損害保険ジャパンを傘下に持つSOMPOホールディングスは一月二十六日、櫻田謙悟会長兼グループCEO(67)が三月末で退任すると発表した。ビッグモーターによる保険金の不正請求を巡り、損保ジャパンが不適切な対応をした問題について、監督責任を取る。社長経験者の慣例だった特別顧問や相談役などのポストにも就任しないという。
「櫻田氏は繰り返し、自身はビッグモーター問題には関与していないと主張してきましたが、親会社としてのガバナンス欠如と見られた。最後は剛腕で知られる金融庁の栗田照久長官(60)に首を取られたようなものです」(メガバンク幹部) 
週刊文春デジタル