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不動産ファンド担当者との会話
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不動産ファンド担当者との会話

2014-12-04 14:07
    先週、筆者のところに某上場不動産ファンド(REIT)の担当者がいらっしゃいました。

     最近、弊社にも投資用不動産の相談が増えていますので、ちょうどプロの不動産市場がどのような状態なのか確認したところをQ&A方式でご紹介します。


    Q.本日いらっしゃったのは、やはり現在の不動産市場ではなかなか不動産が買えないということですよね?

    A.そうです。不動産は今高いので、REITとはいえ普通には買えない状況が続いています。
      小屋さんのように、個人の投資家とつながりがある方で、何か不動産の良い情報をお持ちではないかと思って来ました。



    Q.現在のREIT市場は、配当利回りも3%台に突入して、過熱気味かなと感じていますが、2007年~2008年当時の過熱感と比較してどうですか?

    .2007年当時よりは、まだ大人しいと思います。
      2007年時は、テナントの賃料もまだまだ大幅に上昇する前提で、組み立てていましたが、現在の市場は、賃貸相場は変更しない前提で利回りの低下だけが進んでいる状態なので、当時よりは過熱して無いように感じます。



    Q.先日、台湾に行ってきたところ、台湾の投資家は日本の不動産が相対的に安いということで、日本の不動産を購入している流れを感じました。
      これについてはどう思いますか?


    A.中国本土や台湾の投資家が日本の不動産を購入する流れは、確かに顕著です。
      ただし、これはやはり本土や台湾の不動産は運用利回りが1~2%なのに対して、日本ではまだ3~4%の利回りが確保できるという比較論でしかありません。
      こうした海外からの資金の流入が続けばよいですが、それが続く保証はありません。



    Q.僕は中長期的には、やはり日本の不動産は、総人口の減少もあるので厳しいのかなと思っています。
      その辺りはどう考えますか?


    A.我々は、買うのが仕事なので、もちろん買うしかないのですが。
      長期的には小屋さんのおっしゃる通りだと思います。



    Q.ということは、資産のポートフォリオは、日本の不動産中心ではなく海外も含めて分散しておいた方が良いということですよね。

    A.はい、一般の方はそうだと思います。


    Q.今は個人投資家の方は、よっぽどの掘り出し物でない限りは不動産を買う時期ではないですよね?

    A.はい、個人の方は今のマーケットは完全に売り時だと思います。


    株式会社マネーライフプランニング
    代表取締役 小屋 洋一
    http://www.mlplanning.co.jp/

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    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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