日本の隣のチャイナと南朝鮮(韓国)において、極端な反日政策がとられていることは非常に残念なことです。

 しかし、他のアジア諸国だけではなく、世界中のほとんどの国が日本に対して友好的でありかつ、日本に対して憧れたり尊敬していることを考えると、この2国だけが反日政策を行わざるを得ない特殊な文化的・政治的な原因があると考えるのが妥当でしょう。

 まず、チャイナの反日政策の政治的背景はシンプルです。天安門事件(大虐殺)において自国民に銃を向け、戦車で踏みつぶしたことを欧米から激しく非難さ れた後から、突然反日政策が採用されました。つまり、欧米の自国の人権問題への批判をかわすために、日本の歴史問題を取り上げ、あたかもチャイナが被害者 であるかのように装う必要があったのです。

 最近では、ウィグルやチベットへの弾圧・虐殺、さらには日本だけでは無くアジア各国への領土侵犯問題が世界的な非難を浴びているので、反日政策を簡単に 撤回することは無いとは思います。国内の<反共産党>の動きが激化していることも、反日政策をやめることができない理由です。

 しかし、あくまで政治的実利のための反日ですから、日本が本気で反論・反撃すると思えば、すぐに妥協してきます。ここまで反日が激化したのは、歴代政権がきちんと反論・反撃をしてこなかったからにすぎません。

 米国の同盟国である日本を本気で攻撃する気はありませんし、人民解放軍が自衛隊に勝てるかどうかさえ、本当のところは自信が無いはずです。日本が「本気度」を見せれば、すぐに軟化するでしょう。

 つまり「強いものにはペコペコして、弱いもの(歯向かってこない相手)には威張り散らす嫌な相手」ということです。ただし、そのような嫌な相手ではあっても「交渉」や「駆け引き」をすることは可能といえます。

 それに対して、南朝鮮(韓国)の反日は、かなり病的です。

 そもそも、第2次世界対戦が終了するまで朝鮮(現在は南北に分断)は日本でした。いわゆる植民地などではなく、まさしく<朝鮮県>とでもいうべき日本の一部だったのです。

 ですから、南朝鮮(韓国)の反日に「近親憎悪」の臭いがするのはある意味当然かもしれません。

 日本が南朝鮮(韓国)のことをどう思っているのかはともかく、彼らにとって日本は親しい身内なのです。それなのに、日本は自分達を振り向いてくれな い・・・相手に嫌がらせをしてでも自分を振り向いて欲しい。嫌われるのはわかっているのに、相手が嫌がることをしてしまう。まさに「ストーカー心理」です が、彼らのこの「ストーカー心理」を理解することが、南朝鮮(韓国)における反日の原理を知るうえで極めて重要なことです。

 ストーカー心理というのは、一般の人々には理解しがたいと思いますが、宮部みゆきの「名もなき毒」 http://www.tbs.co.jp/namonakidoku/

という小説がTBSでドラマ化されています。
http://www.tbs.co.jp/namonakidoku/

 このドラマで、登場する原田いずみ(げんだ・いずみ)というストーカーが、小泉孝太郎演じる主人公の家族をストーキングで追い詰めていくさまを見れば、韓国の反日原理がどのように形成されてきたのかがとてもよくわかると思います。


(大原浩)


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