本日は2023年3月28日。諸般の事情もあり昨日お送りすることができずに改めてお送りすることにします。まずは私からの皆様への願いとなります。
何らかのリターンを求めて株式投資をなさる皆様に何か役立つメッセージをお届けしようと創刊以来23年以上も頑張って参りましたが、時代の変化、メディアの変化とともに株式啓蒙型のメルマガとしての役割は少なくなくなりつつあるというのが率直な印象です。執筆者の熱い思いが一方通行となってきた点も含め、皆様からのお便りなどお寄せ頂ければ幸いです。
さて、株式市場の参加者にはプロ投資家やセミプロ投資家など経験豊富な投資家もお見えかとは思いますが、どちらかというと本誌はまだ株式投資をなさったことがない皆さんにもぜひ読んでもらいたいと願っています。
本メルマガを通じて素晴らしい執筆陣からコンテンツ提供して頂きながら編集長の情熱で配信が長年にわたり続いて参りました。改めて関係者各位の健康を願わざるを得ません。
本誌から発信されるコンテンツには経験に基づく奥の深いメッセージが含まれています。季節の移り変わりとともに株式相場も変化を見せますが、普遍性のあるコンテンツを味わって頂きながら参考にされましたら幸いです。
このように1年を通じて普遍性のある投資への取り組み方をまずはしっかりとご理解願いたいと思います。
(炎)
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億の近道月曜日担当の人気執筆者、炎のファンドマネージャーが、中小型株情報を中心に、時事の投資テーマやIPO情報、取材やアナリストミーティングの鮮度の高い情報まで、プロの目で見た投資情報をお知らせします。
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■今後の相場展望
■好業績高配当利回り銘柄についてのショートコメント(4銘柄)
■炎の中長期注目銘柄のショートコメント(7銘柄)
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
JUGEMテーマ:社会の出来事
JUGEMテーマ:教育
昔のアニメを観てみよう
- 2023.03.29 Wednesday
- 遠藤功二氏
- 22:00
- comments(0)
- -
「やっぱ藤子さんは熱いわ」
先日子供が観ていたアニメを観た私の感想です。
その作品は30年以上前の作品であるにもかかわらず、今作られた作品以上に「地球を大事にしよう」というメッセージが含まれていました。
億近読者のみなさんこんにちは。
金融教育の専門家遠藤です。
株式投資をする上で「未来はどんな世の中になるのだろう?」と想像することは大切なことです。
現在、馬車を作っている会社と電気自動車を作っている会社があれば、あなたはどっちに投資をしますか?
多くの人は電気自動車を作っている会社と答えるのではないでしょうか。
私ももちろん同じ答えです。
この質問の答えを考える際に多くの人は、「未来は電気自動車がもっと走っている世の中になっているだろう」という想像をすると思います。投資判断は未来を想像しておこなうのが一般的です。
ただ、いざ株を選ぶ土俵に上がると、膨大な情報に翻弄されていつの間にか未来を想像するのを忘れてしまうことがあります。
「今期この会社は増益なのだろうか」「新製品の売れ行きはどうなのだろうか」といった近い視点のことが気になるからです。
当然、株式市場は最新の情報を元に変動しますので、直近の情報を気にするのは当然のことです。
しかし、長期投資をするのであれば、「そもそも10年後、20年後の世の中はどうなっているのだろう。」という大枠で考えることも大切です。
そうすることで「結局、どの企業が勝ち組かわからないから、いろいろな銘柄に分散しておこう」という分散投資の考えが浮かぶからです。1銘柄の1本釣りは無茶です。
ここで、冒頭の藤子さんの話に戻ります。
未来を想像する際には、藤子さんが描いた猫型ロボットのアニメがとても参考になります。
みなさんがご存じのとおり、ドラえもんには、未来の話が出てきます。そもそも彼は、未来からきたロボットです。
ドラえもんの話には、数々のテクノロジーの話が出てきます。ドラえもんを観ることで、「未来こうなってるかもしれない」という想像を膨らませることができます。
また、当該作品には、理想の未来が描かれています。
私の子供が先日観ていたのは、「ドラえもん のび太とアニマル惑星」でした。1990年の映画作品です。この映画には環境についての描写が多く含まれています。
この映画を観ると30年前の今もESGの意識は変わっていないことを思い知らされます。
ということは、30年後はもっと環境について真剣に考える世の中になっているでしょう。
アニメには真理や理想の世界観が描かれていることが多いです。
アニメを観ることで、人類が進む未来が想像できるかもしれません。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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JUGEMテーマ:子育て
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億の近道2023/03/29
- 2023.03.29 Wednesday
- メルマガ本誌
- 21:00
- comments(0)
- -
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投資情報メールマガジン 2023/03/29
イ意 の 近 道
-プロが導く「億」資産への近道- 週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
===================================
-本日の目次-
(本日の担当:遠藤功二&炎のファンドマネージャー)
◆コラム「昔のアニメを観てみよう」:遠藤功二
◆コラム「一緒に考えよう!!」:炎
◆コラム「気迷い商状の株式相場」:炎
===================================
■最新の炎チャンネルは第241回「FRB利上げと株価」です。
億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
第241回「FRB利上げと株価」 2023/3/22収録
【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so41997993
【youtube】https://youtu.be/0IXaVz1-luU
【今回登場企業】
日創プロニティ 日本テレビホールディングス アドソル日進
===================================
◆コラム「昔のアニメを観てみよう」
「やっぱ藤子さんは熱いわ」
先日子供が観ていたアニメを観た私の感想です。
その作品は30年以上前の作品であるにもかかわらず、今作られた作品以上
に「地球を大事にしよう」というメッセージが含まれていました。
億近読者のみなさんこんにちは。
金融教育の専門家遠藤です。
株式投資をする上で「未来はどんな世の中になるのだろう?」と想像するこ
とは大切なことです。
現在、馬車を作っている会社と電気自動車を作っている会社があれば、あな
たはどっちに投資をしますか?
多くの人は電気自動車を作っている会社と答えるのではないでしょうか。
私ももちろん同じ答えです。
この質問の答えを考える際に多くの人は、「未来は電気自動車がもっと走っ
ている世の中になっているだろう」という想像をすると思います。投資判断は
未来を想像しておこなうのが一般的です。
ただ、いざ株を選ぶ土俵に上がると、膨大な情報に翻弄されていつの間にか
未来を想像するのを忘れてしまうことがあります。
「今期この会社は増益なのだろうか」「新製品の売れ行きはどうなのだろう
か」といった近い視点のことが気になるからです。
当然、株式市場は最新の情報を元に変動しますので、直近の情報を気にする
のは当然のことです。
しかし、長期投資をするのであれば、「そもそも10年後、20年後の世の
中はどうなっているのだろう。」という大枠で考えることも大切です。
そうすることで「結局、どの企業が勝ち組かわからないから、いろいろな銘
柄に分散しておこう」という分散投資の考えが浮かぶからです。1銘柄の1本
釣りは無茶です。
ここで、冒頭の藤子さんの話に戻ります。
未来を想像する際には、藤子さんが描いた猫型ロボットのアニメがとても参
考になります。
みなさんがご存じのとおり、ドラえもんには、未来の話が出てきます。そも
そも彼は、未来からきたロボットです。
ドラえもんの話には、数々のテクノロジーの話が出てきます。ドラえもんを
観ることで、「未来こうなってるかもしれない」という想像を膨らませること
ができます。
また、当該作品には、理想の未来が描かれています。
私の子供が先日観ていたのは、「ドラえもん のび太とアニマル惑星」でし
た。1990年の映画作品です。この映画には環境についての描写が多く含ま
れています。
この映画を観ると30年前の今もESGの意識は変わっていないことを思い
知らされます。
ということは、30年後はもっと環境について真剣に考える世の中になって
いるでしょう。
アニメには真理や理想の世界観が描かれていることが多いです。
アニメを観ることで、人類が進む未来が想像できるかもしれません。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザー
として担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の
教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届
けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)
===================================
■10代向け投資教育実績のダイジェストが公開中!
いつもご愛読ありがとうございます。
億の近道と本日執筆者の遠藤氏がコラボして、2022年に10代向け投資
教育を行いました。
第1弾は2月にLibwork(1431)瀬口社長に登壇いただき、オン
ラインで開催。小学生から高校生まで参加いただきました。
第2弾は12月に明光学園高等学校(福岡県)の家庭科授業の枠内で、高校
1年生全生徒を対象にオンライン授業を3時限実施。仕上げにプレミアグルー
プ(7199)柴田社長に登壇いただき、学校内で社長講演を実施いたしまし
た。
ダイジェスト動画⇒ https://youtu.be/DtAcvh_2stQ
日本人の金融リテラシーは残念ながら高くはありません。
投資教育に若いうちから触れていく機会を作ることが重要と考えます。
資産形成だけでなく、社会や経済を仕組みを理解するいい経験です。
これからも進めてまいりますので、応援よろしくお願いいたします!!
===================================
◆コラム「炎の願い」
本日は2023年3月28日。諸般の事情もあり昨日お送りすることができ
ずに改めてお送りすることにします。まずは私からの皆様への願いとなります。
何らかのリターンを求めて株式投資をなさる皆様に何か役立つメッセージを
お届けしようと創刊以来23年以上も頑張って参りましたが、時代の変化、メ
ディアの変化とともに株式啓蒙型のメルマガとしての役割は少なくなくなりつ
つあるというのが率直な印象です。執筆者の熱い思いが一方通行となってきた
点も含め、皆様からのお便りなどお寄せ頂ければ幸いです。
さて、株式市場の参加者にはプロ投資家やセミプロ投資家など経験豊富な投
資家もお見えかとは思いますが、どちらかというと本誌はまだ株式投資をなさ
ったことがない皆さんにもぜひ読んでもらいたいと願っています。
本メルマガを通じて素晴らしい執筆陣からコンテンツ提供して頂きながら編
集長の情熱で配信が長年にわたり続いて参りました。改めて関係者各位の健康
を願わざるを得ません。
本誌から発信されるコンテンツには経験に基づく奥の深いメッセージが含ま
れています。季節の移り変わりとともに株式相場も変化を見せますが、普遍性
のあるコンテンツを味わって頂きながら参考にされましたら幸いです。
このように1年を通じて普遍性のある投資への取り組み方をまずはしっかり
とご理解願いたいと思います。
(炎)
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◆コラム「気迷い商状の株式相場」
4月を待たずして既に桜の花は散りかけ、天候もやや雨模様という中で株式
相場も配当落ちを30日に控え気迷い商状です。
3月は欧米での金融システム不安から頭重い展開となりましたが、迎える4
月はどうなるでしょうか。
冬から春へと季節は移り、株式相場や企業の活動にも多少の変化が見られる
今日この頃ですが、株式投資にご興味を持って頂いている投資家の皆様のマイ
ンドにもポジティブな変化を期待したいと思います。
プライム、スタンダード、グロースの3市場では現在3795の銘柄が売買
されており、その時価総額は約730兆円となっています。つい先日は750
兆円を上回っていたのに対し、現在はやや縮小していますのでなかなか元気に
なりにくいのが現在の株式相場であります。
つまり株式資産が減ってしまうと投資家各位の元気は出ないことになります。
株価の上昇による経済効果は案外馬鹿にはできませんので、この後も時価総
額が拡大していくことが国民の資産形成には重要な要素となりますが、そのた
めにはそれを啓蒙する本誌のような媒体の役割がとても重要になります。
絶え間ない相場変動では時に突然のショック安をもたらすこともあります。
絶えずこうした相場変動に備えておられる投資家もお見えかとは思いますが、
通常は平穏な展開の中で多少の変動で一喜一憂する投資家の皆さんがいらっし
ゃることになります。
3月半ばに見られた金融システム不安に基づく頭重い相場展開が現状も続い
ており個々の銘柄ごとにも気迷い商状がこの時期見られますが、30日の配当
落ち後は次年度の業績展望を踏まえた展開となります。
業績の変動が株価の変動にもつながることになりますが皆様とともにじっく
りとそうした変動の行方を見守っていきたいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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◆億の近道の有料コンテンツ◆
億の近道では、以下の有料コンテンツがあります。
それぞれ、丁寧な取材や調査に基づいてテーマを深耕しています。
きっとお気に入りが見つかるはずです。
ぜひチェックしてみてください!!
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●「バリュー&グロース銘柄発掘情報」
中長期投資を前提に、注目銘柄を毎週配信。比較的大型株を中心に、バリュー
またはグロースの切り口で分析。高値銘柄多数発掘。
執筆者:水島観月
バックナンバーはこちら⇒ https://note.com/okuchika/m/m1e63ff3b24ab
●グロース銘柄発掘隊
2019年3月~2021年2月まで有料配信されていた珠玉の企業深堀り
レポート。全99銘柄。
執筆者:グロース銘柄発掘隊客員アナリスト
監修:山本潤氏
各2,000円(税込)
無料閲覧可能レポートあり
バックナンバーはこちら⇒https://note.com/okuchika/m/m647eb0613650
●石川臨太郎の生涯パートナー銘柄の研究
2008年12月から10年間毎週配信されていた有料メルマガです。
登場企業は全270銘柄にも及びます。順次追加中!
各号1銘柄深堀りレポートとコラムの構成です。
執筆者:石川臨太郎
各290円(税込)
コラム部分は億の近道で無料配信中!
バックナンバーはこちら⇒https://note.com/okuchika/m/meed4d63888a2
●村田雅志の「石川臨太郎"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」
2019年3月より全12回、投資家石川臨太郎の研究。銘柄選択方法から
有料メルマガの活用法まで多面的に分析。
執筆者:村田雅志氏
各400円(税込)【値下げしました!】
バックナンバーはこちら⇒https://note.com/okuchika/m/m1942860db708
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当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
email:okuchika.mail@gmail.com
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有料メルマガライブラリから(470)「どうせ投資するならば、財務面・販売先で信頼できる企業」
- 2023.03.28 Tuesday
- 石川臨太郎
- 22:00
- comments(0)
- -
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「どうせ投資するならば、財務面・販売先で信頼できる企業」
(有料メルマガ第397回・2016/9/6配信号)
※2016年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
ミスターマーケットのセンチメントが変わったら、自分もその流れについていくために変化することが必要なのだと感じています。それがきっと長く市場で生き延びるためには必要なことなのだと思っています。
チャールズ・ダーウィンは、その著書「種の起源」で『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一生き残るのは、変化できるものである。』といっているそうです。
アベノミクスのスタートしてからの好調な市場環境から今年は凍えるような投資環境で、多くの投資家は厳しすぎる相場に試練を受け続けています。
投資意欲も凍りついてしまっているかたも多いと感じます。しかし市場のセンチメントが変わるなら、自分の投資意欲も復活させないといけないと感じています。
世の中がどう変わったかを良く見極め、それに合わせて自分も変化する必要があります。株式投資でも投資環境の変化に自分も合わせて変わっていく必要があるとも感じます。
ただ自分が変わるためにはいままでやってこなかった武器も持たないと安心できない。私はそう考えて時間はかかるけれどバランス・シート分析を取り入れました。
4年でその企業のバランス・シートがどう変化したか。その比較してみると業績が伸びている企業の財務内容がとても良くなっていることに気が付きました。
こんなに努力して変化している企業が投げ売りされて株価が大きく下落しているのはチャンスだと考えないと、おかしいのではないか。そういう思いが強くなってきました。つまり自分の投資意欲も改善してきたのです。
最近の日本人は豊かさになれきっていまい、物を所有することに昔ほど喜びを感じなくなっているのではないかと感じるようになりました。
日本人はアベノミクスによって景気が良くなったわけでもないし、まだ不況で暮らしは良くなっていないと感じている人が多いような気がします。
しかし多くの新興国や東欧やアフリカの人々に比べたら日本はとても豊かです。本当に食べるだけ、生きるだけで精一杯という人が世界にはたくさんいます。
日本では新築のビルがどんどん建っています。私が住んでいる田舎の島根県でもビルが建ち、マンションが建ち、新しい道路が作られたり、道路が2車線に拡張されたり、高速道路が新設されたりしています。日本で県の人口が最下位を争うような田舎の島根県でもこのような状況です。やはり日本は豊かな国だと感じます。
物が少なく、貧しかった時代には、ものを買うことが喜びでした。いまアジアなどの新興国では物を買う喜びに多くの人々が浸っています。この勢いは素晴らしいものがあります。一時的にドル高で新興国経済などが下押しされても、かつての日本がそうだったようにこれらの国々の経済を押し上げことになるでしょう。
では日本はどうなのでしょうか。老人ばかりでなく若者も、そして男女の違いなく物の価値を自分で判断できる人が少なくなっているように思えます。
これは物が溢れ返る豊かな世の中で、物があるのが当たり前になれてしまい、また自分で物の良し悪しが判断できなくなっているのではないでしょうか。
どの商品に価値があるかわからない。あるいは物が多すぎて選べない、自分で考えるのが面倒で判断したくないと言い換えてもいいかもしれません。
株式投資でも同じです。企業の業績予想を信じない。円高なら輸出企業の株価が上がるわけはない。そう考えて多くの輸出企業ばかりではなく内需企業の株も投げ売りされました。
でも相場テーマになっているような事業をスタートしたと聞いただけで、イナゴのように投資家が集まって来て、ほとんど利益を上げていない企業や赤字の企業の株価を一気に上げるようなことが起こります。しかし、そして熱は直ぐ冷めて株価が大きく下がります。株価が上がることが投資家を集めることになります。しかしその集まり方が異常です。
その反面、業績を連続して伸ばしている今日の研究銘柄の萩原電気のような企業の株価は、前期比で少し減益だと発表すると、大きく下落するようなことも起こります。今日のコラムで取り上げたJCUは1年ちょっとの間に半値以下まで投げられました。
やはり他の投資家の投資行動で大きく乱高下する株価に影響されて振り回されないようにして、自分で投資したい企業のファンダメンタルズをしっかり把握したうえで、この企業は信頼できると信じられる企業に投資して、中長期で資産を形成できる投資家になりたい。私は自分を更に強い投資家に育てていきたいと考えて、努力する日々が続いています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
JUGEMテーマ:株・投資
有料メルマガライブラリから(470)「どうせ投資するならば、財務面・販売先で信頼できる企業」
- 2023.03.28 Tuesday
- 石川臨太郎
- 22:00
- comments(0)
- -
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「どうせ投資するならば、財務面・販売先で信頼できる企業」
(有料メルマガ第397回・2016/9/6配信号)
※2016年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
ミスターマーケットのセンチメントが変わったら、自分もその流れについていくために変化することが必要なのだと感じています。それがきっと長く市場で生き延びるためには必要なことなのだと思っています。
チャールズ・ダーウィンは、その著書「種の起源」で『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一生き残るのは、変化できるものである。』といっているそうです。
アベノミクスのスタートしてからの好調な市場環境から今年は凍えるような投資環境で、多くの投資家は厳しすぎる相場に試練を受け続けています。
投資意欲も凍りついてしまっているかたも多いと感じます。しかし市場のセンチメントが変わるなら、自分の投資意欲も復活させないといけないと感じています。
世の中がどう変わったかを良く見極め、それに合わせて自分も変化する必要があります。株式投資でも投資環境の変化に自分も合わせて変わっていく必要があるとも感じます。
ただ自分が変わるためにはいままでやってこなかった武器も持たないと安心できない。私はそう考えて時間はかかるけれどバランス・シート分析を取り入れました。
4年でその企業のバランス・シートがどう変化したか。その比較してみると業績が伸びている企業の財務内容がとても良くなっていることに気が付きました。
こんなに努力して変化している企業が投げ売りされて株価が大きく下落しているのはチャンスだと考えないと、おかしいのではないか。そういう思いが強くなってきました。つまり自分の投資意欲も改善してきたのです。
最近の日本人は豊かさになれきっていまい、物を所有することに昔ほど喜びを感じなくなっているのではないかと感じるようになりました。
日本人はアベノミクスによって景気が良くなったわけでもないし、まだ不況で暮らしは良くなっていないと感じている人が多いような気がします。
しかし多くの新興国や東欧やアフリカの人々に比べたら日本はとても豊かです。本当に食べるだけ、生きるだけで精一杯という人が世界にはたくさんいます。
日本では新築のビルがどんどん建っています。私が住んでいる田舎の島根県でもビルが建ち、マンションが建ち、新しい道路が作られたり、道路が2車線に拡張されたり、高速道路が新設されたりしています。日本で県の人口が最下位を争うような田舎の島根県でもこのような状況です。やはり日本は豊かな国だと感じます。
物が少なく、貧しかった時代には、ものを買うことが喜びでした。いまアジアなどの新興国では物を買う喜びに多くの人々が浸っています。この勢いは素晴らしいものがあります。一時的にドル高で新興国経済などが下押しされても、かつての日本がそうだったようにこれらの国々の経済を押し上げことになるでしょう。
では日本はどうなのでしょうか。老人ばかりでなく若者も、そして男女の違いなく物の価値を自分で判断できる人が少なくなっているように思えます。
これは物が溢れ返る豊かな世の中で、物があるのが当たり前になれてしまい、また自分で物の良し悪しが判断できなくなっているのではないでしょうか。
どの商品に価値があるかわからない。あるいは物が多すぎて選べない、自分で考えるのが面倒で判断したくないと言い換えてもいいかもしれません。
株式投資でも同じです。企業の業績予想を信じない。円高なら輸出企業の株価が上がるわけはない。そう考えて多くの輸出企業ばかりではなく内需企業の株も投げ売りされました。
でも相場テーマになっているような事業をスタートしたと聞いただけで、イナゴのように投資家が集まって来て、ほとんど利益を上げていない企業や赤字の企業の株価を一気に上げるようなことが起こります。しかし、そして熱は直ぐ冷めて株価が大きく下がります。株価が上がることが投資家を集めることになります。しかしその集まり方が異常です。
その反面、業績を連続して伸ばしている今日の研究銘柄の萩原電気のような企業の株価は、前期比で少し減益だと発表すると、大きく下落するようなことも起こります。今日のコラムで取り上げたJCUは1年ちょっとの間に半値以下まで投げられました。
やはり他の投資家の投資行動で大きく乱高下する株価に影響されて振り回されないようにして、自分で投資したい企業のファンダメンタルズをしっかり把握したうえで、この企業は信頼できると信じられる企業に投資して、中長期で資産を形成できる投資家になりたい。私は自分を更に強い投資家に育てていきたいと考えて、努力する日々が続いています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
JUGEMテーマ:株・投資
億の近道2023/03/28
- 2023.03.28 Tuesday
- メルマガ本誌
- 21:00
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- -
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投資情報メールマガジン 2023/03/28
イ意 の 近 道
-プロが導く「億」資産への近道- 週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
===================================
-本日の目次-
(本日の担当:石川臨太郎)
◆コラム「有料メルマガライブラリから(470)」
===================================
■最新の炎チャンネルは第241回「FRB利上げと株価」です。
億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
第241回「FRB利上げと株価」 2023/3/22収録
【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so41997993
【youtube】https://youtu.be/0IXaVz1-luU
【今回登場企業】
日創プロニティ 日本テレビホールディングス アドソル日進
===================================
◆コラム「有料メルマガライブラリから(470)」
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。
=コラム「どうせ投資するならば、財務面・販売先で信頼できる企業」
(有料メルマガ第397回・2016/9/6配信号)
※2016年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
ミスターマーケットのセンチメントが変わったら、自分もその流れについて
いくために変化することが必要なのだと感じています。それがきっと長く市場
で生き延びるためには必要なことなのだと思っています。
チャールズ・ダーウィンは、その著書「種の起源」で『最も強いものが生き
残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一生き残るのは、
変化できるものである。』といっているそうです。
アベノミクスのスタートしてからの好調な市場環境から今年は凍えるような
投資環境で、多くの投資家は厳しすぎる相場に試練を受け続けています。
投資意欲も凍りついてしまっているかたも多いと感じます。しかし市場のセ
ンチメントが変わるなら、自分の投資意欲も復活させないといけないと感じて
います。
世の中がどう変わったかを良く見極め、それに合わせて自分も変化する必要
があります。株式投資でも投資環境の変化に自分も合わせて変わっていく必要
があるとも感じます。
ただ自分が変わるためにはいままでやってこなかった武器も持たないと安心
できない。私はそう考えて時間はかかるけれどバランス・シート分析を取り入
れました。
4年でその企業のバランス・シートがどう変化したか。その比較してみると
業績が伸びている企業の財務内容がとても良くなっていることに気が付きまし
た。
こんなに努力して変化している企業が投げ売りされて株価が大きく下落して
いるのはチャンスだと考えないと、おかしいのではないか。そういう思いが強
くなってきました。つまり自分の投資意欲も改善してきたのです。
最近の日本人は豊かさになれきっていまい、物を所有することに昔ほど喜び
を感じなくなっているのではないかと感じるようになりました。
日本人はアベノミクスによって景気が良くなったわけでもないし、まだ不況
で暮らしは良くなっていないと感じている人が多いような気がします。
しかし多くの新興国や東欧やアフリカの人々に比べたら日本はとても豊かで
す。本当に食べるだけ、生きるだけで精一杯という人が世界にはたくさんいま
す。
日本では新築のビルがどんどん建っています。私が住んでいる田舎の島根県
でもビルが建ち、マンションが建ち、新しい道路が作られたり、道路が2車線
に拡張されたり、高速道路が新設されたりしています。日本で県の人口が最下
位を争うような田舎の島根県でもこのような状況です。やはり日本は豊かな国
だと感じます。
物が少なく、貧しかった時代には、ものを買うことが喜びでした。いまアジ
アなどの新興国では物を買う喜びに多くの人々が浸っています。この勢いは素
晴らしいものがあります。一時的にドル高で新興国経済などが下押しされても、
かつての日本がそうだったようにこれらの国々の経済を押し上げことになるで
しょう。
では日本はどうなのでしょうか。老人ばかりでなく若者も、そして男女の違
いなく物の価値を自分で判断できる人が少なくなっているように思えます。
これは物が溢れ返る豊かな世の中で、物があるのが当たり前になれてしまい、
また自分で物の良し悪しが判断できなくなっているのではないでしょうか。
どの商品に価値があるかわからない。あるいは物が多すぎて選べない、自分
で考えるのが面倒で判断したくないと言い換えてもいいかもしれません。
株式投資でも同じです。企業の業績予想を信じない。円高なら輸出企業の株
価が上がるわけはない。そう考えて多くの輸出企業ばかりではなく内需企業の
株も投げ売りされました。
でも相場テーマになっているような事業をスタートしたと聞いただけで、イ
ナゴのように投資家が集まって来て、ほとんど利益を上げていない企業や赤字
の企業の株価を一気に上げるようなことが起こります。しかし、そして熱は直
ぐ冷めて株価が大きく下がります。株価が上がることが投資家を集めることに
なります。しかしその集まり方が異常です。
その反面、業績を連続して伸ばしている今日の研究銘柄の萩原電気のような
企業の株価は、前期比で少し減益だと発表すると、大きく下落するようなこと
も起こります。今日のコラムで取り上げたJCUは1年ちょっとの間に半値以
下まで投げられました。
やはり他の投資家の投資行動で大きく乱高下する株価に影響されて振り回さ
れないようにして、自分で投資したい企業のファンダメンタルズをしっかり把
握したうえで、この企業は信頼できると信じられる企業に投資して、中長期で
資産を形成できる投資家になりたい。私は自分を更に強い投資家に育てていき
たいと考えて、努力する日々が続いています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
■□この有料メルマガの全文が読めます!
萩原電気(7467)の詳細レポートと、コラムの構成です。
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JUGEMテーマ:株・投資
生き方としての投資家モデルの誕生
- 2023.03.24 Friday
- メルマガ本誌
- 22:00
- comments(0)
- -
米国10年債利回り3.4%台へ低下。信用不安。依然としてくすぶる展開。
米国債利回り過去10年をみれば3%台は2014年に一回、そして長期の景気拡大の終盤であった2018年。
ついでロシア侵攻の2022年-2023年現在まで。
今回はロシアによる石化資源の供給制限、ウクライナの穀物の輸出制限、コロナ蔓延による港湾労働者不足などでコストプッシュ型のインフレが生じた。
長期債利回りは一時4%をつけたが、その後、現在の水準に落ち着いた。
加えて、通常ならば衰えるはずのインフラ需要は衰え知らず。
カーボンニュートラルにより生まれる膨大なビジネスチャンスがゆえに企業の投資意欲はおそらく人類史上で最も高位にある。
世界中で軍拡が起こっている。本当に残念なことではある。
これも中露陣営と西側との2極体制の区別が明確に。
それぞれが地産地消を目指すため、半導体を中心にして最先端テクノロジーの誘致合戦が巻き起こっている。こうした旺盛な需要によるディマンドドリブンと前述の供給ボトルネックによるコストアップが共に作用した結果の長期債利回りの上昇であった。
このような背景であった。
カーボンゼロとはなにか。
それは風力、地熱、ありとあらゆる自然由来のエナジーを活用し石化エナジー利用を最終的には取り止めたいというもので、自然由来エナジーは太陽光などが中心となってはいるが、残念ながらこうしたものは出力が不安定である。
自然エネルギーの普及はこれからが本番。さらに、蓄電システムを十二分に完備しておくことが長期のトレンドとなる。
この意味で、蓄電完備のコンセプトに合致するのは電気自動車であった。
EVを蓄電池と見なすことで世界中が石化の膨大な輸入を取り止めて貿易赤字を大幅に減らすことができる。
このカーボンニュートラル・シナリオを危うくするものが、半導体の消費電力の増大そのものであった。いくら再エネを普及させても、ビットコインのマイニングのような社会的意義の低いものに半導体が大量消費されてしまうとCO2排出のネットゼロは達成できない。
むろん、CPUのアーキテクシャーの変更、MRAM導入やGAAに見られるFETゲートの改良、3D半導体や光電融合といった技術革新は生じているものの、膨大な半導体の需要はAIや自動運転など利便性や効率化のための経済成長の切り札であるから、最先端半導体技術への投資は続けざるを得ない。
そうなると、一時的・一過性と思われていた石化や内燃機関は延命していくことになる。一定期間の延命措置がなされ、その間は、石化関連事業の競争環境は緩和の一方であるし、大いなるキャッシュフローが内燃系や石化関連(プラント、苛性ソーダなど)に流れている。
たとえば特殊陶業のエンジンプラグなどはものすごい営業利益率になっている。
このキャッシュフローはだが、一時の「見せ金」であり、この「見せ金」は、石化亡きあとの業況の完全転換に先行投入されるべきものであろう。こうした「見せ金」の猶予は限定的で長くてもせいぜい15年程度であろう。
これからのせいぜい15年(の見せ金キャッシュフローの潤沢な期間)が人類にとって、インフレとの長期の戦いの局面となり、VIXも20を超える異様な期間になりうる。
3%の金利は案外、15円を長期とみるのであれば長期化するのではないか。
しかし、わたしはディスインフレが急激に起こるには10年はかからないと見ている。人工知能やロボットなどの普及が再エネ・半導体・バイオ産業を加速させ、人類の生産性の向上ペースは維持できると見るからだ。
なぜ金利が消滅したのか、なぜ銀行が社会的な存在意義をなくしているのかを知るためには、こうしたディスインフレの過去の長期のトレンドを参考にするのがよいのではないか。
変貌を遂げる社会において、グローバル企業と各国政府のベクトルは揃っている。なぜならば、「地球が危ない」というのが人類の共通認識となっているからであろう。
たとえばフォードは30億ドルの赤字をEVで今年作る。この赤字額は体力の範囲でぎりぎりのところであろう。
規模は小さいが、特殊陶業なども新規の事業が毎年およそ100億円の赤字を計上しているが、いわゆる先行投資を10年積み上げることで次世代の飯のタネにしていこうとしている。
カーボンゼロ社会を目指す動きは加速している。
われわれ投資家からみれば、先行投資をしなければ生き残れないという業界は多い。
飛行機はどうなる。電動化できるものはある。飛行船などが復活している。
ドローンは空飛ぶEVともいえるだろう。
だが、本格的なジェット機にはバイオ燃料などが使われるし、将来の水素燃料への過渡期にあるように思える。
より深刻なのは海運であろう。重油で動くという最悪の内燃機関がLNG燃料で駆動するようになり、最終的にはバイオや水素というものになるのであろう。
電車はこのままでよいが一部は水素になるであろう。
より深刻なのは石化であるが、効率的な化学合成が石化由来のものを使えなくなるとしたらどうなるのか。バイオプラントという小規模な実験室のようなミニプラントで実証しているようなものでは到底効率が合わない。
木材で代替できるところは木材でというのであるから、鉄の出番は限られる。
鉄でしかダメだという領域で頑張るしかないのだが、高炉より電炉のスクラップが好ましいとなるので、鉄の2重苦はこれから始まる。
プラスチックも同様だ。
数々の例外的な措置を経ながらも、カーボンゼロにどうやって行きつくのかは試行錯誤なのであろう。無理な移行は混乱を招いてしまう。
そうこうしているうちに、カーボンを原料とする分離精製能力が増強されていくのであろう。地球環境配慮の面からは、セメントやセラミックやガラスも好ましいとはいえない。
見通しがなかなか難しい時代ではあるが、明るい前向きな時代でもある。
肝心なことは、このカーボンゼロに参画する主役はグローバル企業だということだ。実際、グローバル企業間の競争は厳しい。
そこで中露と先進国と陣営を分けることで、過度なコンペティションにならないように緩和策を図らずもとっているとも見える。
中国のような国家がまるまる大規模な国家資金を拠出するような産業育成のやり方をされたら先進国の民間企業は太刀打ちできない。中国排除は地政学リスクというよりも民間産業保護の観点から画策されている。
日本もかつてLEDや液晶でひどい仕打ちを中国から受けたが、中国がそういう戦略をとっているうちは、各国とも自国の民営企業を防衛しようとしてしまう。
わたしからみたら、中国はグローバル規模での勝ち筋をすでに失っている。
これを先進国の民間企業の保護と見なせば、自国民は金持ち優遇と批判するかもしれない。しかし、これを中露の軍事的脅威と見なせば、自国民は大いに納得する。皮肉なことだ。
SNSの普及により、より一層、国民のマインドは容易にコントロールされるようになった。インフルエンサーという職種があるがごとく、だれもが共鳴し簡単に感化されてしまう時代。
自分の頭で考えるということができている人はどの程度いるのだろうか。
考えていても実行できない人はどの程度であろうか。
投資もインデックス中心のパッシブになってしまった。
生き方もみなと同じでなければ落ち着かないパッシブ的人間が主流だ。
このような70億人総受け身の時代には、習近平やプーチンやトランプのような輩は容易に台頭してくる。
実際には地球が危ないのであって、われわれがやるべき仕事は山のようにある。世界の人々のひとりひとりがどのようなプロジェクトにどのように参画していくのかは、ひとりひとりのグランドデザインをみなで考えなければならない。
消費者として生きるのではなく、創造者、考える提案者として能動的に生きることが求められる。
そうした前向きの生き方 ― そのひとつの有力なモデルケースが投資家モデルである。
投資家という元来の応援精神、共感精神において、意義ある企業をとことん応援するという気概が投資家には備わっている。投資は公益も私利も共に両立させてくれる。
こうした時代背景がある、とわたしは考えている。
その中でわたしたちは投資戦略を形作っていくわけである。
(NPO法人イノベーターズ・フォーラム理事 山本 潤)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
JUGEMテーマ:社会の出来事
JUGEMテーマ:株・投資
生き方としての投資家モデルの誕生
- 2023.03.24 Friday
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- 22:00
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- -
米国10年債利回り3.4%台へ低下。信用不安。依然としてくすぶる展開。
米国債利回り過去10年をみれば3%台は2014年に一回、そして長期の景気拡大の終盤であった2018年。
ついでロシア侵攻の2022年-2023年現在まで。
今回はロシアによる石化資源の供給制限、ウクライナの穀物の輸出制限、コロナ蔓延による港湾労働者不足などでコストプッシュ型のインフレが生じた。
長期債利回りは一時4%をつけたが、その後、現在の水準に落ち着いた。
加えて、通常ならば衰えるはずのインフラ需要は衰え知らず。
カーボンニュートラルにより生まれる膨大なビジネスチャンスがゆえに企業の投資意欲はおそらく人類史上で最も高位にある。
世界中で軍拡が起こっている。本当に残念なことではある。
これも中露陣営と西側との2極体制の区別が明確に。
それぞれが地産地消を目指すため、半導体を中心にして最先端テクノロジーの誘致合戦が巻き起こっている。こうした旺盛な需要によるディマンドドリブンと前述の供給ボトルネックによるコストアップが共に作用した結果の長期債利回りの上昇であった。
このような背景であった。
カーボンゼロとはなにか。
それは風力、地熱、ありとあらゆる自然由来のエナジーを活用し石化エナジー利用を最終的には取り止めたいというもので、自然由来エナジーは太陽光などが中心となってはいるが、残念ながらこうしたものは出力が不安定である。
自然エネルギーの普及はこれからが本番。さらに、蓄電システムを十二分に完備しておくことが長期のトレンドとなる。
この意味で、蓄電完備のコンセプトに合致するのは電気自動車であった。
EVを蓄電池と見なすことで世界中が石化の膨大な輸入を取り止めて貿易赤字を大幅に減らすことができる。
このカーボンニュートラル・シナリオを危うくするものが、半導体の消費電力の増大そのものであった。いくら再エネを普及させても、ビットコインのマイニングのような社会的意義の低いものに半導体が大量消費されてしまうとCO2排出のネットゼロは達成できない。
むろん、CPUのアーキテクシャーの変更、MRAM導入やGAAに見られるFETゲートの改良、3D半導体や光電融合といった技術革新は生じているものの、膨大な半導体の需要はAIや自動運転など利便性や効率化のための経済成長の切り札であるから、最先端半導体技術への投資は続けざるを得ない。
そうなると、一時的・一過性と思われていた石化や内燃機関は延命していくことになる。一定期間の延命措置がなされ、その間は、石化関連事業の競争環境は緩和の一方であるし、大いなるキャッシュフローが内燃系や石化関連(プラント、苛性ソーダなど)に流れている。
たとえば特殊陶業のエンジンプラグなどはものすごい営業利益率になっている。
このキャッシュフローはだが、一時の「見せ金」であり、この「見せ金」は、石化亡きあとの業況の完全転換に先行投入されるべきものであろう。こうした「見せ金」の猶予は限定的で長くてもせいぜい15年程度であろう。
これからのせいぜい15年(の見せ金キャッシュフローの潤沢な期間)が人類にとって、インフレとの長期の戦いの局面となり、VIXも20を超える異様な期間になりうる。
3%の金利は案外、15円を長期とみるのであれば長期化するのではないか。
しかし、わたしはディスインフレが急激に起こるには10年はかからないと見ている。人工知能やロボットなどの普及が再エネ・半導体・バイオ産業を加速させ、人類の生産性の向上ペースは維持できると見るからだ。
なぜ金利が消滅したのか、なぜ銀行が社会的な存在意義をなくしているのかを知るためには、こうしたディスインフレの過去の長期のトレンドを参考にするのがよいのではないか。
変貌を遂げる社会において、グローバル企業と各国政府のベクトルは揃っている。なぜならば、「地球が危ない」というのが人類の共通認識となっているからであろう。
たとえばフォードは30億ドルの赤字をEVで今年作る。この赤字額は体力の範囲でぎりぎりのところであろう。
規模は小さいが、特殊陶業なども新規の事業が毎年およそ100億円の赤字を計上しているが、いわゆる先行投資を10年積み上げることで次世代の飯のタネにしていこうとしている。
カーボンゼロ社会を目指す動きは加速している。
われわれ投資家からみれば、先行投資をしなければ生き残れないという業界は多い。
飛行機はどうなる。電動化できるものはある。飛行船などが復活している。
ドローンは空飛ぶEVともいえるだろう。
だが、本格的なジェット機にはバイオ燃料などが使われるし、将来の水素燃料への過渡期にあるように思える。
より深刻なのは海運であろう。重油で動くという最悪の内燃機関がLNG燃料で駆動するようになり、最終的にはバイオや水素というものになるのであろう。
電車はこのままでよいが一部は水素になるであろう。
より深刻なのは石化であるが、効率的な化学合成が石化由来のものを使えなくなるとしたらどうなるのか。バイオプラントという小規模な実験室のようなミニプラントで実証しているようなものでは到底効率が合わない。
木材で代替できるところは木材でというのであるから、鉄の出番は限られる。
鉄でしかダメだという領域で頑張るしかないのだが、高炉より電炉のスクラップが好ましいとなるので、鉄の2重苦はこれから始まる。
プラスチックも同様だ。
数々の例外的な措置を経ながらも、カーボンゼロにどうやって行きつくのかは試行錯誤なのであろう。無理な移行は混乱を招いてしまう。
そうこうしているうちに、カーボンを原料とする分離精製能力が増強されていくのであろう。地球環境配慮の面からは、セメントやセラミックやガラスも好ましいとはいえない。
見通しがなかなか難しい時代ではあるが、明るい前向きな時代でもある。
肝心なことは、このカーボンゼロに参画する主役はグローバル企業だということだ。実際、グローバル企業間の競争は厳しい。
そこで中露と先進国と陣営を分けることで、過度なコンペティションにならないように緩和策を図らずもとっているとも見える。
中国のような国家がまるまる大規模な国家資金を拠出するような産業育成のやり方をされたら先進国の民間企業は太刀打ちできない。中国排除は地政学リスクというよりも民間産業保護の観点から画策されている。
日本もかつてLEDや液晶でひどい仕打ちを中国から受けたが、中国がそういう戦略をとっているうちは、各国とも自国の民営企業を防衛しようとしてしまう。
わたしからみたら、中国はグローバル規模での勝ち筋をすでに失っている。
これを先進国の民間企業の保護と見なせば、自国民は金持ち優遇と批判するかもしれない。しかし、これを中露の軍事的脅威と見なせば、自国民は大いに納得する。皮肉なことだ。
SNSの普及により、より一層、国民のマインドは容易にコントロールされるようになった。インフルエンサーという職種があるがごとく、だれもが共鳴し簡単に感化されてしまう時代。
自分の頭で考えるということができている人はどの程度いるのだろうか。
考えていても実行できない人はどの程度であろうか。
投資もインデックス中心のパッシブになってしまった。
生き方もみなと同じでなければ落ち着かないパッシブ的人間が主流だ。
このような70億人総受け身の時代には、習近平やプーチンやトランプのような輩は容易に台頭してくる。
実際には地球が危ないのであって、われわれがやるべき仕事は山のようにある。世界の人々のひとりひとりがどのようなプロジェクトにどのように参画していくのかは、ひとりひとりのグランドデザインをみなで考えなければならない。
消費者として生きるのではなく、創造者、考える提案者として能動的に生きることが求められる。
そうした前向きの生き方 ― そのひとつの有力なモデルケースが投資家モデルである。
投資家という元来の応援精神、共感精神において、意義ある企業をとことん応援するという気概が投資家には備わっている。投資は公益も私利も共に両立させてくれる。
こうした時代背景がある、とわたしは考えている。
その中でわたしたちは投資戦略を形作っていくわけである。
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- 気迷い商状の株式相場 (03/29)
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