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オタク論とか世代論とか、そっち系の話もちらほら書いてます/有料メルマガダイジェスト(4月13日)
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オタク論とか世代論とか、そっち系の話もちらほら書いてます/有料メルマガダイジェスト(4月13日)

2014-04-13 23:55
    有料メルマガ評論家・渡辺文重が購読した有料メルマガを記録していきます。現在、コンテンツとしての方向性を模索しています。

    ◆購読した有料メルマガとその感想

    やまもといちろう『人間迷路』/月4回前後+号外/756円
    http://yakan-hiko.com/kirik.html
    4月4日(金)、「メルマガ『人間迷路』配信周期変更のお知らせ【夜間飛行】」という件名のメールが届く。内容は次の通り。
    当メルマガの配信周期はこれまで「月4回+号外」とさせていただいておりましたが、2014年4月より、「月4回前後+号外」と変更させていただきます。
    1~3月まで月3回だったので、これぐらいが無理のないペースなのかなと思います。1記事単位で販売ができる「note」(https://note.mu/)の登場により、有料メルマガを止めて、「note」をメインにする人が出てきそうですね。もっとも、今までにも1記事単位での販売が可能なサービスは存在したのですが、今回はいわゆる「ネット著名人」の反応が良いため、より広く普及することを期待したいと思っています。

    ほぼ日刊惑星開発委員会(仮)/ほぼ毎日/864円
    http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd
    先月より、宇野常寛氏のブロマガを再講読しているのですが、その理由は、とあるイベントで、吉田尚記氏が宇野氏のことを高く評価していたからです。吉田尚記氏と鷲崎健氏は、私が最も信頼しているレコメンダーなのです。

    ・3月27日 切通理作×宇野常寛3万字対談「いま昭和仮面ライダーを問いなおす」
    http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar491551
    宇野氏は、いわゆる「オタク」カルチャーにも詳しく、非常に興味深い人物なのですが、どうも共感できないことが多いと感じています。その最大の原因は「年齢」だと思っています。宇野氏と私では5年ほど生年が違うのですが、そうなると、学生時代に体験した事象に対する感想が大きく異なっています。何というか、ピントがズレているようにしか思えない。若い衆の立場からすれば、おっさんの昔話はピントがズレている、ということになるのですが……。

    この記事では、宇野氏が切通理作氏と「昭和仮面ライダー」について対談をしているのですが、何の引っ掛かりもなく、スムーズに読めました。宇野氏も私も、「昭和仮面ライダー」をリアルタイムで視聴していないため、同じような感想を持っていることが理由だと考えています。

    しかし、それにしても、切通氏も宇野氏も、仮面ライダーが本当に好きなんだなぁと感心しました。私も子供時代に見ていたはずなのですが、全く、何も覚えていないですからね。

    デジタルクリエイターTehuのオトナへのメッセージ/第1・第3火曜日/540円
    http://chokumaga.com/author/128/
    Tehu氏の有料メルマガを先月から購読しているのですが、その理由も、吉田尚記氏のレコメンドがあったためです。ちなみに、この有料メルマガは4月からリニューアルを行っています。それまでのタイトルは『スーパーIT高校生Tehuのオトナへの提言』だったのですが、Tehu氏が大学に進学したことで、タイトルが変更になったようです。そのほか、3点の変更点を挙げています。
    (1)23歳以下、学生無料!
    23歳以下で、学校・教育機関のドメイン(AC.JP)のメールアドレスから登録した読者は購読料を無料にいたします。
    (2)配信日が第1・第3火曜日へと変更!
    配信日が毎月第1・第3月曜日から第1・第3火曜日へと変更になります。
    (3)Q&Aや議論を中心としたメルマガへ!
    Tehuだったらどう考える?Tehuならどうする?など、Tehuに聞きたい質問や、「提言のコーナー」で扱って欲しいトピックまで、読者と一緒に作り上げていくメルマガを目指していきます。
    このリニューアルにあたり、Tehu氏は、次のように意気込みを記しています。
    以前メルマガで、若者が年上の人達との間に自ら線を引いてしまっているのではないかという指摘をしました。

    今、若者も、年長者も、みんなお互いに線を引き合って居るような気がします。世代間の相互理解が進まない限りこの国はよくならないであろうという確信が自分の中にはあります。そこをなんとかしていくのに、このメルマガが役に立てばなと思っています。
    非常に興味深い意見ですし、頑張ってほしいと思うのですが、非常に困難なミッションではないかと思っています。

    先ほど記した通り、生年が5年違うだけで、全く価値観が共有できないのです。そう考えると、5年ごとに世代が存在すると仮定しても、15ほども存在することになります。実際、私が高校3年生の時に思っていたことは「新入生の価値観は全く分からん」でしたし、私が大学4年生の時に思ってたことは「新入生とはサークルに関すること以外、共通の話題がないなぁ~」でした。

    ちなみに、現在の私はそうした問題を解決していて、ただ、ひたすらに現在放送されている深夜アニメ、そして、現在活躍されている声優について語ることにしています。現在放送中の深夜アニメや声優について語り合える人とだけ仲良くなれればよいという割り切りです。

    私は「アニメ視聴日記」と題して、ひたすら、鑑賞したアニメのタイトルを記録していますが、これも、1つの戦略となっています。私の年代で「アニメオタク」というと、昔の作品を必要以上に持ち上げて、「最近の作品はつまらない」とか言う「老害」だと思われがちなので、そうした誤解を持たれたくないという意思表示となっています。

    もちろん、昔の作品の思い出話も嫌いではないですが、一番面白いのは、現在放送しているアニメについて、とやかく語り合うことなのです。これならば、年齢を気にせず、対等に話ができるからです。何というか、現役を続行できなくなって、「昔は良かった」しか言えなくなると、いろいろな意味で終わりだなと感じてしまいますね。

    ところで、自分が若かった時を振り返ると、自分と同年代の人間が活躍することに、焦りを感じていた気がします。例えば、16歳の時、私は凡庸な高校生でしたが、宇多田ヒカルさんは16歳の時に『First Love』を1000万枚近く売っています。この時ほど、自分が1973年生まれで良かったと思ったことはありません。もし、私が1983年生まれだったとしたら、16歳にして「敗者」の烙印(らくいん)を押された気分になったと想像できるからです。

    これは極端な例かもしれませんが、同年代の成功者を応援するということは、それなりに人間としての成熟が必要ではないかと思うのです。もちろん、アイドルやスポーツ選手のように、人生をトータルで考えれば「早熟」である必要がある職業の人ならば、それほど抵抗感なく応援できると思うのですが……。そもそも、Tehu氏が同年代から支持されているのかと、いろいろな意味で、興味深い有料メルマガだと思っています。
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    渡辺文重の有料メルマガ批評
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