有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「2016年と同じように年末までに運用成績を増やしたい」
(有料メルマガ第500回・2018/9/25配信号)
※2018年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
去年に株から預貯金にシフトしたキャッシュをたっぷりと持っていたこともS社の株を持ち続けることが出来た大きな要因の一つです。
それでも9月になってから新しく買った株は、買ってから大きく下げてダメージを一時的に拡大しました。しかし買ってから買いのタイミングを間違えたと感じたら損切りを行い、同値近辺で買い戻すことを繰り返しながらリバウンドを待つ余裕もありました。
これは今年もS社とT社の2銘柄に集中投資をするために含み益が大きかった他の持ち株を売って、キャピタルゲイン税を400万円近く払っていたので出来たことです。
その意味では、運用成績がプラス化した要因の中にも、いくつもの幸運も積み重なっていることが分かります。
自分の実力で運用成績に貢献できたのは30%程度ではないかと、自己評価しています。
10年ほど前は『運が実力のすべて。100%幸運のおかげ。』という状態でしたから、自分の運用能力で30%も運用成績に貢献できるというのは、素晴らしい成長だとか自己満足しています。
野球の世界でも3割打者なら、十分に高い評価をすることが出来ると思います。しかし運がなければ、どんなに自分の運用能力が高くても、結果を出すことは出来ないと考えています。
株式投資では株を売ったり買ったりしないと儲けることができません。
株式投資では事前にしっかり準備して、投資のタイミングを見定める努力を惜しんでいると、チャンスは直ぐに通り過ぎて行ってしまいます。
これは短期投資でも中長期の投資でも同じことです。
自分の方針を決定して、実行する準備を常に行っていくことが大事なのです。
本当に迷っているとチャンスは直ぐに通り過ぎてしまいます。
株式投資などの相場商品を運用するには、自分を信じることが必要です。
これは良い意味での自信であり、『良いプライド』だと考えています。
つまり私は『良いプライド』というのは『自分を信じることだ』と考えるようにしています。
信じるのは『自分の判断(=考え)』ではなく、『自分そのもの』です。
ですから、相場と対峙して自分の判断が間違いだとわかったときは、『誤った』と自分の判断を素直に「間違いだった」と認めることができるようになりました。
損切り買戻しを繰り返してきましたが、売ってしまった打診買いの株もかなりあります。
この企業の業績は間違いなく良くなり続ける。
そしてリバウンドするときは動きが早そうだ。
過去の経験から流動性の高い比較的大型株を残すようにしてきました。
自分を信じていればこそ、「間違いを間違いだ」と認めることができるようになりました。
実は、自分の判断を捨てられないのは、自分が間違えだと認めると、自分の価値が下がる、価値が下がるのは耐えられない。そんな考えから発生しているように感じています。
でも、良いプライドを持っている人間は、『自分の価値』が判断の間違いなどで減ってしまうほど小さなものではないと理解しています。
自分をとても大事にしているからこそ、“愚かな感情に引きずられて間違った判断に固執する”危険を避けることができるのです。
私はこれを「自分自身に誠実なこと」と考えることができるようになりました。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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