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アメリカ精神医学会の精神疾患の診断と統計のためのマニュアル」、いわゆるDSMが「第5版」、DSMー5になったのですが、まだ日本語訳できちんとしたものがありません。そのため、せめて、全体としてどのように変化したのかだけでもつかみたかったので、森則夫、杉山登志郎、岩田泰秀編著「臨床家のためのDSM−5 虎の巻」(日本評論社)を購入しました。
DSM−5は、以前のDSM−4ーTR(改訂版)から13年ぶりの改訂となりました。1987年のDSM−3では、初めて多軸診断法が採用されました。多軸診断法というのは、「5つの異なった側面の評価を行って総合的に診断する方法」です。第1軸は精神疾患、第2軸は精神遅滞と人格障害、第3軸は身体的状況、第4軸は環境状況、第5軸は全体的な適応状況です。
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