伝統に裏打ちされた、新しさ。
ライカは新カメラ/レンズシステムのLeica Tを発表しました。
このアルミ削り出しユニボディのカメラには3.7インチの大きなタッチスクリーンが搭載され、インターフェースもカメラでは見たことのないような新鮮なものになっています。
気分も上がって最高の写真が撮れそうですが、やはりライカ、お値段は張ります。
ライカ製品はクラフツマンシップと品質にこだわる人に向けて作られていて、「ライカ」という独自のカテゴリを形成しています。昔ながらのカメラを求める人のためのカメラです。
でもLeica Tは、写真ナード垂涎のライカのMシリーズとかとは完全に別物です。1600万画素のAPS-Cセンサーと新しいTマウントを備えていて、Wi-FiにGPSも付いてます。
動画も1920 x 1080が30FPSで撮影できます。画質としては800ドル(約8万2000円)程度のLeica X1と同等と見られますが、Leica-Tは2000ドル(日本では23万7600円)します。
Leica Tには、基本的に想像する全ての機能があります。ボディはひとかたまりのアルミニウムから削り出され、持った感じはあらゆるカメラの中でもスマートフォンに似ています。特に美しく大きなタッチスクリーンのせいでそう感じるのかもしれません。
ライカは新たなタッチインターフェースも作り出し、これがよりスマートフォンっぽい雰囲気を醸しています。Leica Tは他のカメラで見慣れているメニューリストは使っておらず、代わりにアイコンベースのデザインにしています。
設定やオプションは、ドロップダウンリストのアイテムでなくアプリのように見えます。他の多くのカメラではインターフェースの奥底にいろんな機能が閉じこもっているのと比べると、シンプルにして新鮮、かつ直感的です。
発売時点では、このTシステムのレンズは2種類のみで、それぞれ18-56mm f/3.5-5.6(21万600円)と23mm f/2(24万3000円)。カメラのボディに20万円もかける人なら、レンズにも豊富さを求めると思いますが、今のところTシリーズはこれだけです。
でもライカは、今年秋のPhotokinaでLeica Tに関して新たなものを出すと予告していますよ。
Leica T、日本での発売は5月26日となっています。
/miho[ギズモード・ジャパン]
Mario Aguilar-Gizmodo US[原文]