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特別配信:本日の有料メルマガから

2015-08-12 16:48
    いつもはバックナンバーから掲載しておりますが、本日は特別に、有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」今日配信したコラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎の最新コンテンツをお楽しみ下さい。


    ==「時価総額が1000億円を超えている自動車部品銘柄には、急に資金が入って上昇する銘柄が増えてきた。流動性も重視しながら低PER銘柄に分散投資をしておけば、少し時間がかかっても運用成績を高めることが可能だと覚悟をきめた」==
      (有料メルマガ第342回・2015/8/11配信号)


    ―5月26日の研究銘柄 日本バイリーンが1200円でTOBとなった。先週のコラムで書いた日本特殊塗料も期待通りの業績上方修正で大きく上げた。業績 が良くなることが見えている低PER銘柄に投資しておけば、時間はかかってもキャピタル・ゲインが十分に期待できると痛感した。本日のコラムでは、7月以 降の研究銘柄とコラム銘柄(=研究銘柄候補)の中から、決算短信発表後の株価の動きについて、特に印象が深いものに関してコメントを述べてみたい ―


    1.日本バイリーン

     日本バイリーンを研究銘柄として選んだ理由の一つとして次のように書きました。

    『3.日本バイリーンは、世界トップの不織布メーカーであるドイツのフロイデ
     ンベルグの持ち分法適用会社であり、円安もあることから同社による買収の
     うわさも存在すること。

     円安が進むということは、海外投資家にとって『日本の企業を従来より安く
    買収できること』から、台湾系の日本ライトン、米国系の日本オラクルやB―
    R サーティワン アイスクリームなどとともに、海外の親会社が完全子会社
    化するのではないかという噂です。マネー雑誌の『ネットマネー1月号』など
    に書かれています。

     今のところ日本バイリーンはこのような噂を否定しているようですが、日本
    バイリーンはフロイデンベルグと共同で中国本土、香港、台湾、韓国、タイな
    どに9社の海外子会社を展開しています。』


    (以上で引用を終わります)


    8月7日に発表された日本バイリーンのTOBのIR
    http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20150807/9f6206/140120150806472358.pdf

     TOB価格は1200円です。メルマガ配信日の終値は807円でした。値幅として397円のキャピタル・ゲインが取れたことになります。



    2.日本特殊塗料

     先週のコラムには日本特殊塗料に関して、次のような事を書きました。

    『日本特殊塗料

     日本特殊塗料は2015年3月期は3回も業績上方修正を繰り返し、本決算
    では3回目の業績予想を更に上振れさせました。常に業績を保守的に発表する
    企業です。

     2016年3月期の当初の一株利益予想は113.07円です。この数字で
    も7月31日の株価927円で計算するとPERは8.2倍と低PERです。

     2015年3月期の研究開発の状況を確認すると、新製品が上梓され、受注
    に成功していることが確認できます。更に2015年3月期(=前期)の第1
    四半期は消費税の増税を直撃を受けて業績が低かったので、今期は前年同期比
    増益になる可能性が高いと考えています。
     株価はジリジリとリバウンドをスタートしています。同業の中国塗料の20
    16年3月期の第1四半期の決算短信が発表されて、前年同期比増益となって
    いましたから、日本特殊塗料も期待できると考えています。

     日本特殊塗料の2015年3月期の有価証券報告書の研究開発状況から一部
    を引用します。

    『塗料関連事業
     塗料関連開発分野では、地球環境や安全性に配慮した環境対応型塗料、省エ
    ネに寄与する塗料や工程短縮を重点テーマとした製品開発に取り組みました。
    主力の防水材分野では、環境対応型ウレタン防水材として「プルーフロンエコ
    DX、エコDX NS」を、環境対応型ウレタン防水材用トップコートとして
    「プルーフロンGRトップエコ」を発売しました。特定化学物質、シックハウ
    スの原因となる13VOC、環境ホルモンや有害な鉛・クロム等を含まない環
    境に配慮した製品です。「プルーフロンエコDX、エコDX NS」について
    はJISA6021高伸長型の認証を取得しています。
     また、専用塗装機で塗装して瞬時に硬化する速硬化ウレタン防水材として、
    「NTスプレータイプS」を発売しました。JISA6021高伸長型と高強
    度型の二つの認証を取得した画期的な製品で、伸びと強度に優れた塗膜性能を
    有します。本製品も、特定化学物質、シックハウスの原因となる13VOC、
    環境ホルモンや有害な鉛・クロム等を含まない環境に配慮した製品です。速硬
    化ウレタン防水材として、塗膜強度に特化した「NTスプレータイプH」も発
    売しました。本製品については、JISA6021高強度型の認証を取得して
    おります。
     塗り床材の分野では、水硬性ウレタン塗り床材のシリーズに新たに「ユータ
    ックコンプリートG」をラインナップに加えました。従来の水硬性ウレタン塗
    り床材は、有機・無機のハイブリッド型の塗料設計により、耐熱性、耐磨耗性、
    耐薬品性に優れた特長を持っていますが、艶消し仕上げの外観でした。「ユー
    タックコンプリートG」は、従来の製品が持つ耐熱性、耐磨耗性、耐薬品性に
    優れた特長に加え、特殊ウレタン樹脂を表面に配向させることで、高光沢の外
    観を得ることができました。
     また、外壁タイルの改修用塗料として「タイルレジスト」を発売しました。
    タイルの外観を損なわないクリヤー仕上げの塗料で、防水性にすぐれ、タイル
    の剥落を予防します。下塗り、中塗り、上塗り、すべてが水性の塗料設計で環
    境に配慮した製品です。親水性の付与により、長期にわたり汚れが着きにくい
    設計になっております。
     自動車製品開発分野では、環境対応を重点テーマとして高機能、軽量、低価
    格に注力した魅力ある製品開発に取り組みました。当社グループの海外生産拠
    点における活動は、その拡大に合わせて技術支援・移転を積極的に図り、技術
    の現地化に努めました。また、国内の活動においては激化する競争に対抗する
    ために積極的な原価低減活動に取り組みました。
     基礎研究では、国内の自動車メーカーとの先行開発や共同開発を積極的に進
    め、そこで得た顧客ニーズや技術動向を当社の製品開発に活用しました。また
    複数の大学とも連携し、よりコアな技術理論の構築を図りました。
     製品開発全般では、材料特性から製品性能予測に亘り幅広く数値解析技術を
    活用し、無駄のない製品設計と適切な材料配合、生産工法の組み合わせにより
    競争力のある製品開発に努めました。その結果、車両防音システムとして一台
    の車両において複数部品受注を獲得することができました。
     制振材分野では、従来難しいとされたエンジンルームなど120度前後の高
    温部において、適正な制振性能を発揮する新規の制振材を開発し採用されまし
    た。本製品はエンジンやトランスミッションなどの用途拡大が期待されます。
     塗布型制振材では、拡大する顧客のニーズに合わせて、薄膜化・低価格化を
    ターゲットに開発を推し進め、その採用が拡大しました。
     車室内に装着される吸・遮音材分野では、多くの実績を持つ軽量防音システ
    ム「リエタ・ウルトラライト」の技術を基盤に顧客ニーズに合わせて製品のバ
    リエーションを拡充しました。
     特にフロアーカーペット部品は、カーペット表皮の軽量・低価格化の推進と
    下層のフェルト材の高嵩高性を実現させる新工法が高く評価され、複数のお客
    様より製品の受注を頂きました。本製品も今後の拡販アイテムの一つとして採
    用の拡大が見込まれます。
     新しい吸・遮音材分野では、車両床下部の外側に装着されるアンダーカバー
    部品の採用が拡大しています。当社製品の特色は、独自の材料技術と生産工法
    であり、また、数値解析技術を活用することで最適化を図り、付加価値の高い
    製品をお客様に提供することができます。本製品は今後さらなる拡大が期待さ
    れます。
     エンジンルームに装着する吸音部品では、新たに開発した軽量・高嵩高フェ
    ルト材と吸音性に優れた表皮材の組み合わせにより大幅な製品軽量化を達成し、
    受注の拡大に成功しました。
     防錆塗料関連では、海外の提携先と連携することにより、アンダーボデーコ
    ーティング材やシーラントの採用が拡大しております。また、防錆塗料の軽量
    化に向けた新しい取り組みを開始しております。』

    (以上で引用を終わります)


    日本特殊塗料の株価のチャートです
    http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=4619&ba=1&type=3month

    日本特殊塗料の2015年3月期の決算短信です。
    http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20150508/99qtll/140120150507463545.pdf

    決算短信発表予定日は8月5日です。』


    (以上で引用を終わります。)


     先週のメルマガが配信された8月4日の日本特殊塗料の終値は934円でした。日本特殊塗料は5月12日の研究銘柄でもあります。5月12日の日本特殊塗料の終値は828円でした。

     8月7日の日本特殊塗料の終値は1050円です。TOBされる日本バイリーンの値幅のほうが、いま時点では大きいです。しかし日本特殊塗料は、これからも株価が上昇する可能性を持っています。

    8月5日に発表された日本特殊塗料の業績上方修正のIRです。
    http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20150805/9f1os6/140120150804468598.pdf

     繰り返しになりますが、日本特殊塗料は2015年3月期は3回も業績上方修正を繰り返し、本決算では3回目の業績予想を更に上振れさせました。常に業績を保守的に発表する企業です。

     新しく発表された日本特殊塗料の2016年3月期の一株利益の予想額は、131.16円です。もし日本特殊塗料の株価がPER10倍まで買われたら、株価は1311円になります。日本バイリーンのTOB価格1200円を大きく超える可能性があるということです。

     また日本特殊塗料は、今年も業績上方修正が繰り返される可能性は十分になります。

     その可能性が高いと考えた理由は、日本特殊塗料の2015年3月期からの4半期ごとの一株利益を動きを確認したことにより予測しました。


     日本特殊塗料の2015年3月期の第1四半期から各四半期の利益を並べてみます。

    2015年3月期
     第1四半期 25.41円
     第2四半期 37.55円
     第3四半期 35.24円
     第4四半期 38.80円

    2016年3月期
     第1四半期 40.13円

     このように自動車部品関連の研究開発による新製品の好調な新規受注を背景として、着実に四半期ごとの利益が増加してきています。円安も進んでおり、日本特殊塗料は第1四半期と同程度の利益を第2四半期以降も確保してくる可能性が高いです。

    一株利益
     40円×4つの四半期=160円まで一株利益が増加することも十分考えられます。

    株価はどの程度になるのでしょうか。楽しみです。


    【後略】


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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    過去サンプル(コラム)
     http://okuchika.jugem.jp/?eid=4935
     http://okuchika.jugem.jp/?eid=4222
     http://okuchika.jugem.jp/?eid=4235
     http://okuchika.jugem.jp/?eid=4245
     http://okuchika.jugem.jp/?eid=4256

    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆 様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化して いる可能性があります。)

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