なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「開示されている資料は利用しないともったいない」==
(有料メルマガ第86回・2010/8/17配信号)
【前略】
去年から開示されるようになった、四半期ごとの有価証券報告書の『事業の状況』の内訳の最初に出ている、『生産、受注、販売の状況』での四半期ごとの受 注額と、四半期末の受注残高の推移を調べておくと、業績発表における企業の発表(思惑:あとで業績下方修正するのがいやなので、保守的に業績予想を発表す る、など)に惑わされること無く、ある程度の精度を持って自分で業績を推定することが可能になります。
投資環境によっては、どんなに業績が良くなろうとも、株価が上昇しないで下落してしまうことも起こります。最近の決算短信発表後に自動車部品メーカーの株価が下がるのは典型的な事例だと思ってみています。
受注生産だけの企業の場合は、『生産、受注、販売の状況』の開示は、将来の業績予測に有効ですが、見込み生産の企業の場合は使えない資料です。しかし、世の中には受注生産の企業もかなりあるので、知っていて利用すべき資料だと考えます。
過去に、この受注状況を確認しておいたおかげで、その後の売上と利益の大きな落ち込みで株価が下落する前に撤退できたため、傷を負わなくて済んだことが良くありました。皆さんも、利用することをお勧めします。
ただし、決算短信発表後の四半期で、大きく受注が伸びたり減ったりする可能性も高いので、そのリスクを頭に置いておくことが大事です。とはいえ、企業の 弱気で保守的な業績予想を短絡的に信じて投資行動をとり、後で後悔するよりも、企業の将来の業績予想を自分で行ったほうが、安心して投資していられると考 えています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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