
アボカドオイルは何がよいのか?
「アボカドオイルはオリーブオイルより体に良いらしい!」みたいな話をよく耳にする昨今です。特に海外では健康系インフルエンサーたちが推してるとこをよく見まして、日本でもそろそろ流行るのかなー、みたいな感じっすね。
実際のところ、アボカドオイルには良いところがたくさんありまして、ざっとまとめてみると以下のようになるでしょう。
アボカドオイルのメリット1. 加熱に強い(高温調理に最適)
アボカドオイルは脂肪酸の約70%がオレイン酸(耐熱性の高い脂質)なんで、
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煙点:約250℃以上(精製品)
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酸化に比較的強い:炒め物・ステーキ・グリルなど高温調理に向いている
って特徴があるんですよ。オリーブオイルよりも煙点が高い製品が多いんで、台所で使いやすい油として評価されてるんですな(R)。
アボカドオイルのメリット2. クセが少なく、料理の邪魔をしない
アボカドオイルってのは、
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風味はマイルドでほんのりバターのような感じがある
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においをつけたくない料理に使いやすい
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ドレッシングやマヨネーズの自作にも相性が良い
って面がありまして、オリーブオイルよりも汎用性があるのが良いっすね。
アボカドオイルのメリット3. ビタミンEが豊富
アボカドオイル大さじ1あたりには、ビタミンEが2.8~4.0mgほどふくまれていて、これは1日の必要量の28〜40%ぐらい。ご存じのとおり、ビタミンEは抗酸化作用が高い物質なので、細胞の酸化ストレスを防ぐ役割が高そうであります。
アボカドオイルのメリット4. β-シトステロールを含む(コレステロール対策)
アボカドオイルには植物ステロールの一種であるβ-シトステロールが多いため、
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悪玉(LDL)コレステロールの低下をサポート
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男性の前立腺肥大症状の緩和に役立つ可能性
といった働きもささやかれております(R)。まあ、ここらへんはたいした効果でもないとは思いますんで、あくまでオマケぐらいの気持ちで。
アボカドオイルのメリット5. ルテインを含む(眼の健康)
少量ではありますが、アボカドオイルはルテイン(カロテノイド)も含んでまして、こいつは加齢黄斑変性(AMD)の予防に役立つ可能性が指摘されてたりします。まあ、これもオマケぐらいの感じですが(R)。
アボカドオイルのメリット6. 脂溶性栄養素の吸収をアップする
アボカド果肉と同様、アボカドオイルにも栄養吸収を助ける効果がありまして、
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ビタミンA・D・E・K
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βカロテン・リコピン
などの吸収率を上げる働きも持ってたりします。これもナイスですね。
アボカドオイルのメリット7. スキンケアでも使われる安全性
基本、食品を体に塗るのはNGなんですが、アボカドオイルは安全性が高いことで知られてまして、
- 皮膚のバリアを守る保湿力があがる
-
乾燥肌に使える
といった効果は認められております(R)。なにせアボカドオイルってのは低刺激でマッサージオイルにも使われるレベルなんで、ここらへんもうれしいポイントですね。もちろん、アボカドオイルでスキンケアを行いたいときは、スキンケア用の商品を買うべきですが(R)。
まあオリーブオイルには勝てなそうだが
というと、アボカドオイルは素晴らしい感じがするわけですが、「オリーブオイルより素晴らしいのか?」と言われれば、正直「さすがにそれは難しい」ってのが現状なのでご注意ください。というのも、現状での研究レベルを比べてみると、
- 研究データ量は、アボカドオイルはめっちゃ少なくて、特にヒトを対象にしたものが少ない。一方でオリーブオイルは超大量の臨床研究がある。
- アボカドオイルはポリフェノールがほぼゼロ。一方でオリーブはめっちゃ豊富(150〜400mg/kg)。
- 心臓病予防データも、アボカドオイルはほぼ無いが、オリーブオイルには豊富。
みたいな感じになっているもんですから。もちろんアボカドオイルは悪くはないんだけど、まだ研究が進んでない分野なので、どうにも判断が難しいんですよねぇ。栄養学的に見ても良質なエクストラバージン・オリーブオイルの方が強いので、まあ困ったらオリーブオイルをお使いください。
とはいえ、アボカドオイルにも良いところはありまして、
- 加熱に強い(高温調理にOK)
- クセが少なく使いやすい
- ビタミンEが多め
- 調理油としてバランスは悪くない
ってあたりは良い点じゃないかと思うわけです。つまり、炒め物なんかにはアボカドオイルを使って、サラダや仕上げなんかにはエクストラバージンオリーブオイルを使う……みたいな感じで分けるといいかもっすね。
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