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  • 2026/07/15

    AI時代にこそ必要な「感情知性」を、あらためて学び直そう!#2「ネガティブ感情は、そもそも問題ではない」

  • 2026/07/17

    スーパーエイジャーの科学#6「糖質・たんぱく質・食物繊維の最適量は、なぜ人によって変わるのか?」

  • 2026/07/20

    スーパーエイジャーの科学#7「糖質・たんぱく質・食物繊維の最適量を探してみようぜ!」

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    AI時代にこそ必要な「感情知性」を、あらためて学び直そう!#3「思考と身体感覚に気づく」

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AIの時代に大事なのは感情知性だ!」みたいな話をよく聞くようになりました。生成AIが文章を書き、画像を作り、コードを組み、企画のたたき台まで出してくれる昨今。「これからは論理力や知識より、感情を扱う能力が大事になる!」と言われるようになったのは、当然っちゃ当然でしょう。

 

たしかに、AIが多くの作業を高速化するほど、人間には「何を大事にするのか」「相手とどんな関係を作るのか」「不安や怒りが出たときにどう判断するのか」といった仕事が残りやすくなるはず。そう考えれば、AIが進化するほど、単純な知識量や処理スピードだけでは差がつきにくくなり、感情をどう読み取ってどう意思決定に使うかが、以前より重要になるのは間違いないでしょう。

 

たとえば、あなたが「仕事で大きな方針転換を求められた」としましょう。この時に、AIに相談すれば、現状分析、選択肢の比較、実行計画の作成ぐらいまでは、かなりの精度でやってくれるでしょう。しかし、「この変化を受け入れるべきか」「自分は何に抵抗を感じているのか」「関係者にどのように伝えればいいか」といった部分は、結局のところ自分で考えなければなりません。そこでは、単なる情報処理よりも、不安や怒り、期待、迷いといった感情を把握し、判断に活かす力が必要になってくるんですよ。

 

が、ひとくちに「感情知性」と言っても、いったい何を指すのか、あまりピンと来ない人も多いでしょう。ちょっと考えると「いつもニコニコしている能力」とか、 「怒らず、落ち込まず、感情を完璧にコントロールする能力」みたいなものを想像しちゃいますが、実際にはそんな話でもないんですよね。

 

というのも、大事な仕事で失敗したり、身近な人から傷つくことを言われた場合、怒りや不安、悲しみが出るのは、ごく自然なことですからね。こういう時にむしろ大事なのは、感情をちゃんと感じたうえで、それに支配されず、使えるようになることなわけです。

 

 

 

そもそも感情知性ってなんだろうか?

では、まず前提を押さえておきましょう。感情知性(Emotional Intelligence)とは、ひとことで言えば、

 

  • 自分や他人の感情を理解し、その情報をもとに行動を選ぶ力のこと

 

みたいになります。

 

第一に、「感情を扱う」ってのは、怒らない、不安にならない、いつも前向きでいる、といった意味ではないので注意しましょう。怒りや不安、悲しみは、誰にでも起こる自然な反応なんで。

 

そのため、感情知性が高い人も、普通に腹を立てるし、落ち込むし、嫉妬もします。しかし、ここで感情知性が高い人が異なるのは、感情が生じたあとに、それをそのまま事実として受け取らず、「いま自分の中で何が起きているのか」を確認できる点にあるんですよ。

 

たとえば、仕事で厳しい指摘を受けたとき、「自分は否定された!」と感じて怒りが出たとしましょう。この時に、その怒りのまま反論したり、相手を避けたりすれば、あとで関係が悪化しちゃう可能性が大きいでしょう。

 

しかし、ここで感情知性が働くと、「自分はいま怒っている。これは、おそらく自分の努力を軽く扱われた感じがしたからだろう」と、いったん反応を言葉にできるんですよ。そのうえで、「相手の言い方には問題があったが、内容の一部は使えるかもしれない」「今日は返事を急がず、明日整理してから話そう」みたいに、冷静な行動を選べるようになるわけです。

 

では、近年の研究(R)では、具体的に感情知性がどのような能力だと考えられているかを見てみましょう。いまの心理研究では、感情知性を大きく4つの能力に分けております。

 

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「スーパーエイジャーの科学」の続きです!(#1,#2,#3,#4)

 

このシリーズでは、年をとっても脳と体が元気に動きまくる“スーパーエイジャー”の最新研究をもとに、いくつになってもピンピンした状態を保つための知見を考えております。

 

で、前回は、スーパーエイジャー研究で有名なトポル先生が提唱する『Lifestyle+(ライフスタイル・プラス)』から食事について見てみましたんで、今回はさらに細かく「超加工食品」の話をしてみましょう。

 

 

 

超加工食品を減らす方法にも個人差があるよねー

さて、ご存じのとおり、「超加工食品を減らすこと」ってのは、健康寿命を考えるうえで最も優先度の高い対策でしょう。簡単におさらいしておくと、超加工食品ってのは、糖分・油脂・塩分だけでなく、乳化剤、香料、甘味料、加工デンプンなどを使い、食べやすさや保存性を高めた食品のこと。菓子パン、スナック菓子、甘

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「スーパーエイジャーの科学」の続きです!(#1,#2,#3)

 

このシリーズでは、年をとっても脳と体が元気に動きまくる“スーパーエイジャー”の最新研究をもとに、いくつになってもピンピンした状態を保つための知見を考えております。

 

で、前回は、スーパーエイジャー研究で有名なトポル先生が提唱する『Lifestyle+(ライフスタイル・プラス)』の内容をチェックしましたんで、今回はその中でも最も重要である「食事」の話をしてみましょう。

 

 

 

同じ食事でも、私たちの反応はさまざまである

さて、ご存じのとおり、近年の健康界隈では「白米は太る!」「いや、糖質制限こそ健康に悪い!」「朝食は絶対に食べろ!」「むしろ16時間断食!」みたいな話が、延々と続いております。

 

で、こういう議論を見ていると、どれか一つが真実で、残りは全部まちがいのように思えてくるわけですが、最近のスーパーエイジャーの研究を見ていると、どうも話はそこまで単純ではなかったりします。というのも、近年の調査では、たとえ同じ食べ物を食べたとしても、血糖値の上がり方、満腹感、眠気、体重の変化は人によってかなり違うことがわかっているからです。

 

このシリーズで何度も名前が出ているトポル先生(スーパーエイジャー研究の大家)いわく、

 

これからの食事は「全員に同じ食品ピラミッドを当てはめる」ようなやり方から変わっていくだろう。

 

とのこと。これまでの栄養指導では、健康にいい食べ物と悪い食べ物を分けて、全員に同じ基準で勧めるのが普通だったのが、実際には食事への反応は個人差が大きく、AIや腸内細菌などのデータを使って、より個別化された食事法へ向かうだろう、ってことですな。つまり、これから必要になるのは、「最強の食事法」を探すことではなく、健康に役立つ共通原則を押さえたうえで、自分に合う形へカスタマイズすることなわけです。

 

では、私たちの体には、どれぐらいの個人差があるんでしょうか? たとえば、人間の体ってのは、同じ量の白米を食べたとしても、

 

  • 食後すぐ眠くなる人
  • 数時間後に強い空腹感が来る人
  • たいして変化を感じない人

 

がいたりするじゃないですか。このあたり、なかなか一筋縄ではいかないんですよね。

 

このような現象が起きる原因というと、たいていは「代謝がいい人と悪い人がいるから」みたいに片づけられがちなんですけど、実際にはもう少し細かい要素がからんでおります。食べ物が体に入ったあとってのは、

 

  1. 胃腸でどれぐらい速く消化されるか
  2. 血糖値がどれぐらい上がるか
  3. インスリンがどれぐらい出るか
  4. 筋肉や肝臓がその糖をどれぐらい受け取るか
  5. 脳が「もう十分」と判断するか
  6. 数時間後に、どれぐらい空腹になるか

 

みたいな段階がありまして、どのステップでどんな反応が起きるかによって、体の反応は変わってくるんです。このような違いが起きるのには、いろんな原因が絡んでまして、

 

  • 腸内細菌の構成
  • インスリン感受性
  • 筋肉量
  • 前日の睡眠
  • 運動量
  • 食べた時間
  • 食べる順番
  • ストレスの強さ
  • 普段の食事内容

 

みたいな要素がいろいろと混ざり合って、複雑な個人差を構成しております。もちろん、従来の栄養アドバイスが悪いとは言わんのですが、人間は食べ物への反応がかなり違うことがわかってきた以上は、将来的には「全員に同じ食事法を勧める」方式から、腸内細菌、遺伝子、生活リズム、検査値などを使って個別に食事を調整する方向へ進むはずであります。これぞ、未来のスーパーエイジャーへの道。

 

ってことで、なにがこの個人差を生み出すのかを、ざっくりチェックしてみましょうー。

 
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著者イメージ

鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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