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「カリスマは作れる【2026年版】」の続きです!(#1,#2,#3)

 

このシリーズでは、最新のカリスマ研究をもとに、「他人が『この人すごい』と感じてしまう仕組み」について見てまして、ざっくりまとめると、

 

  • 表情(マイクロ表情)
  • 身体の動き(ボディランゲージ)
  • 話し方(パラランゲージ)

 

みたいな感じでした。そこで今回は、カリスマを作り出す3つの要素から「ボディランゲージ」に焦点を当てて、こいつを上手く表現する方法をチェックしてみましょう。ボディランゲージってのは、姿勢、手の動き、視線、頭の角度、身体の向きなど、言葉以外の身体情報によって相手にメッセージを伝える技術のことっすね。

 

それでは、この「正しいボディランゲージ」を作り出す大事なポイントを見てみましょうー。

 

 

 

カリスマは「体の動かし方」でかなり作れる

「カリスマ性が欲しい!」というと、だいたいの人は「話がうまい」「声がいい」「表情が豊か」みたいな方向を想像しちゃうもの。カリスマといえば、どうしても「言葉の力」で人を動かすイメージが強いですからね。

 

ところが、ポーザー & ワグナーの2026年論文では、「身体の動かし方もかなり重要だ!」って結論を出しております。簡単におさらいすると、この研究では、セールスの場面において、非言語表現がカリスマ性の評価にどう影響するかを調べたものでして、身体動作が的確な人ほど「この人は説得力がある!」「この人についていきたい!」みたいな印象を作りやすいことを明らかにしたんですな。

 

ちなみに、同じ研究チームは2018年にもボディランゲージの実験をしていて、やはり「営業担当者の腕の動きや姿勢、ジェスチャーの使い方が、カリスマ性を高めるためにめっちゃ有効だった!」と報告しておられます。要するに、カリスマ性ってのは、かなりの部分が相手の脳に“この人は有能そうだ”と思わせる身体信号によっているんじゃないか、と。

 

まぁそれもそのはずで、私たちは相手の言葉だけを聞いているわけではなく、むしろ「この人は落ち着いているか?」「こちらに敵意はないか?」「自分の言葉を信じているか?」みたいな情報を、姿勢や手の動きからかなり読み取っているんですよ。どれだけ立派なことを言っていても、足がソワソワしていたり、目線が泳いでいたり、腕をギュッと閉じていたりすると、相手の脳は「この人、大丈夫か?」と判断してしまうので、そう考えれば、ボディランゲージの重要性は明らかでしょう。

 

では、具体的に、カリスマ性を高めるためのボディランゲージは、どう鍛えればいいのか?ってところを見てみましょうー。

 

 

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「恋人が他の異性と楽しそうに話しているだけで、急に不安になる……」

「パートナーの返信が遅いと、“もしかして冷めた?”と考えてしまう……」

 

みたいな嫉妬の感情は、恋愛においてはよくあることでしょう。嫉妬って感情はなかなかやっかいで、頭では「考えすぎだろ」とわかっていても、いったん火がつくと思考が暴走してしまうケースはよくあることです。このチャンネルにも、「嫉妬が強くて……」みたいな質問は定期的に届きますな。

 

で、この問題について、「不安な心の癒し方」で有名なロバート・L・リーヒ先生が発表した論文(R)が面白かったんで、内容をチェックしておきましょう。本論のテーマは、

 

  • 嫉妬は「感情そのもの」よりも、「その感情をどう解釈するか」で悪化するのでは?

 

という話であります。嫉妬そのものはごく普通の感情でして、恋人や配偶者との関係が大事であればあるほど、「失いたくない」という反応が出るのは自然なこと。なので、嫉妬が湧いたからといって、「自分は器が小さい」「メンタルが弱い」「愛し方が歪んでいる」と決めつける必要はございません。

 

しかし、その嫉妬に対して、

 

「こんな感情を持つ自分はダメだ」

「この不安は絶対に正しいサインだ」

「嫉妬が消えないなら、この関係は終わりだ」

 

みたいな“解釈”をくっつけてしまうと問題が激増しちゃいまして、これが大きなメンタルの問題を引き起こすんですな。

 

リーヒ先生のモデルでは、こうした感情への思い込みを「感情スキーマ」として扱っております。これは嫉妬を感じた瞬間に、脳が自動で作動させる「嫉妬のストーリー」みたいなものでして、たとえば論文で紹介されている例を挙げると、

 

ある女性は、パートナーのちょっとした振る舞いを見て、「これは浮気の前兆だ」「関係はもうダメかもしれない」といった思考が一気に暴走。それによって、一気に不安が膨らんでしまい、相手を責めたくなったり、証拠探しをしたくなったり、関係そのものを疑い始めたりし続けた。

 

といったものが典型っすね。他にもいくつか例をチェックしておくと、

 

  • 返信が少し遅れただけで、「もう自分に興味がなくなったのでは?」と考える
  • パートナーが異性の話をしただけで、「比較されているのでは?」と不安になる
  • 相手が一人の時間を欲しがっただけで、「距離を置かれた=別れの前兆だ」と解釈する

 

って感じの、解釈が暴走し続ける場面は、誰にでも身に覚えがあるんじゃないでしょうか。

 

が、ここで重要なのは、実際に浮気が起きたかどうかではありません。嫉妬が問題を引き起こすのは、

 

  • 相手の行動をどう読んだか
  • その感情をどう意味づけたか
  • その不安をどこまで真実扱いしたか

 

ってポイントに左右されるんですよね。実際のところ、上記の例を見ても、どれも「実際に起きた出来事」よりも「その出来事に対する意味づけ」のほうが問題を大きくしていることがおわかりいただけるんじゃないかと。つまり、嫉妬で苦しむ人ってのは、パートナーの行動に傷ついているというより、「自分の頭の中で作った解釈」によって二重に傷ついている可能性があるんですよ。

 

そこでリーヒ先生は、嫉妬を悪化させる典型的な思考パターンとして、12個の認知のゆがみを挙げております。これはめっちゃ良いリストになってるんで、嫉妬に苦しんでいない人でも丸暗記しておく価値があるでしょう。

 

 

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『人生の質は「細胞エネルギー」で決まる!』の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6,#7)

 

このシリーズでは、現代人の不調の原因を「細胞エネルギー」という視点から整理しております。要するに、ミトコンドリアの働きが低下すると、体内でうまくエネルギーを作れなくなり、その結果として疲労や肥満、慢性疾患といったさまざまな不調が引き起こされるわけですね。そこで前回は「ミトコンドリアと健康刺激」の話をしましたんで、今回はその続きで「“恐怖”がミトコンドリアを壊す?」って話をしてみましょう。

 

 

 

現代人は「本物の危険」より「想像上の危険」にやられている

さて、本シリーズでは、ここまで現代人の不調を「細胞エネルギー」の問題としてとらえてきまして、

 

  • 血糖値が乱れる
  • 超加工食品を食べすぎる
  • 睡眠と体内時計がズレる
  • 運動不足になる
  • 現代生活で本来の刺激が失われる

 

みたいな要素が積み重なることで、ミトコンドリアの働きが落ち、体内で「バッドエナジー」の状態が起きるんじゃないか、という話でした。ミトコンドリアは「細胞の発電所」と呼ばれる器官で、食べ物から得た栄養をATPというエネルギー通貨に変えてくれるもんで、こいつがうまく働かないと、疲れやすい、太りやすい、血糖値が乱れる、炎症が増える、脳の調子が悪くなる……みたいな問題につながるんですよ。

 

で、ここまでは「身体」の話がメインだったんですが、今回は抽象度をアップさせて、「怖がらない力」について考えてみましょう。これはアメリカのウェルネス作家であるケイシー・ミーンズの主張するポイントで、まぁこの方の主張には極端なところもあるんですけど、この「怖がらない力」については私も賛成するところなので、じっくり見てみましょう。

 

これがどのような主張なのかと言いますと、簡単にまとめると、

 

  • 食事、睡眠、運動を整えても、人生をずっと恐怖で動かしていたら、ミトコンドリアはうまく働かないのでは?

 

みたいになります。つまり、健康のラスボスは食事でも運動でもなく、「慢性的な恐怖で神経系がずっと警戒モードに入りっぱなしになっていること」かもしれないって話ですな。

 

どういうことか説明しましょう。まず大事なポイントとして、そもそも恐怖そのものは悪いものではありません。人類の進化の歴史を考えれば、恐怖はかなり優秀なアラームシステムでして、森の中でガサッと音がしたときに「まあ、たぶん気のせいでしょう」と落ち着いていた人より、「ヘビかもしれない!」「敵かも!」「逃げろ!」と反応した人のほうが生き残りやすかったのは間違いないでしょう。その点で、不安や恐怖は、もともと私たちを守るための機能として働いていたわけです。

 

ところが現代では、このシステムがだいぶバグってまして、現代人が浴びている脅威ってのは、昔のように「目の前のヘビ」ではなく、

 

  • SNSの炎上
  • 経済不安
  • 健康ニュース
  • 老後資金
  • 人間関係の空気
  • AIに仕事を奪われるかも……という問題
  • 食品添加物への不安
  • 病気の予兆っぽい身体感覚

 

みたいな、かなり抽象的で、終わりがなく、しかもスマホを開けば24時間アクセスできるような脅威だからです。これは原始時代にはなかった現象なので、人類史的にかなり異常な状態なんですよね。

 

そのため、私たちの脳は、Xで流れてくる炎上、YouTubeの不安商法、ニュースアプリの悲惨な事件、健康系インフルエンサーの「これを食べると死ぬ!」みたいな投稿を見るたび、それが自分の身に迫った危険ではないと頭ではわかっていても、身体のほうは「なんかヤバいことが起きているぞ!」と反応してしまうわけです。結果として、目の前にライオンはいないのに、脳と身体はうっすらライオンに囲まれているようなモードに切り替わってしまうわけです。

 
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著者イメージ

鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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