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相川伸夫の相場展望
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相川伸夫の相場展望

2020-03-06 15:33
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    ■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
     ※2月21日(金)執筆時点

    ・山王(3441)2016年12月19日配信
     株価560円⇒710円(+27%)
    ・テノックス(1905)17年2月20日配信
     株価815円⇒982円(+20%)
    ・特殊電極(3437)17年6月12日配信
     株価2922円⇒5070円(+74%)
    ・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
     株価1831円⇒1515円(-17%)
    ・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
     株価1577円⇒997円(-37%)
    ・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
     株価4845円⇒3950円(-18%)
    ・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
     株価1970円⇒2838円(+44%)
    ・アバント(3836)18年6月25日配信
     株価473円⇒981円(+107%)
    ・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
     株価2718円⇒1545円(-43%)
    ・丸順(3422)18年9月18日配信
     株価826円⇒582円(-30%)
    ・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
     株価421円⇒331円(-21%)
    ・カンロ(2216)19年11月5日配信
     株価1665円⇒1561円(-6%)

    ※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
     私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
     執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


    ■相川伸夫の相場展望


     コロナウイルスを契機にした世界中での波乱の展開が巻き起こっていることで短期的には大きく株価は暴れる事が想定されます。
     しかし、そうしたときにはオーバーシュートすることも多い為、そうした局面で行き過ぎた銘柄は積極的に拾っていくのが長期投資家です。

     PBRという良く知られた指標があります。企業単体での投資判断ではこれだけで買ったり売ったりを判断するのには全く扱えません。しかし、日経平均という225銘柄を一つとして捉えて俯瞰するのにはPERよりも指標として役に立ちます。
     リーマンショックの時の一番安い下限でPBRは0.81でした。
     BPSは毎年企業の経済活動をして税金を払い、配当を払った後に企業に積み増されていくものです。
     日経225は日本を代表する企業群であり、当然BPSは右肩上がりで増加していきます。
     アベノミクスが始まった2012年末以降だと16年7月のブレグジットでPBR1.03で下げ止まり、反転を開始しました。18年の12/25の朝一の日経は19400円でPBR0.99でこれをそこに反転しました。
     19年の8/26も20260円でPBR1.01で反発です。
     単純な日経平均の数字だけを見ると23000円という数字が昔より大きい値になっており、不安に感じるのかもしれませんが、企業が成長していることに着目しなければだめです。

     2020年2/21の執筆現在のBPSは20700円です。
     この10年足らずでBPSは10000円以上増加し、企業が投資家に分配する配当金も格段に増加しました。実績ベースで現在の日経225の配当利回りは2.1%、私が計算した今期予想配当利回りベースでは2.6%の水準です。
     これを踏まえて日経平均がPBR1.0で反発すると仮定するなら、日経平均の下落余地は5%強という事になるでしょう。

     私にはこの状況がリーマン級とは思えません。
     コロナも終息するでしょうし、GDPの大幅マイナスというのも消費増税とコロナによるインバウンドマイナスの効果の一過性の要因が大きいです。

     景気後退になろうが日本企業の稼ぐ力の増加傾向や財務の盤石化はごまかしようのない実力であるので上値は仮に重くとも下値はここから深くはないというのが私の見解です。

     未知の事が起こると誰しもが不安になりますが、今日も明日も世界中の70億人の人は生活をしていきます。ウイルスに罹ってしまう人もいますが、それでも生活は回ります。
     非日常は長くは続きません。必ず日常が非日常に勝るようになります。

     それを忘れずに中期目線で買いに向かう事で1年以内に報われる可能性は極めて高いと思っています。
     もちろん、銘柄選びに気を付ける事と今が底値ではないので、段階的に買いを入れる事がオススメです!


     銘柄選びの際には減益でも減配をしない傾向のある企業で3%以上、好ましくは4%以上かつ、過去の10年来チャートから判断したときにBPSの増加や配当金の増加での下値ラインを引いた時にそれを割っているものはオーバーシュートしているという捉え方も出来る。
     また、大きく勝負したいならコロナの影響の直撃を受ける銘柄のオーバーシュートを段階的に下に掘っていく戦略。一過性の影響なのでコロナが終息すれば元の株価まで戻ります。1年も辛抱すれば下で買ったものが報われます!

     よく『落ちるナイフは拾うな』と言われますが、これは短期投資の鉄則です。
     長期投資家は落ちるナイフを選びながらゆっくり拾うのが良いのです。
     19年8月の日経平均20400円だった時の株価を大きく割り込んでいる落ちるナイフを選びながら下に切られながら拾っていくと1年後には笑える可能性が高いと思われます!
     ※信用の場合は頑張り過ぎないように気を付けてくださいね!


    それではまた。


    『全力全開全力前進!!!』


    (相川伸夫)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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