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有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい
=「この下落に備えていた投資家にはチャンスが増えたと感じる」=
(有料メルマガ第470回・2018/2/20配信号)
※2018年2月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
業績上方修正をして増配を発表しても株価が下げてしまう企業が散見されるようになりました。
去年までは、なぜこの企業の株が上がるのか理解できないのに株価が大きく上げる企業がたくさんありました。そしてこの2月からはこの企業の株がなぜ下げるのか理解できない企業の株が大きく落ちています。
このような大きな下落が起きた時は、しばらく下げ続け、下げどまった底で上げ下げしながら日柄整理を行って、おびえた投資家や諦めた投資家が株を売って逃げだした後で、株価が反転して上昇を始めます。その時を待つ間に投資対象としたい企業を見極めたいと努力しています。
いつも株価の急落が起きた時のコラムに書いてきたことですが、投資家は自分がどのような投資スタイルで投資しているかを把握して、自分の決めた投資の時間軸で、自分のルールに従って投資を進めていくことが、とても大切です。
しかし自分の健康状態、家族の状況(子供が生まれるとか、大学院に進学するとか、親の介護とか)、収入の状態などは、常に変っていきます。その時々にあった投資ルールを、新たに構築する能力も、自分で投資を実践していくことによって、始めて養われてくるものです。
株価の急落が起きて投資環境がリスクオフに切り替わるたびに、自分の生活環境とか、経済環境の自己点検を行う必要があります。
そうでなければ、牙をむきだして襲いかかってくる株式市場で生き残っていくことは難しくなります。
進化論のダーウィンは「最も強いものが生き残ったのでも、最も賢いものが生き延びたわけでもない。唯一生き残るのは変化できるものだ」ということを「種の起源」のなかで述べているそうです。
その時々の環境の変化で、自分も変ることが必要です。それが生き残るための最大のポイントだと考えています。
去年まで良好で投資家に優しい投資環境が続いたので、利益をしっかりと確保して、投資額が増加している投資家が多いと思います。
私もそうですが、このようにいったん手に入れた資金を減らすのは苦痛です。
人は一旦手に入れたものを手放すことを嫌います。また失ってしまったものを嘆き悲しむことも良くあります。
投資でも株価が下がって金融資産が減ってしまったことを嘆きながら、文句を言いながら、つまらない人生を生きている人々が多いです。
しかし失ったもののリスト(=不幸のリスト)を作って、更に失ってしまった原因を他人のせいにして他人を恨みながら生きている人の未来は、とても暗いです。そのことによって愛する家族を失ってしまう愚かな人もいるようです。呪いは自分に降りかかってくる。「人を呪えば、穴二つ。」その穴に自分も落ちることを経験則として昔の人は教えてくれています。
たとえ一部を失ったとしても、まだ持っているものもたくさんあると思います。失ったことを悲しんで、まだ持っているものさえも、更に失うのは愚かです。まだ持っているものを、いかに有効に使って将来に生かすか。
そう考え行動することによって、未来は開かれていくのだと信じています。
砂漠で遭難して水筒の水が半分になったとき、もう半分しかないと恐れて行動できなくなる人の生存率は低くて、まだ半分もあると勇気と希望を持って生き抜く努力をする人の生存率は高い。当たり前のことですが、投資家にとっても忘れてはいけない大切なことだと思います。
大きく株価を下げた企業はたくさんありますが、株価が下げたとしても、そのファンダメンタルズを確認して、投資しているなら、業績などが悪化したことが無くて投資判断を再考する必要がない場合には、投資環境による株価の下落は恐れる必要はないと考えています。
業績などが悪化して、大きな業績下方修正が出たならば、その業績悪化の理由や投資環境を総合的に判断して、損切りしても撤退するという選択も検討しなければならないでしょう。
特に投資環境が悪いときはPERが10倍以下の好業績な企業の株も大きく株価が下落する状況ですから、業績が悪化した企業に関しては、どうするかの決断を急ぐ必要があると思っています。
損切りをためらうと傷を大きくすることが多いので、楽観的な自分に都合が良い判断をしてしまうと、後で後悔することも多いです。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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こちらから ⇒ https://bit.ly/rin20180220
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)