依然として新型コロナウイルス鎖国が続いています。
国内の感染者が急増する中でジワジワと緩和に舵を切り始めていますが、相変わらず「注意と行動制限」を連呼する専門家も多いため?・・・動きは鈍いです。
国内感染の方が多いのに何故か?まだ水際作戦を続けています。無責任行政に変化は無く、政治家も官僚も責任回避が優先されているのでしょう。
軽めの風邪でも流行性感冒が広まるときには「感染に注意」発言が繰り返されますが、今回は何処が違い、何が大変なのかのデータを使った説明も乏しいままに世界から取り残されている雰囲気です。
もう国民の誰もが日本の医療行政にウンザリしています。業界の既得権が凝り固まっているため規制緩和も遅々として進みません。一握りの年寄り既得権(既得権者の代表は政治家)が国を亡ぼす様を目の当たりにしているようです。
先月は「PLAN75」と言う映画を観ました。
全編にわたり高齢者の生活が暗く厳しいものに描かれ、それらをサポートする若者達の苦悩も良く描かれていました。平日にも関わらず予想より混んでいて、大半が同世代(50代、60代)の方が多かったように感じます。皆さん同様の問題意識を持っておられるのでしょう。
高齢化の一部分をクローズアップした映画ではありますが「今のまま何もしなければ、10年後、20年後にはこうなってしまう」との警告を込めた映画と思います。政治家にこそ観てもらいたい映画で、感想を聴きたいところです。
ウクライナ情勢も不透明です。
結局は両国の戦闘状況が拮抗するなどで、ロシアが「止むを得ず和解」する方向にならなければ終わらないと感じます。今のように西欧主要国が小出しの支援を続けるほどに長引きそうで、腹を括ったプーチンからすればエネルギーに依存する西欧の対応は弱腰に見えることでしょう。
ペロシ下院議長の台湾訪問についても、私のような一般人には中国狂産党が大騒ぎする本質が良く分かりません。中国政権のメンツだとか、アメリカが東アジアで戦争を起こそうとしているとか・・・、世界の人は平和に暮らしていたいだけなのに。
権力者の思想ってものは・・・小職には意味不明な部分が多過ぎます。
こんな不透明な環境が長引くとともに一定以上のインフレが数年は続くとの前提で運用方針を決めねばならなそうです。今のところは年終盤から「マイルドなスタグフレーションの時期」に入るというイメージでおりますので、これからの数年間は株式投資は銘柄選別がより重要になるはずです。
俗に言うバリュー株(万年割安株)は大掛かりな株主還元やM&Aなどに絡まなければ株価上昇には期待出来ません。バリュートラップには注意したいところです。
競争力のある技術やサービスなどでシェアを保ち、着実に売上と収益を上げていけて、単価が上がればストレートに粗利益に繋がるような商材を持ち、且つ海外でも競争力がある・・・と言う企業を探したいです。
難しいですが、急ぐ必要のない相場になってきましたので、銘柄研究に時間をかけられるようになりました。
また、以前のメルマガにも書きましたが、今のような不透明な時期こそ徐々に積み立て投資を始めるタイミングではないかと思います。日本以外の海外を網羅する株式投信などは使い勝手が良いです。長期目線で投資を続けていきたいところです。
(街のコンサルタント)
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