今週(9月24~25日)の東京株式市場は、2日間の立会いでしたが、日経平均株価は189円70銭、率にして1.04%下落しました。

 シルバーウィークの連休の間、中国の景気減速の加速、ドイツのフォルクスワーゲンの不正問題などの影響で、海外株式相場が下落したことから、24日の日 経平均株価は大幅に下落。25日は、9月末の配当の権利取りの買いなどに加え、日銀の黒田総裁が安倍首相と官邸で会談したことで、日銀の追加緩和への期待 が高まり、308円高で終わりました。


 来週は、10月1日から中国市場が国慶節の大型連休に入ります。中国市場の動きに翻弄されるリスクが薄らぎ、日経平均株価は上値を試す展開が見込まれます。

 先週書きましたように、「10月にFRBが利上げ、一方で日銀が追加緩和を実施、中国が再度の金融緩和とともに財政出動を伴う景気対策を実施する」との公算は大きいと筆者は考えております。


(水島寒月)


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