有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の2/10配信コラムの一部を今回特別に掲載いたします。
 過去の有料メルマガのコラムで取り上げた銘柄のうち、気になるものや優待の情報などをレポートしています。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。


==「3月、6月、9月、12月本決算企業の直近の決算短信を確認して、投資対象として魅力が高いと感じた銘柄など(第1回目)」==
  (有料メルマガ第316回・2015/2/10配信号)


【前略】


=1月27日配信メルマガのコラム銘柄=

〇オーエムツーネットワーク

 メルマガ配信日の1月27日の株価は976円、
 2015年2月6日の株価は1011円です。

 コラムには次のように書きました。

このメルマガの配信日である1月27日に20円の配当と、優待がある銘柄です。しかし1月の優待は自社オリジナルギフト商品を30%割引価格で販売するというものです。

1月末、7月末の株主
100株 →自社オリジナルギフト商品を30%割引価格で販売

7月末の株主
500株→ 3000円相当の自社取扱商品、またはアウトバックステーキハウス食事券
1000株→5000円相当の自社取扱商品、またはアウトバックステーキハウス食事券

 面白いもので、優待投資家のなかにはタダでもらえる商品を獲得することを重視する人も多いと思われます。
 従って過去のオーエムツーネットワークの株価のチャートを確認すると、1月にも7月にも優待権利落ち日から株価が大きく下落することが多いですが、株価は6か月後の優待権利日に向け大きく戻していくことが多いです。』
(以上で引用を終わります。)

 オーエムツーネットワークは、1月配当優待権利落ち銘柄ですが、あっという間に1月27日の配当優待最終権利日の株価を上回ってきました。配当は1月 27日しか出ません。年一回配当(=1株20円)と自社オリジナルギフト商品の30%割引券をゲットして、数日後にキャピタル・ゲインまで得られるように なりました。
 しかしオーエムツーネットワークのように優待権利落ちをものともしないでリバウンドをスタートした企業は、大きく上げることが多いです。

 2月6日の大引け直前の売り買いの指値の状況をウォッチしていましたが、終値の1011円より1円下のところに、この銘柄としては多いと感じられる買いの指値が残っていました。

 1月27日のコラムの繰り返しになりますが、かなりの確率で業績上方修正を行うと考えています。飲食店事業をTOBして、食肉小売店も年末にかけて伸び る傾向があり、第3四半期までの一株利益の実績が92.44円です。つまり第4四半期の11月から1月までの稼ぎ時に24.94円しか稼げないという計画 ですが、保守的すぎると考えています。

 前期の2014年1月期は第3四半期まで68.76円の利益で、通期一株利益は89.06円でした。今年も同じことが起きると心配している投資家もいると思います。

 しかし前期の第4四半期には、1.27億円の厚生年金基金解散による特別損失を計上したので伸びが抑えられていますが、この特別損失がなかったら、(当 然に2015年1月期はありません)純利益が607百万円から734百万円に増加して通期の一株利益は107.69円となったはずです。つまり第4四半期 (11月から1月)の稼ぎは20.3円から38.93円となったはずですから、オーエムツーネットワークは第4四半期が一番の稼ぎ時であると判断していま す。

 このことを知っている投資家は、配当優待権利落ち後の安い時に投資してくる可能性が高いと予想していましたが、その予想が当たったようです。しかしリバウンドの時期は予想よりかなり早かったです。しかしまだまだ十分に間に合うタイミングだと考えています。

 本日は、三共生興とオーエムツーネットワーク、ビーエスピー、オーハシテクニカ、マースエンジニアリングの5銘柄のうち、どの銘柄を研究銘柄にするか大いに迷いましたが、一番株価が低い三共生興を研究銘柄として選んだわけです。

 オーエムツーネットワークは、配当優待権利落ち後の株価の下落が浅ければマルカキカイやJALUXのように株価が大きく上げてしまう可能性もでてくると考えています。


〇テイ・エス テック 3月の優待銘柄です。

 メルマガ配信日の1月27日の株価は3045円、
 2015年2月6日の株価は3340です。

 コラムには次のように書きました。

『なんども割安すぎるとコラムに書いて研究銘柄候補としてきましたが、株価が少し上げると、その後すぐに上げ幅以上に大きく下げてしまうので研究銘柄にす るのを躊躇してここまで来てしまいました。しかし何故か、先週は大きく下落する輸出関連銘柄が多かったのにテイ・エス テックの株価はグングン上がりまし た。すでに売りたい投資家は売り終わっているのかもしれません。

テイ・エス テックの株価のチャートです。

テイ・エス テックの2015年3月期の第2四半期の決算短信です。

 ただし、主力販売先のホンダの業績が厳しいようなので研究銘柄として取り上げるのは第3四半期の決算短信を確認してからにしようと考えています。


(以上で引用を終わります。)

 テイ・エス テックは1月30日に2015年3月期の第3四半期の決算短信を発表しました。

テイ・エス テックの2015年3月期の第3四半期の決算短信です。

 通期一株利益の業績予想は変更しませんでしたが、いままでホンダの業績が悪いからテイ・エス テックの業績も下方修正の可能性が高いと考えている投資家 が多かったので、その反動でリバウンド力が高まったのだと考えています。すでにPERが10倍を超えてきたので、当面の間はテイ・エス テックを研究銘柄 にするのは中止しようと考えています。


〇ビーエスピー

 メルマガ配信日の1月27日の株価は1325円、
 2015年2月6日の株価は1349円です。

 ビーエスピーは、2月5日に2015年3月期の第3四半期の決算短信を発表しました。

ビーエスピーの2015年3月期の第3四半期の決算短信です。

そして同時に次の業績上方修正のIRを発表しました。

 金額的には、ほんのわずかな業績上方修正ですが、1株→2株に株式分割しても、分割後の100株で従来と同じ2000円のクオカートがもらえるので、3 月の優待配当最終権利日を目指して、株価が上昇していく可能性が高いと考えて、今後の研究銘柄候補として残そうと考えています。
 27日のコラムには次のように書きました。

ビーエスピーは事業領域を、「データ活用」「システム運用」「クラウドサービス」 「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」「BCP(ビジネス・コンティンジェンシー・プラン)」「コンサルテーション・人材育成」の6つに定 め、最新のテクノロジーを顧客のビジネス戦略、ワークスタイルの変革に活かすことができるような事業展開で成長している企業です。
 ビーエスピーは12月31日に1株を2株に分割して投資しやすくなりました。優待も分割後の100株で2000円のクオカード、500株で4000円のクオカードと有利な設定をしています。

 ビーエスピーの株式分割のIR

 投資環境の悪化で株価が下げているのはチャンスだと判断しています
。』
(以上で引用を終わります。)


 今日は多くの銘柄についてコメントを書いてきました。
来週のコラムでは『3月、6月、9月、12月本決算企業の直近の決算短信を確認して、投資対象として魅力が高いと感じた銘柄など(第2回目)』として、1 月20日より前の研究銘柄候補の中から、特に新しく開示された決算短信の内容が良かった銘柄などについてのコメントを書いていきたいと思います。

 ただ、1月20日のコラムに書いた研究銘柄候補のオーハシテクニカについては、2月6日に業績上方修正と増配を発表したので、2月9日から急速に株価が上昇してしまう可能性が大きいことを付け加えておきたいと思います。


2月6日に開示されたオーハシテクニカの業績上方修正と増配のIR

オーハシテクニカのチャートです。


 また同じく、1月20日のコラム銘柄のファルテックとTPRは、これから2015年3月期の第3四半期の決算短信の発表があります。もしテイ・エス  テックと同じように業績の減益修正が無かったら、テイ・エス テック以上の株価上昇の可能性もあると考えて、注目していることを付け加えておきたいと思い ます。

 1月20日以前のコラム銘柄にも有望な銘柄を研究銘柄候補として取り上げています。ぜひ購読者の皆さんもご自分でチェックをして、投資の参考にしていただきたいと思います。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

 本日配信の有料メルマガでは、高度な技術と多様な製品展開で業界の先駆者であり、安定した取引先を持ち、低PERかつ低PBRで、普段は保守的な業績予想ですが本決算前に上方修正を行ってまだ株価が動意ついていない株主優待企業を研究銘柄として掲載しています。
 また、コラムでは前回の続きとして、「3月、6月、9月、12月本決算企業の直近の決算短信を確認して、投資対象として魅力が高いと感じた銘柄など(第 2回目)」と題し、決算発表の内容から魅力的だと感じた過去の研究銘柄3銘柄を取り上げ、同様にコラム銘柄も6銘柄ピックアップしています。
 さらに、今後の研究銘柄候補を2銘柄取り上げています。

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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
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