今回のメルマガでも米国出張で見てきたこと、感じたことをご紹介します。


 毎年、カンファレンスに参加をしているとその年のトレンド(流行り)があることに気づきます。


ある年は、顧客とのコミニュケーションの取り方であったり
(そういう年は運用の成績が良くない年が多い)

とある年は、流行りのスマートベータの話であったりします。


 こうした、資産運用先進国の米国でのファイナンシャルプランニングトレンドを把握するのも楽しい作業です


 今年のトレンドは何だったと思いますか?


今年のトレンドは


「ロボ・アドバイザー」


の存在です。


 米国では、最近運用ポートフォリオに関する助言を、人間ではなく機械(主にwebサイトですが)が行うことが増えています。


 例えば、Betterment,FutureAdvisor,Wealthfront等が最近出てきたメジャーな企業です。


 こうした会社では、個人の顧客のライフプランやリスク許容度などを、質問から自動的に判断してその個人に合った運用ポートフォリオを提案して、資産運用代行をしてくれます。


 これまで対面のアドバイザーの資産運用に関する報酬(Fee)は1%程度が、米国での定価ですが、このロボアドバイザーでは

Betterment 0.5%
https://www.futureadvisor.com/content/pricing/investment-management

FutureAdvisor 0.15%
https://www.betterment.com/pricing/

Wealthfront 0.25%
https://www.wealthfront.com/our-low-fees

と、対面のアドバイザーの半分以下の価格設定になっています。


 そこで、既存のアドバイザーとしては、価格に見合った付加価値を産みださなければならない状況になりつつあるというのが、今年のテーマとして扱われていました。


 ちなみに、日本でも

お金のデザイン社
http://service.money-design.com/

エイト証券
https://www.8securities.co.jp/8Now/jp/8Now.php

などが同じロボ・アドバイザーのコンセプトでサービスを提供し始めています。


日本の場合にも

大手金融機関⇒独立系のアドバイザー⇒ロボ・アドバイザー

という変化が生じるのでしょうか?


 私も、独立系のアドバイザーの一人として、顧客にどのような付加価値を与えられるのかしっかりと考えていきたいと思います。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
http://www.mlplanning.co.jp/

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