この方は最初、大手商社の丸紅に入社され、その後はオリックスに転職されたりしたのですが、大手企業の人材の層の厚さはとにかく凄いとの指摘でした。優秀な人材が集まっているのが強みなので、安心して投資できると言うのです。
こうした意見がある一方、最近はベンチャー企業の上場が相次いでいて、いきなり今期の業績見通しを赤字に下方修正したgumi(3903)のような市場 を撹乱させる悪役企業が登場。既存企業でも再生型企業という触れ込みで市場から資金を調達したような企業の一部にIR体制の不備があって株価が短期急落を 見せたりしたケースも見られるなど企業体制へのリスクへの警戒感が浮上しています。
また、あれほど高まった創薬ベンチャーへの投資の潮流が鳴りを潜める一方で、エーザイなどの大手医薬品メーカーへの評価の高まりが見られます。
株式投資は人・物・金の経営の3要素を備えた企業に投資しリターンを得ることを意味しています。3要素が十分にない企業への投資はリスクが大きいことを知っておく必要があります。特に優秀な人材がいない企業には注意が必要です。
まずはその経営の担い手である経営者の資質が問われますが、上場して間もない企業の実績評価は難しいのでIPO銘柄には十分なアナリストなどからの評価がないと投資するのは危険です。
一方では上場後に株価が長期にわたって下落している場合は、そうした企業の実体価値が高いと判断されれば投資のチャンスとなる可能性もあります。
(炎)
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