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電子書籍『戦場感覚』完全版刊行!
コメ2 弱いなら弱いままで。 99ヶ月前
電子書籍『戦場感覚 ポラリスの銀河ステーション』をAmazon Kindle Storeにて上梓しました。元になっているのはぼくが数年前に発表した同人誌ですが、これはいっそう完成度を高めた「完全版」ということになります。 価格は250円で、なんと11万文字以上あります。ほぼ新書一冊分ですね。はっきりいってお得なので、...
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ナルシシストの天才たちと日本一「スケベ」な男。
コメ2 弱いなら弱いままで。 99ヶ月前
まだしつこく恋愛工学のことを考えています。というか、恋愛工学に始まった思考をさらに進めている。 先日は恋愛工学とはナルシシズムの理論なのだ、というところまで書きました。ここでいうナルシシズムとは自分以外の「他者」を持たない自己完結した心理のことです。 それに対し、他人のなかに自分にコントロール...
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電子書籍『弱いなら弱いままで』を執筆しています。
コメ0 弱いなら弱いままで。 104ヶ月前
ども。暇を持て余すこと幾千日目の海燕です。 いやー、ニート飽きるわー。マジ飽きるわー。 1日にやるべきことといえばせいぜいブログを更新することくらいですから、とにかく時間が余る。余って余ってどうしようもなくなる。 そんなに暇を持て余しているなら、溜まっている本やアニメやゲームを一気に消化すればよ...
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突然死というリアリティと、それでもなお生きるという選択。
コメ0 弱いなら弱いままで。 125ヶ月前
先日のラジオは「新世界」や「戦場感覚」の話題を受けて、予想外に盛り上がったのですが、そのなかでLDさんにより「突然死」という概念が提唱されていました。 具体的な定義があるわけではないのですが、あえて定義づけるなら以下のようになるでしょうか。・ある物語の主人公ないし重要人物が、物語的な意味なく突然...
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「好きを仕事にする」ことはほんとうに理想的な生き方だろうか?
コメ0 弱いなら弱いままで。 125ヶ月前
ども。最近、日々、わりとディープな記事を書いているのでそろそろ疲れてきた海燕です。さすがに記事のストックが尽きてしまったので、あらためて作り始めるべく、この文章を書いています。 いやー、それにしても、最近、「戦場感覚」の話をいくつか続けて書いているわけですけれど、どこまで通じているのでしょうね...
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なぜひとは闘わなければならないのか。
コメ3 弱いなら弱いままで。 125ヶ月前
今年の初めあたり、ぼくは「フラワー・フォー・フレッカ」と題した記事を書いています。TONOの名作漫画『ダスク・ストーリィ』の感想記事ですね。http://ch.nicovideo.jp/cayenne3030/blomaga/ar433781 この記事についたコメントにいまさらながらに気づいたのですが、これがなかなか興味深い内容だったので、いまさら...
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この世界の理不尽さを受け入れるということ。
コメ3 弱いなら弱いままで。 125ヶ月前
ども。海燕です。なんかコツコツと更新すると決めてから書きたいことが溜まってしまって、書きまくっています。 実はこれから10日くらいの記事を既に書いて予約しちゃっているので、今後10日間は確実に毎朝7時に更新されつづけます。その後もしばらくは定時更新を続ける予定です。いつまで続くかはわかりませんが……。...
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キュウべぇはどこからやってきたのか? 「ほんとうの世界」のリアルと、「新世界の物語」。
コメ0 弱いなら弱いままで。 126ヶ月前
きょう、LDさんとペトロニウスさんのラジオを聴いていたところ、面白いことを思いついたのでまとめておく。思いついたというか、いままで整理できずにいたことが整理できた、ということなんですけれど。http://www.ustream.tv/recorded/49943304 このラジオの1時間20分のあたりから今回ふれる「新世界」の話が始まる...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第九章「カペラ――あいのうた」。(9423文字)
コメ2 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
第九駅「カペラ――あいのうた」 1.無償の愛は存在するか。 ふりそそぐ銀雨から足早に逃れ、ある店で雨やどりしていたとき、となりに座った少年のiPodから、かすれた歌が聴こえてきた。ひと昔前のラブソング。若い恋人たちの切ない別れの歌だ。 その哀しげなヴォーカルに耳を澄ましながら、ふとわたしは考えた。な...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第八章「プロキオン――遙かなる中原へ」。(9630文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
この記事から冒頭に要約なり紹介文を書いていこうかと思います。さて、一日あいだが空いてしまいましたが、『戦場感覚』の第八章をお送りします。この本は第十章あたりから本題に入るので、まだ助走段階なんですが、どうか読んでみてくださいませ。 第八駅「プロキオン――遙かなる中原へ」 1.『グイン・サーガ』解...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第七章「ポルックス――タナトスのエロス」。(7107文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
第七駅「ポルックス――タナトスのエロス」 1.ゴシック。 いつの時代も変わらない。燦々と輝く太陽を忌み、たそがれと夜を快とする人々がある。かれらは光の世界にあって異端であり、しばしば世間から後ろ指さされる。しかし、かれらにしてみれば世間や大衆といった大多数こそ最も嫌悪すべき存在にほかならない。 ...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第六章「カストル――ひとでなしとひとと」。(5246文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
第六駅「カストル――ひとでなしとひとと」 1.乙一とスタージョン。 その昔、作家シモーヌ・ド・ボーヴォワールは喝破した。ひとは女に生まれるのではない、女になるのだ、と。そこで、わたしも先人に倣っていいたい。ひとは人間に生まれるのではなく人間になるのだ、しかしときに人間になりそこねるものもいる、と...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第五章「リゲル――ハートカットガールズ」(8436文字)
コメ2 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
第五駅「リゲル――ハートカットガールズ」 1.リストカットシンドローム。 夜。 家族が寝しずまった頃、ひとりしずかにベッドから起きあがると、机の奥にしまった使い捨てメスを取り出し、そっと、肌のうえを滑らせる。既に何本もの線がはしる肌のうえに、また一本、赤い筋が出来あがる。まるで他人の肌であるよう...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第四章「ヒアデス――穴のあいたパラシュート」。(9525文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
第四駅「ヒアデス――穴のあいたパラシュート」 1.成熟する少女漫画。 わたしたちは第三駅で「少年の夢」の物語を見た。それはこの世界は戦場であるというグランド・ルールから派生した「強いものが生きのこる」という下位ルールのもとでの「戦い」を描く作品群であった。 しかし、自然、このような価値に基づく作...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第二章「ペテルギウス――レジスタンス」。(8904文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
第二駅「ベテルギウス――レジスタンス」 1.「蛇」と「システム」。 あなたは考えたことがないだろうか。「悪」はどこからやってくるのだろうか、と。ひとは生まれたとき、だれもが無垢である。ドストエフスキーのイワン・カラマーゾフがいうように、神ですら幼子に罪を見出すことはできない。 しかし、長ずるに...
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【無料記事】同人誌『戦場感覚』第一章「アルデバラン――戦場感覚」。(9704文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 140ヶ月前
ども。海燕です。 2011年に発表した同人誌『戦場感覚』の全文をこのブロマガで無料公開することにしました。第1章から第12章まで、1日1章ずつ公開していくつもりです。本文の内容は、どうしても気に入らない部分を微修正して改行を付け加えたほかは、同人誌版と変わりません。 この本は「始発駅」から「終着駅」へと...