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頭の良さは生まれつきなのか?問題

知性は生まれつき決まっていて伸ばせない!……などと言われたのは昔の話で、近ごろはトレーニングで頭が良くなることがわかってきたのは有名でしょう。具体的に潮目が変わり始めたのは2008年の研究(1)が大きくて、PC上でトレーニングをした人たちは、ワーキングメモリがグンと向上したんですよ。

 

 

で、ここで使われたトレーニングってのが、皆さまご存じ「デュアルNバック課題」です。DaiGoさんが制作した「DNB-15分IQアップ脳トレゲーム-」で、ワーキングメモリを鍛えまくってる方も多いでしょう(笑)

 

 

この研究でわかったとをざっくりまとめると、

 

  1. 知性はトレーニングで伸ばせる
  2. 頭は鍛えれば鍛えるほど良くなる
  3. 訓練で獲得した知性はちゃんと応用が効く(つまり、一般的な脳トレみたいに、たんにゲームが上手くなっただけでは終わらない)

 

みたいなところです。以上の結果は複数の追試でも裏づけられていて、かなり確かな結論と言えましょう。

 

 

もちろん、ワーキングメモリと知性は別の概念ですが、この2つは一般にかなりの相関を示しているのは事実でもあります。とりあえず、頭を良くしたかったら「DNB-15分IQアップ脳トレゲーム-」で遊んでみるのはかなり良いチョイスでしょう。

 

 

ただ、一方では、どんなテクニックも「土台がしっかりしてないと意味がない!」ってのも確かだったりします。要するに、日常的に「頭を良くするような行動」を意識して取っていかないと、うまく知性は発達していかないんですよ。

 

 

このブロマガでは頭を良くするための手法なども考えていこうと思ってるんですが、小手先のテクニックを紹介する前に、まずは土台となるポイントをまとめておこうかと思います。以下の原則を押さえておかないと、どんな技術もムダになりかねないものですから。

 

 

なので、このエントリで紹介する方法には即効性はありません。あくまで過去の神経科学から出てきた「頭が良くなるライフスタイルの5原則」みたいなものです。

 

 

ちなみに、ここでいう「知性」ってのは流動的知性のことを指してます。簡単に言えば、新しい情報を取り入れて問題の解決に役立てる能力のことで、よく言う「頭の回転が速い」って状態に近いかも。