2021年のIPO企業は126にもなるそうだ。

 とりわけ12月は33社にも及ぶIPOが予定され、多い日には24日のように7社も出てくることになる。22日も6社、23日も5社だから、22日から24日にかけ18もの銘柄が出てくることになる。
 市場関係者は目も回るような忙しさとなるだろう。

 コロナ禍と東京オリンピック開催による影響が予定していたIPO企業を一気に増加させた要因らしいが、ここまで多いとさすがに消化難となると予想される。


 こうしたIPO銘柄の急増で社名を覚えるだけでも大変そうだが、いわんや企業のビジネス内容となるとそれを解説するだけでも大変だ。

 私の有料メルマガでは本日はAI関連銘柄のJDSC(4418)を取り上げてみたが、社名を聞いただけでは何をやっているかなどわからない時代となってきた。

 社名の多くはカタカナだったりアルファベット表示だったりするのが一般的。
 ひらがな社名に漢字の社名は希少になってきた。
 それだけに今年のIPO企業に見出してみた漢字社名の企業をピックアップしてみることにした。

 なんとなく親しみやすいと感じるのは歳のせいか。
 皆さんはどうお感じでしょうか。


 銘柄(コード・市場)/公開価格⇒初値/時価

1.表示灯(7368・T2)/2000円⇒2672円/1620円

2.紀文食品(2933・T1)/1160円⇒1271円/975円

3.全研本社(7371・M)/1350円⇒1506円/1002円

4.日本電解(5759・M)/1900円⇒1900円/3950円

5.日本調理機(2961・T2)/2710円⇒2750円/2392円

6.湖北工業(6524・T2)/21日IPO

7.網屋(4258・M)/22日IPO

8.三和油化(4125・JQ)/23日IPO

9.長栄(2993・T2)/24日IPO


 漢字社名はなんとなく企業のビジネス内容がわかるものが多いのですが、全研本社や湖北工業、網屋、長栄ではビジネス内容は不明です。
 今回は特に網屋といういかにもネットワークビジネス企業のような社名の企業がデータセキュリティの企業だというのは面白いですね。

 皆さんも社名に興味をもって頂き株式投資にも興味をもって頂くと幸いです。


(炎)


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