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「次」は、こっちだ! ポスト脱ルサンチマンラブコメライトノベルの時代が来る。
コメ0 弱いなら弱いままで。 84ヶ月前
そういうわけで、「ライトノベルは次なる時代へ。「オタク」対「リア充」の向こう側へ。」の続きです。 「リア充」と「オタク」という対立構造をなくしたラブコメに残る問題点とは何か?ということなのですが、その前にちょっと整理しましょう。 ぼくはここ数年のラブコメライトノベルを「リア充へのルサンチマン」...
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ライトノベルは次なる時代へ。「オタク」対「リア充」の向こう側へ。
コメ2 弱いなら弱いままで。 84ヶ月前
うん、きょう(11月29日)のラジオは短いながらも面白かった。例によって「リア充」がひとつのテーマとなっているのですが、今回はいままでと扱い方が違うような気がします。 いままでは多少なりと「リア充ばくはつしろー」な気分があったけれど、今回はもう、何というか「リア充の皆さんご自愛ください」くらいの優...
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萌え日常系ラノベに「リア充主人公」が登場する日は来るか?
コメ0 弱いなら弱いままで。 96ヶ月前
平坂読『妹さえいればいい。』最新刊を読み上げました。前巻で一気にストーリーが進んだのでこの巻ではどうなるかと思っていたのですが、物語は停滞することなく先へ進み、ひとつのターニングポイントへたどり着きます。 同じ作者の前作『僕は友達が少ない』では、物語は主人公が決断を避けることによって徹底的にひ...
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作家は読者の奴隷ではないし、そうなってはいけない。
コメ0 弱いなら弱いままで。 101ヶ月前
『妹さえいればいい。』最新刊を読み終えました。 前巻はほぼギャグ一辺倒で、面白いことは面白かったのですが、お話そのものは何も進んでいない印象がありました。 しかし、この巻では劇的に物語が進行します。いやー、面白いですね。ぼくはこういうものをこそ読みたいのだと思う。 物語が進むとは、ただ状況が変...
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「友達探し系」ライトノベルをリアルに実践してみたら?
コメ0 弱いなら弱いままで。 103ヶ月前
こんな記事を読みました。 もちろん現実社会のつながりが1番大切だけれど、SNS上のお友達も当たり前になってきた世の中。 スマホやゲームに夢中になりすぎるのは問題だけれど、ゲームみたいに自分の周りにたくさんワールドがあることを知るのは、子供の生きやすさにつながる気がしている。 私自身友達がいなかった...
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日常系作品の四象限図を作りたい。
コメ0 弱いなら弱いままで。 109ヶ月前
先ほど、『よつばと!』の第13巻と『イチゴ―イチハチ!』の第2巻を購入して来ました。 どちらも待ち望んだ新刊で、もったいなくてすぐには読めない。 こういう作品の存在はそれ自体が生きる張り合いになりますね。 この2冊を同時に読めるなんて、生きていて良かったと思うもん。 『よつばと!』にしろ『イチゴ―イ...
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いまの時代ならではの青春群像劇が面白くてしかたない。
コメ0 弱いなら弱いままで。 109ヶ月前
ども。11月も終わりですねー。 今年も残すは12月のみとなるわけで、毎年のことながら早いなあと思います。 ほんと、歳取ると一年が過ぎ去るのが速く感じますね。 今年のベストとして挙げたい作品はいくつかあるのですが、気づくとどれも青春物語ばかりです。 ぼくはもともと青春ものは大好きなのだけれど、今年は...
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友達さがしの向こう側で見つけた世界。
コメ0 弱いなら弱いままで。 109ヶ月前
けれども、いま2015年後半以降になって、連続で見たものを全部思い出してみても、特にライトノベルの最前線は、男女同数のように男性キャラクターがバランスよく出てくるようになってきている感じがするんですよね。大御所である『妹さえいればいい。』とこの伏見さんの『エロマンガ先生』も、なんというか、そういう...
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平坂読『妹さえいればいい。』はリアルな人間関係を綴るライトノベル。
コメ0 弱いなら弱いままで。 109ヶ月前
きょう発売の平坂読『妹さえいればいい。』の第3巻を読み終わりました。 現在継続中のシリーズもののなかでは最も楽しみにしている作品なので、今回も手に入れるやむさぼるように読み耽ったわけですが、期待に違わず面白かった。素晴らしい。実に素晴らしい。 いろいろな意味で現代エンターテインメントの最前線を突...
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時代の最先端はどこにあるのか? 天才漫画から、非天才葛藤漫画へ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 110ヶ月前
最近、満田拓也『MAJOR2nd』を読み返しています。 いわずと知れた野球漫画のヒット作『MAJOR』の続編で、前作主人公の息子が主役を務めています。 そこまではいいのですが、興味深いのが、この息子のほうには特別に野球の才能があるようには見えないということ。 それどころか、「肩が弱い」という野球選手としては...
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一億分の一であるという素晴らしさ。
コメ1 弱いなら弱いままで。 110ヶ月前
ペトロニウスさんの最新記事を読みました。http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20151011/p2 ほとんど改行がなくてめちゃくちゃ読みづらいのですが、非常に面白い内容です。 そして、きわめつけにタイムリー。 これは必然的な偶然だと思うのだけれど、「リア充オタク」を巡る話題とストレートに繋がっています。...
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平坂読『妹さいればいい。』は動機がない時代のバイブルとなるのか。
コメ2 弱いなら弱いままで。 114ヶ月前
七月です。今年ももう半分終わってしまいましたね。 この半年、いろいろありましたが、厭なことは忘れてゼロからスタートしたいと思います。よろしくお願いします。 さて、当然、厭なこともあれば良かったこともあるわけで、上半期はたくさんの面白い作品と出逢えました。 そのなかでも個人的に高い評価を与えたい...
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萌えラブコメが「ハーレムファンタジーのタブー」を乗り越える日は来るか?
コメ4 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
ぼくの今年いちばんのオススメ作品であるところの『妹さえいればいい。』などを読んでいると、日常系ラブコメがだんだん「現実」に近づいていっているのを感じます。 不毛な対立軸を乗り越え、ルサンチマンを乗り越え――人々はついに現実を受け入れようとしているように見えるのです。 もちろん、そこで描かれる現実...
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そこに童貞マインドはあるかい? 日常系ラノベがオタクファンタジーを捨てるとき。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
いまペトロニウスさんとLINEで話していた内容がちょっと面白かったのでメモ。 平坂読『妹さえいればいい。』の話なのですが、これ凄いよね、さすがだよね、でも単純に面白いかというとどうなんだろう――という内容だったのでした。 というのも、『妹さえいればいい。』は「あまりにも成熟しすぎている」作品に思える...
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『僕は友達が少ない』、『妹さえいればいい。』の平坂読はなぜ批判されつづけるのか?
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
平坂読の最新作『妹さえいればいい。』をくり返し読み返している。 面白いなー。面白いなー。 一般文芸とはまったく異なるライトノベル特有の世界なのだけれど、ぼくとしては非常にしっくり来る。 作中では主人公がAmazonレビューを罵倒していたりもするのだが、じっさい、この小説のAmazonレビューを見ると「まあ...
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そしてぼくたちはリア充にたどり着いた。『はがない』平坂読の最新作がマジで新時代を切り開いている件。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずというけれど、しかし現実には人間は平等なんかじゃないよね――と一万円札のおっさんは言った。 そのとおりだなーと京は思う。 人間は平等なんかじゃない。 可児那由多は、あたしよりも価値がある。 平坂読といえばベストセラーシリーズ『僕は友達が少ない』(通称「は...