5月12日の発表以来、わが日本が誇る最後の産業の砦とも言うべきトヨタ(7203)の株価が堅調に上昇。日本の経済や社会を語る時、トヨタを抜きには語れない。
社会や歴史の教科書にも登場する自動織機を発明した豊田佐吉に端を発して今日では世界の自動車メーカーの頂点に立っているトヨタグループ。その創始者の誕生日は1867年3月19日。その誕生から154年を経てトヨタグループの中核企業となるトヨタの株価がもう間もなく1万円の大台に乗せようとしている。
(タイトルは株価1万円を先取りしたもの。明日にでもこの1万円台乗せは実現するだろう。)
5月12日の発表というのは9月末に5分割を実施するというもの。
つまり1万円という株価がついてもそれは5分割後に2000円になるわけで目の前の1万円は既に分割後の株価2000円を頭に入れたものとなっている。
実はトヨタは6月18日から9月末までに上限4100万株、上限2500億円の自己株買い(平均単価は6100円)を行うことも同じ5月12日に発表している。発表後は市場環境の悪化もあって株価はさほど反応しなかったが、直近になって大きく評価されてきた。
株価が上がれば時価総額の話に行き着く。つまり1万円の株価となれば自己株を除いた時価総額は約28兆円となる(自己株4.67億株を入れると33兆円)が、米国EVメーカーのテスラ株63兆円のまだ半分に過ぎない。
のんびりしているとテスラに株を買われてしまう事態だってありうる。
下手をすれば隣国の企業だってそうしたアクションを起こすかも知れない。
日本国を象徴する巨大民間企業トヨタを守れ!!
そのためには業績の向上と連動した株高は不可欠。2.4兆円の利益を上げうるトヨタ株のPERがその辺の企業以下の評価に留まることは許されない。
自己株を除いた分割発表の前の時価総額は23兆円に留まっていたが、株価1万円で28兆円となる。それでも株価1万円としても今期予想PERは12倍と平均以下。
5分割後の株価は?
1万円を前提として2000円。権利落ちまでまだ相当に時間が残っていることもあり、1万円は単なる通過点とも想定される。
このトヨタ株高を多くの国民は他人事のように考えずに大いに歓迎すべきだろう。
本日はトヨタグループに関わった経験の持ち主、人気のアナリスト相川氏から自動車関連2社の説明会報告がある。
こうした自動車関連企業も含めてすべての関連銘柄の株高がトヨタ株の文句なしの上昇に端を発するならばこれから株式市場に訪れる未来は明るいことになる。
実は筆者は今週の炎チャンネルスペシャルバージョンで地方銘柄について語る予定にしている。よく考えてみるとトヨタも地方から世界に打って出た企業。そうしたこともあって期待の地方銘柄を取り上げる予定。ご視聴宜しくお願いします。
6月9日(水)19:30~
youtube視聴ページ(無料・第1部約15分)
⇒ https://youtu.be/4zkZudIf250
有料アーカイブ視聴のお申込みはこちら(500円)
⇒ https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/78028
(炎)
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