銘柄に選んだ理由」の構成
 ■常に現状をチェック~研究銘柄として選んだ銘柄の最近の動向
 ■株価下落リスクを可能な限り避ける試み~選んだ理由の箇条書き

第7号目次
 ■研究銘柄を分析する手順
 ■研究銘柄の資産価値の定義
 ■研究銘柄の資産価値と時価総額との比較
 ■研究銘柄の事業価値の計算方法
 ■研究銘柄の事業価値を定性的に考える

第8号目次
 ■コラムの内容を整理
 ■同じタイトルのコラムが続く
 ■石川さんと「メンタル」の関係
 ■石川さんが語る「夢」の効用
 ■儲けられない投資家

第9号目次
 ■石川さんが考えるインカムゲインの「あるべき姿」
 ■石川さんが考える「生涯パートナー銘柄」
 ■石川さんの投資哲学は戦闘?
 ■株式投資における戦略、戦術、戦闘力
 ■インカムゲインを一気に確保する戦闘

第10号目次
 ■前期(19年3月期)は25%の減益
 ■20年度からの3カ年の中期経営計画
 ■株価の推移と石川さんの見方(勝手な予想)
 ■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(1)割安度
 ■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(2)業績予想の保守性
 ■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(3)業績が伸びると増配
 ■A社のM&A戦略

第11号目次
 ■K社の事業内容
 ■株価の推移と石川さんの見方
 ■3期連続で最高益を更新
 ■石川さん好みの中期経営計画
 ■K社の資産価値
 ■K社の株主優待

最終号(第12号)目次
 ■石川臨太郎のメンタル
  ○個人投資家が身に着けるべきこと
  ○株式投資と自動車運転
  ○自分を知る
  ○過去から学ぶ
 ■石川臨太郎の投資哲学
  ○株式投資の目標
  ○責任を取る
  ○過去は変わる
  ○インカムゲインに対する考え方
  ○リスクに対する考え方
  ○石川さんが考える「生涯パートナー銘柄」
 ■石川臨太郎の投資手法
  ○研究銘柄の条件
  ○投資資金の上限
  ○株式投資=戦争
  ○株式投資における戦略、戦術、戦闘力
  ○企業の本質的な価値(資産価値と事業価値の合計)

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