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独特の積み上げ型のビジネスモデルを構築し、取扱いアイテムを広げながら毎期着実な業績拡大を続けてきた光通信の株価が昨年3月の1万3000円割れから5割以上の上昇と底堅い展開となっています。
光通信と言えば携帯電話やFAXなどの事務機器でかつては成長しているイメージですが、このところは保険や宅配水、電力などで事業拡大が見られます。それとともに、蓄積してきた内部留保資金による地道な投資活動が水面下で続いている点が注目されます。
彼らの投資は純投資で日本の好財務内容の中堅優良企業に的を絞って発行済みの10%程度までをコツコツと拾い集めている状況が伺えます。
先日は日本最古の上場企業で無借金かつ金融資産が時価総額を上回る松井建設(1810)の2.8%の株主として初めて9月末の株主名簿に登場しました。このほか、昨年IPOの守谷輸送機(6226)1.8%を保有。東亜道路(1882)6.9%、富士古河E&C(1775)1.7%、大東建託(1878)4.8%を保有するなど建設株への投資にも熱心です。
一昨年9月末段階で彼らの投資の23%は情報通信セクターの銘柄に投じられてきましたが、これに続くのが建設、機械、卸売りなどのセクター銘柄となっています。
光通信が投資するこれらのセクター銘柄の株価は概ね堅調なようです。
彼らの投資スタンスは
1)純投資(政策投資と異なり自由に売買できる。)
2)安定・・CFが良い、ストック事業、強固な事業基盤など安定した会社に投資
3)その会社のビジネスの一部を保有するものと考える
4)投資先企業と良好な関係を目指す
といったものです。
彼らの投資金額は年々拡大しており、内部蓄積だけではなく長期借入金(恐らく低金利)を膨らませながら有価証券投資(評価額)を拡大させていることが9月中間期の有価証券報告書より読み取れます。
(以下次号に続く・・)
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)