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北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
「ラーマガ」THE RAMEN MAGAZINE
#061

・北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
・2015年6月10日発行(月3回)6月第1号(通刊 第62号)

【目次】

■巻頭コラム
 『「玄米麺」を食べてみた』(山本剛志)

□クロスレビュー「必食の一杯」
  カーザルカ CASA LUCA MIRANO@新横浜「ミラノとんこつラーメン」

■ラーメン実食レビュー
【北島秀一】
  ラーメンこうや@矢口渡「キャベツラーメン」

【山路力也】
  らぁめんや やしげる@経堂「塩らぁめん」
  アイバンラーメン@芦花公園「ローストガーリック麺」
  おはこ@船橋「船橋ソースラーメン」
  元祖ラーメン長浜家@赤坂「ラーメン」
  ラーメン仮面55 PAHAPAHA@薬院大通「エスニックラーメン」
  IPPUDO TAO FUKUOKA@天神「博多つけ麺」
  天然とんこつラーメン 一蘭 本社総本店@中洲川端「ラーメン」

【山本剛志】
  キング軒@芝公園「汁無し担担麺4辛+半ライス」
  ら・めん風@両国「醤油らあめん」
  にこり@湯河原「わんたんめん」
  よいち@安芸長束「ラーメン半麺」
  陽気@江波「中華そば」
  永斗麺@紙屋町「あぶら麺おっかけご飯セット」
  つばさ@海田市「中華そば」

□拉麺人インタビュー
 不死鳥カラス(浅草開化楼 製麺師)①
 『配達の仕事は、いかにラーメン屋さんに気に入られるかなんですよ』聞き手:山本剛志

■連載コラム(第13回)
 『ラーメンの憂鬱』〜ラーメンの未来形(山路力也)
 『教養としてのラーメン』〜神奈川のご当地ラーメン(山本剛志)

□告知スケジュール

■編集後記


■巻頭コラム
『「玄米麺」を食べてみた』山本剛志

 6月上旬、都内で「ソラノイロ4周年記念パーティー」が開催された。120名ほどが集まったパーティーではライブやトークショーも行われ、私も何故かトークショーに登壇したわけですが、今回のパーティーでは、6月18日に東京ラーメンストリートに開店する3号店「ソラノイロNIPPON」についてのメニュー構成が発表された。

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 また、そこで販売予定の「ビーガン担々麺」をベースに、札幌の「麺eiji」とコラボした、その日限定のラーメンも提供された。動物系の素材を使わず、すっきりしたスープにゴマダレがしっかりと絡み、挽肉状の大豆製のミートも全く違和感なく、道産小麦を使ったこの日の為の麺がマッチしていた。

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 新店のもう一つの特徴は、全メニューで「玄米麺」への変更が可能になるという事。これは、「ラーマガ59号」でレビューした期間限定メニュー「アジアンビーガンジェネレーション」でも使われているもので、島根県雲南市の生産者たちが売り込みをかけている麺。イベントではその麺をお土産にいただいたので、早速自宅で茹でてみて食べてみた。

 麺に小麦粉を使わず、つなぎにも馬鈴薯澱粉を使う事で、小麦アレルギーや大豆アレルギーにも対応している。麺には焙煎玄米を使用し、歯ごたえを感じつつもモチモチとした弾力も感じられてよかった。ラーメンやつけ麺の麺として使うだけでなく、タレをかけた「和えそば」として、和風や洋風にも楽しむことが可能。これまでにも米粉を使った麺があったが、フォーに近かった食感から、焙煎玄米を使う事で中華麺に近づいた印象を持った。

 この麺を開発するきっかけになったのが、雲南市で広がっていた耕作放棄地だという。余っている土地を有効活用させるため、無農薬で栽培された米を麺に使用。この麺が東京で話題になれば、田畑や山をよみがえらせる事ができる。そんな思いがこもった玄米麺、「ソラノイロNIPPON」開店の際にはチェックしてみてほしい。


□クロスレビュー「必食の一杯」

 一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は5月29日、新横浜ラーメン博物館にオープンした、カーザルカ CASA LUCA MIRANOの「ミラノとんこつラーメン」を山路と山本が食べて、語ります。

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カーザルカ CASA LUCA MIRANO@新横浜
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