最近、日本の10年もの国債の金利が年0.8%超えしてきています。
1%が目前です。普通預金にお金を置いておくのは勿体無い時代になってきました。
投資をしない資金も、なるべく高い金利の場所にお金を置いておきましょう。
外国債券であれば、年5%前後の利回りが稼げる時代になっています。
金利が高い時代には、長期型の債券が運用対象として有効です。
長期間インカムが固定されますし、金利が下がった時に債券価格の上昇が期待できるからです。
もっとも、外債の場合は、金利が下がったときに円高にもなっている可能性があるので、外貨ベースで資産を見るマインドセットもする必要があります。
長期で資金を固定するのが嫌な人は、短期債、中期債、長期債をおり混ぜるラダー型投資が有効です。短期債の満期時に金利が下がっていたら、金融相場に乗じて株式投資に振り向けるチャンスがあるかもしれません。
重要なことは、「お金を寝かさない」ということです。
過去、金利が低い時代は、日本人は高金利商品に群がりました。
ビッグとかワイドとかです。投資には疎い日本人も金利には敏感でした。
ある意味リスク感覚がしっかりしているといえると思います。
手元資金を寝かさない意識が、金利が高い時代には大切になります。
子供たちの貯金箱のお金や、銀行に預けっぱなしのお年玉。ただ置いておくだけではもったいないです。
株、投資信託、そして外債など、投資対象はたくさんあるわけですから、「お金を寝かさない方法」を教えていきましょう。
高金利時代になるとお金を放置することは愚となります。
金融教育が必要な時代がどんどん進んでいます。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
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