ジャイアント馬場選手が主人公のマンガ『ジャイアント台風』(原作・梶原一騎、作画・辻なおき)には、フリッツ・フォン・エリックという身長195センチの巨体レスラーが登場する。
フリッツの必殺技はアイアン・クロー(鉄の爪)。巨大な手で相手の顔をつかみ、ビール缶を握り潰し、電話帳を引き裂く握力で、こめかみを締め付けて、ギブアップさせる。これに対抗するため、馬場は地面に掘った溝に体を横たえて、顔をジープに何度も轢かせて鍛える!
んなアホな! これを読んだのはガキの頃だが、さすがに笑ってしまった。でも、フリッツ・フォン・エリックには笑えない話がある。